「シン・ゴジラ」と「64年五輪で石原氏転向?」と「五輪で『国威発揚』?」

◎先週の土曜日、夫が木津川下りに折り畳み?カヤックを車に積んで出かけた日、私は、映画「シン・ゴジラ」を見ようと自転車で映画館へ。3・11以後の日本の政治を描いたという前評判の高いゴジラ映画。確かに、これは大人向けの政治映画です。東京は3・11の地震津波の後に、福島の原発事故が重なったような無残なことに。自衛隊は本来こういう時のためにあるというような・・・。子供連れのお父さんが上映間際に入ってこられましたが、退屈?だったのか、終わると、一人はぐっすり寝込んで・・・。子供向け映画じゃないって…。
ゴジラの登場場面は全体のごく一部、大部分は東京の街の凄まじい破壊場面です。9・11の際限なき再現かとばかり次々と高層ビルがビームで真っ二つに。後半は、ゴジラ自身が、コンクリート攻めにあって石棺化? 
今の日米の政治状況をなぞり乍ら新たな展開にというのはわかるんですが、大掛かりな仕掛けが、どうも楽しめなくって。また、楽しめない自分に、童心を失ったか…とそちらも気になるし…と、私にはチョット・・・でした。
巨大に進化するゴジラの3段階目が可愛すぎて…と思っていたら、内田氏のツィート欄にイラストが。浮世絵の北斎の波間にゴジラ登場、これはいい!!
あの目が可愛い(映画ではガラス玉みたいに見えるのがチョッと??)ゴジラのイラストから、実際に張り子のゴジラにしてしまう人も! こちらの方に感心してしまいました。

内田樹さんがリツイート

ヘイヘイ(自宅) ‏@hey2m · 8月22日

こういうのはいいんよ

内田樹さんがリツイート
▼ シン・しゃく ‏@EFR390 · 8月15日

蒲田君 #平和なシン・ゴジラ


▼ SOL ‏@mokeidaisukisol · 8月20日

@sis_sis @EFR390 と、いうわけでかわいいイラストの蒲田君(赤べこ仕様)を勝手に作っちゃって完成しました♪
(*^^*)

◎23日(火)のNHKスペシャル内村航平萩野公介 金メダルの舞台裏」の内村さんは、圧巻でした。才能と努力の行き着く果てに到達する境地というのはこういうことか…と思いました。オリンピックとはこういうアスリート個人が集うスポーツの祭典ですね。

ところで、リオ五輪の閉会式で安倍首相登場!? スポーツと政治? 「五輪憲章にはこうあります。『オリンピック・エリアにおいては、いかなる種類のデモンストレーションも、いかなる種類の政治的、宗教的もしくは人種的な宣伝活動は認められない』」と内田氏のツィート。
(➡相変わらず辛辣な日刊ゲンダイと↓この記事を紹介したツィート)

KK ‎@Trapelus

へそが茶を沸かす安倍首相任期延長論 2020年までやる気なのか 景気は上向かず、改憲の野望も頓挫し、TPPも批准できず、待ち構えているアベノミクスの逆噴射に口先首相はどう対応? コスプレで浮かれている場合か(日刊ゲンダイ

2016年8月23日 16:21

内田樹さんがリツイート

Hyo Yoshikawa ‏@HyoYoshikawa · 23時間23時間前

マリオになって出てくるのが安倍総理ではなく往年のスポーツ選手だったら印象は全く違ったはずBBC始め世界が驚いているのはこの臆面のなさ。権力と文化の間に矜持がないのがこの国だハリウッドがオバマに役割を与えオバマが引き受けたりするだろうか両者の拮抗の概念すらない。一事が万事。

◎リテラの記事:「日本の恥! リオ五輪閉会式で安倍首相がアスリートをさしおいて政治宣伝…背後に官邸と組織委のグロテスクな思惑」(http://lite-ra.com/2016/08/post-2515.html

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辻田 真佐憲 ‏@reichsneet · 15時間15時間前

リオ五輪閉幕を受けて寄稿。1964年の東京五輪。冷淡だった文化人たちが、いかに「転向」したかというテーマです。 /「オリンピックの熱狂と「転向」する文学者たち 2020年われわれは冷静でいられるか」 ジセダイ総研 #ジセダイ http://ji-sedai.jp/series/research/063.html

石原慎太郎民族意識にめざめる



 ところが、石原はすぐに変化を起こす。思っていたより日本人選手が活躍しない。他国の国旗ばかり見せられ、他国の国歌ばかり聴かされる。それに石原は苛立ちはじめるのだ


 同月16日の「読売新聞」に石原はこう書く。「どたん場にくれば平素の実力以上のものを出してしまう外国選手と、実力までも出し切れずに敗れ去る日本選手。われわれに欠けているものはなになのか」


