山崎氏のツィート欄「国体思想=個人の否定」(日本会議)(2)

◎「晴耕雨読」さんも山崎氏のツィッターを引用されていますが、戦前の国体思想や1941年の文部省の「臣民の道」について資料が掲載されていますので、ここではそれをメインに晴耕雨読さんの記事をコピーさせていただきます(引用元:http://sun.ap.teacup.com/souun/19952.html)。「晴耕雨読」さんのタイトルは後半の山崎氏のツィートの一部です

戦後の日本国憲法は「戦前の国体思想と国家神道が間違いであった証明」:山崎 雅弘氏」  (https://twitter.com/mas__yamazaki


【正論】もともと日本に存在しなかった「個人主義」の呪縛から脱出せよ 拓殖大学学事顧問・渡辺利夫https://t.co/0DE5z2WKyo

>早川タダノリ 渡辺利夫個人主義に呪縛されてかなりツライらしいから、とりあえず渡辺利夫ご本人を「個人」であることから卒業させてやったらいいんじゃね?
>早川タダノリ そもそも、昭和10年代から敗戦までの自己啓発本労務担当向け精神訓話本を読んで見給えよ。どれだけ「個人主義の弊害」が批判されていることか。どうやら日本国憲法などができる前の帝国憲法の時代から「個人主義」が横行していたそうではないかw それを戦後特有の事象と描き出すのは片腹痛し


山崎 雅弘 ‏@mas__yamazaki ·
『戦前回帰』でも紹介したが、戦前戦中の『国体の本義』や『臣民の道』で教えられた国体思想の基礎にあるのが「個人主義の否定」だった。


国民が独立した思考を持つ「個人」でなく、国という集合体の一部となることを務めとする政治思想を植え付けた。






・「皇国臣民は、国体の本義に徹することが第一の要件である。人は孤立した個人でもなければ、普遍的な世界人でもなく、(中略)国民である

人であることは、日本人であることであり、日本人であることは、皇国の道に(以下略)」


文部省『臣民の道』



(「晴耕雨読」さん、以下省略)

◎ここから、山崎氏のツィッターに戻って:

  山崎 雅弘 ‏@mas__yamazaki · 5月5日


個人主義の呪縛」「日本には存在しなかった観念」等の言葉で個人主義を否定する渡辺利夫氏は、日本会議の機関紙『日本の息吹』2015年1月号で「視聴者の会」の小川榮太觔氏と対談しているここでも「国体」という言葉が当然のように使われる。



・戦前戦中の日本を「軍国主義」と理解する戦後日本の主流的認識をいったん捨てて、当時の国体思想や国家神道の政治文化を読み解いた上で日本会議の主張や活動に光を当てれば、憲法改正谷口雅春系人脈も、すべて「戦前の国体思想と国家神道への回帰願望」という同じ方向を向いていることが明白になる。


日本会議など「戦前の国体思想と国家神道への回帰願望」を共有する人々にとって戦後の日本国憲法は「戦前の国体思想と国家神道が間違いであった証明」であり、そこへの回帰を邪魔する「封印」でもあるそれを傷つけるのは怨恨の「復讐」で、破棄できれば精神的には「敗戦」を無かったことにできる。



改憲署名 賛成派700万筆集める 氏子を動員(毎日http://bit.ly/1T0LN4i
「署名活動の現場を取材すると、地域に根づく神社と氏子組織が活発に動いていた」「神事の後、安部匡俊宮司がおもむろに憲法の話題を持ち出した。『占領軍に押しつけられた憲法を変えなくてはいけない』。宮司は総代約30人に国民の会の署名用紙を配り、『各戸を回って集めてほしい』と頭を下げたという」「全国で氏子組織が動いているのかなどについて、全国の神社を統括する宗教法人「神社本庁』(東京都)は取材に『国民の会に協力しているが、詳細は分からない』と説明」「福島・隠津島神社の別の氏子総代は言う。『地元の人が選挙に出ると地縁血縁で後援会に入らざるを得なくなる。署名集めもそれと似ている。ましてや神様からお願いされているようで、断りづらい面があったと思う』」 戦前回帰を目指す政治運動の道具として、神社が「人々の神様への信仰」を利用している。

◎最近話題の「日本会議の研究」の著者である菅野完氏の記事を「shuueiのメモ」さんで:

憲法改正の先行き左右する「日本会議」の正体
彼らの運動はつい最近始まったものではない
2016/5/5 東洋経済http://d.hatena.ne.jp/shuuei/20160506/1462480104

◎ついでに「世相を斬る あいば達也」さんの記事、「今なぜ『日本会議』がハレーション? 攻勢、焦り、分裂」(http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/6faa961e71edc3cc778d91fc262b0803
PS
◎「社会科学者の随想」さん1月6日の記事「安倍晋三伊勢神宮に参拝したという報道の意味」(http://blog.livedoor.jp/bbgmgt/archives/1049245228.html