初冬の京都で・・・

昨日は、夫の両親の納骨に京都の東山に出かけました。
11月に、一度、両親と一緒に実家のお墓参りもかねて、東山浄苑へ出かけましたが、今回は分骨証明など揃えないといけない証明書などを整えて、3度目の京都でした。20年ほど前に購入したお墓に初めて夫の両親のお骨をおさめるので、お頭経とかいうお経をあげてもらうことに。
ホンダの車のナビゲーションは、東山浄苑へ行くのに、地道の、それも生活道路を案内しますので、困りました。母は、父が運転していた時には、助手席に座って地図を片手に名ナビ役を務めていたせいか、変な道に入った途端に、オカシイと。確かに、おかしくって、曲がりくねった道や、京阪の踏切とJRの踏切を2度渡ったり、車で行くには本当に申し訳ないような道を通りました。
2度目は、私たち2人で、京都国立博物館琳派展の時でしたが、JRのガード下をくぐりました。3度目の今回は、もう、ナビ無視で行こうということに。やっと、昔の解りやすい道で東寺の五重塔が見えてきました。京都に入るにはこれでなくっちゃです。塔の真正面に当たるところで信号待ち、車の中から写真を。

街角に半袖Tシャツ姿の外国人カップルを見ました。
歩いたり、自転車に乗ったりしている外国人観光客の姿も京都の町にはスッカリ馴染んでいます。
これは外国人観光客目当てのお店なんでしょうか、通りの民家の着物のリサイクルショップが目立っていました。
さて、お墓は、仏壇とセットになったもので、両親が先に購入していました。父が長男で、三人娘が皆嫁いで、実家の姓は父の代で途絶えてしまいます。長女の私が、夫の姓のお墓を20年ほど前に、両親のお墓の近くに購入しました。2度目の転職時に退職金というまとまったお金は、これっきり入らないだろうと、大きな買い物を先にしておこうと思ったからです。それから、空っぽのままでしたが、今回、夫の両親のお骨を分骨してもらい、初めて仏壇の下のお墓に収めることに。北陸は浄土真宗の盛んなところで、義母も信仰心のあつい人でしたので、お経をあげてもらって、喜んでいたのではないかと二人で。
年配の優しいお坊さんでしたので、何もわからないので教えてくださいとお願いして、仏壇の前で「阿弥陀如来さまを呼んで?魂を入れる」というお経と、納骨のためのお経をあげてもらい、お香の作法を教えてもらいました。白虎というお香を入れる木製のケースを売店で買い求めました。輪島塗の本金だそうで、加賀市の両親には良かったと夫が。あとで、苑内のレストランでお昼の天ぷらそばとウドンを食べながら、二人して、神妙にお経を聞いて頭を垂れる…なんて、私たちもいい年になった証拠ねと。10月に加賀市の実家のお墓で分骨をしてもらってから、二カ月足らず、夫もやっと肩の荷が下りたようでした。

何年か前、義父の法事で加賀市に帰省した帰りに永平寺に寄ったことがありました。そこで息子たち二人のために数珠を買いました。このお正月、一人は2泊、もう一人は1泊で我が家に帰って来る予定です。
二人とも加賀の両親には本当に可愛がってもらったので、その時、この数珠を渡して、両親の納骨の事、お墓と仏壇の場所を教えておこうということに。
自分の後始末の方法は、自分で決めて、伝えておかないと、とそんなことを具体的に考える年になったのだな〜と思います。
帰りもナビ無視で元来た道を帰ることに。京都駅が見えました。雨の予報でしたが、午前中は快晴のお天気。帰る車のフロントガラスに雨粒が。この日、夕方には本降りになりました。