◎選挙特集の前に、今日の朝刊から福島県葛尾村の避難指示解除のニュース。居住制限区域での解除は初めて。
「復興庁と県、村が3月にまとめた村民の帰還意向調査では、避難指示解除後に「村に戻りたい」と回答した人は25.6%、「戻らない」は23.6%。「まだ判断がつかない」が45.0%で最多だった。」「これまでに避難指示が解除されたのは田村市都路地区、川内村東部、楢葉町全域の3か所。今後、川内村、南相馬市のそれぞれ一部に出ている避難指示が解除される。政府は県内の居住制限区域と避難指示解除準備区域を17年3月末までに解除する方針。」
◎公示の22日を前に実質的な選挙戦に入ったというのに、テレビでは相変わらず舛添都知事と芸能人ネタ。争点ボカシに争点カクシ。その手に乗らない選挙民でいきましょう。
☆「ウィンザー通信」さんの力の入ったブログを2つ。是非訪ねて読んでみてください。海の向こうからよくここまでと本当に頭が下がります。元気が出ます。いつものように、たくさんのグラフやイラストを使って解りやすい内容で小気味の良い勢いがあります。
★6月7日の「政治はわたしたちの血肉に、精神に、深く関わっている。腐敗政治の毒が回ってしまわないよう投票しよう!」(http://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/ac22e014c3359c85c390194e73448a22)
★6月8日の「これまでの約束とは異なる新しい判断」の「信を問いたい」←大ウソ!改憲が本命!3回も騙されないで!(http://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/6ab73ff987abf78a13f3f94c6aad7e72)
◎一部をコピーです:
この男の約束の裏側にいつも隠れているのは、憲法改正(改悪)。
2013年の参議院選挙では、『日本を取り戻す』なんて言って『特定秘密保護法』を、
2014年の衆議院選挙では、『景気回復』なんて言って『安保法(戦争法案)』を、
そして2016年の今回では、『アベノミクスを問う』なんて言って『憲法改正(改悪)』をするつもりです。
◎山崎雅弘氏のツィート欄からリツィート分を並べてみました:
山崎 雅弘さんがリツイート
okasimon @okasimon1 · 6月10日
激減した選挙報道時間―2014年は郵政選挙時の5分の1! そして、隠される参院選の争点―「与党が勝てば間違いなく『憲法改正』。しかし、そのことを与党は言わない」〜元NEWS23・岸井成格氏が警告 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/307774 … @iwakamiyasumiさんから
岩上安身 @iwakamiyasumi · 22時間22時間前NHK、そんなに国政選挙を報じたくないなら、「自主停波」していても構わないよ。見ないので困らないから。RT @yuakira1: NHKニュ−スウォッチ9 3日連続で参議院選挙報道なし 土・日挿むから、5日連続なし各党公約も発表され、街頭演説も始まったのに
岩上安身さんがリツイート
SEALDs @SEALDs_jpn · 39分39分前
「改憲、争点にすべき」 参院選控え各地で集会「改憲を防ぐためには野党が勝ち、与党が目指す議席3分の2ラインの確保を阻止する必要がある。市民団体が行動し、改憲を争点化していかなくてはいけない」(どうしん=北海道新聞)
◎安倍首相の参院選街頭演説は奈良からでした。
何でだろう?と思っていましたが、神頼みだったのですね。
かつては、政治が宗教と関わらないというのは本当に常識でした。自民党だって用心深く政教分離を守っていたのに、おかしくなったのは、靖国参拝を集団でおこなうようになってからですね。日本会議や神道議員連盟が関係しているのでしょう。最近は、神道は別格、あたかも国教扱いに等しいような安倍首相のふるまいです。戦前回帰の一環ですね。
山崎 雅弘 @mas__yamazaki · 8時間8時間前
・首相動静(6月10日)(時事)http://bit.ly/1UI2I8Z 「午後1時31分、同県橿原市橿原神宮森林遊苑着。街頭演説。同2時、同所発。同3分、橿原神宮着。参拝」橿原神宮は神武天皇を祀る神社。先日の伊勢神宮参拝と同様、神道政治連盟国会議員懇談会会長としての仕事ぶり。
・橿原神社は、建国神話の中で「初代天皇」とされる神武天皇を祀る神社だが、映画『日本のいちばん長い日』の冒頭で数秒間、この神社のシーンがあった。昭和天皇が同地で戦勝祈願した際、侍従武官の阿南が天皇の軍服を直す場面。画像は公式パンフより。
・この昭和天皇の戦勝祈願は、1940年6月9日に橿原神宮と伊勢神宮で行われた。この事実が物語るように、橿原神宮も戦前戦中の国家神道体制できわめて重要な位置づけがなされていた施設。ところが報道は首相動静の短い文だけ。産経も触れていない
・2016年の5月から6月にかけて、現職首相という肩書きのまま、伊勢神宮と橿原神宮を相次いで参拝した、神道政治連盟国会議員懇談会の安倍晋三会長は、そこでどんな「戦勝祈願」をしたのだろう。そして、現職首相の国家神道回帰という、政治的に重要な意味を持つ現象が、なぜスルーされるのだろう。
・本来なら大手メディアの記者が、首相の2016年5〜6月の伊勢神宮と橿原神宮の連続参拝と昭和天皇の1940年6月の橿原神宮と伊勢神宮の連続参拝の類似を指摘した上で「首相は参院選での戦勝をこれらの神社で祈願されたのですか?」「憲法上問題のある行為ではないですか?」と質問すべきだろう。
・もし現職総理大臣が「国政選挙での戦勝祈願」を、伊勢神宮や橿原神宮などの国家神道時代の「天皇とその祖先を祀る神社」で行っているなら、日本は既に「政教分離のタガが外れた国」だということになる。橿原市で行った選挙民向けの街頭演説は、橿原神宮への参拝をカモフラージュするための行動だろう。
◎安倍首相の争点カクシ、批判する日本のマスメディアは、ただ追随・援護するのか?
山崎 雅弘 @mas__yamazaki · 8時間8時間前
・安倍晋三首相が参院選に向けた全国遊説で、悲願の憲法改正への言及を避けている(毎日)http://bit.ly/1YgjleM 「賛否が割れる改憲に重点を置かず、アベノミクスによる景気回復の是非に焦点を当てたほうが有利との判断とみられる」それで毎日新聞はどんな選挙報道をするのか?
・(続き)「賛否が割れる改憲に重点を置かず、アベノミクスによる景気回復の是非に焦点を当てたほうが有利との判断とみられる」と、首相の政治的意図を分析した上で、日々その方針に沿った形で「賛否が割れる改憲に重点を置か」ない報道をするなら、大手メディアは主体的に首相の援護をすることになる
◎夫の居ぬ間こそ早寝すればいいのに、何となく解放感?から、夜更かし。お蔭でEテレの「曜変天目茶碗」の再現にかけている陶工9代目永江惣吉さんのドキュメンタリーを見ることが出来ました。曜変天目、先代の父親がやり残した仕事を、反目したまま亡くなった父の年齢に近くになるにつれその想いを理解できるように。父と子の葛藤の歴史、妻との口には出さない協働の歴史でも。科学的な分析から土の成分構成を近づけ、酸素を入れたり、思わぬ事態も引き起こす釜炊きのスリル。そして出てくる茶碗。少しずつ輝きを増す成果。苦しい道ですが、陶工とは職人とはそういうものという達観も。壮絶な生き方ですが、柔らかに生きておられるようです。「曜変〜陶工・魔性の輝きに挑む〜」でした。(左は国宝、右が今回一歩近づけた永江さんの茶碗)