 これに対し、石原はややためらいがちにこう答えを出す。

「解説者は、彼らが胸の内にしまい、その背に無形に背負っているものの違い、国家民族への意識だと説いていたが、あるいはそうなのかもしれない」


 つまり石原は、日本の選手が弱いのは、国家や民族に対する意識が弱いからだというのである。そしてそこから石原の筆は、現代の政治問題に及ぶ。


この[戦後]復興にそって、日本という国家に対し、国民に戦前戦中とは違ってさらに新しい共同体への意識をいだかしめる、新しい国家の理念を自家発酵さすべく努力すべきだったのは政治である。政治、政治家はこの責めを怠った


文学者たちの「転向」は他人ごとではない


 こう考えると、文学者たちの「転向」は他人ごとではない。2020年には東京で再びオリンピックが開かれる。目の前で「感動的」なできごとが起こるとき、われわれは果たして冷静でいられるだろうか。


 つい先日閉幕したリオ五輪にしてもそうだ。リオ五輪ははじめこそ盛り上がりに欠いた。ただ、日本人が次々にメダルを獲得することで空気は変化していった。そして閉幕式で公開された2020年東京大会の「ショー」で、その好意的なムードは頂点に達した。


「ショー」には、スポーツ選手だけではなく、キャプテン翼パックマンドラえもんハローキティといった日本の人気キャラクターまで登場し、安倍晋三首相がスーパーマリオに扮するシーンまである。


「マンガ・アニメ・ゲームに政治を持ち込んだ」といえなくもない事例だが、現在のところ、それほどの批判はでていないようである。むしろスポーツに冷淡なひとびとにも評価され、成果は上々だったとさえいえる。人気キャラクターの動員は、みごとに成功したのだ。
(★全文はコチラで: http://ji-sedai.jp/series/research/063.html

フジヤマガイチ ‏@gaitifujiyama · 12時間12時間前


フジヤマガイチさんがnhk_kaisetsuをリツイートしました

五輪のメリットとして、ここでも堂々と国威発揚と書いている。刈屋富士雄は解説委員らしいが、まず自分で五輪憲章を読み直せよ。話はそれからだ。こんなのが解説委員とか言ってて、NHKはホントに大丈夫なのかいな

8月22日放送の時論公論リオ五輪から東京2020へ」(刈屋富士雄解説委員)の解説記事をアップしました。http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/251068.html … #nhk_kaisetsu

(↑5つのメリットの写真は時事公論ではなくて、NHKの朝の番組のものです)

NHK刈谷氏の解説は「東京は、オリンピックを招致する際、大震災からの復興した姿と平和、そして人類の未来を見せると約束しましたオリンピックを開催することの意味を国内外に発信し、オリンピックの未来の形を示せるか。東京は、東京の未来と同時に、オリンピックの未来という大きな荷物を背負いました。」という言葉で結ばれています。
刈谷氏自ら「国威発揚」こそ五輪のメリットと解説したわけではなく、リオから東京の課題を考えるうえで、じゃ、「開催国のメリットは何か?」で、「1984年商業主義を導入したロサンゼルス大会以降言われてきた主なメリットは次の5点です」と紹介したトップが「国威発揚」でした。リオの場合はこの「開催国のメリット」すらどれも当てはまらない、だからオリンピックは「曲がり角」だと指摘しています。刈谷氏自身はオリンピック開催の目的は「オリンピック精神の普及」ですとも。

ところで「時事公論」の指摘に反して、森さん、小池都知事、安倍首相の考える東京五輪は、20年以上も前の《開催国の5つのメリット》を目指しているようですね。国税をつぎ込むからには…という思いもあるのでしょうが、政治家のトップが率先して売り込んでアピールしてというのは、日本の安倍首相が突出していますね。招致の時のあの「アンダーコントロール」演説から始まっていますから。政治利用(と誤解?されるようなこと)は避けて遠慮するのが常識ですが…安倍政権はメディアは徹底利用して、あわよくばコントロール下に、ですから・・・。

内田樹さんがリツイート
yuuki ‏@yuukim · 13時間13時間前

知ってた。 / オリンピック最大の敗者は開催都市|ニューズウィーク日本版 http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/08/post-5696.php
<オリンピック開催都市には新たな投資や観光客がやってきて、長期的に経済を活性化するというのは、IOCの宣伝文句であって事実ではない。現実はむしろその逆だ>

(真夏の太陽にサンルームにある2つのランプシェードが透けています。ラクダの胃袋と聞いていましたが、本当かどうか。)