我が家の植木の散髪は、植木屋さんのNさんが、柿の実の生り具合を見て(何かのついでに車で前を通って)電話がかかってくることになっています。
先週末、そのNさんから電話があり、土曜は雨なので、日、月の2日行きますとのこと。
あわてて、庭の整理?をしました。残り花を全部切って、目立った草や枯草を袋詰めに。母も庭に出ていましたので同じ心づもりのようです。
そして日曜日、夫に8時前には車庫から車を出してもらって準備です。コーヒータイムに母を呼んだころにはもうだいぶ仕事も進んでいる様子。
終わって庭に出てみると、我が家の方はほとんど済んでいました。空き家だった南に向けて伸びていた枝はバッサリ切り落としてありました。残るはジューンベリーの木。どうしたいのか?と聞かれて、西日除けの役目があるので・・・と。実がなるの?と聞かれたので、6月に小さくて赤い実がたくさんなるんだけど、最近は木が伸びて手の届くところになるのは少ないので取れないと。実がなるのなら、と背が高くならないように大きな太い枝を三本ほど間引くことに。スッキリしました。あと、つるバラの残す枝と切り取る枝を教えてもらったり、種から芽生えた椿の木を、このまま置いておくとシャクナゲの陰になるので、切ってもらったり。
午後になって、チャイムが鳴って呼び出しです。いよいよ柿の実とりです。
柿の木は両親の家の西側、車庫の際にあって、隣の畑に枝が伸びていくので、隣に家が建てば切り倒さないとというのは母の口癖です。
今年は生り年ではないらしく、実の数は少ないのですが大粒です。いつもの年と比べると、枝から切り取る作業はあっという間に終わり、4つか5つの紙袋に入れました。
赤く色づいたのは食べられますが、淡い柿色の実は皮をむいて干し柿にします。写真のゴマ吹きの黒っぽい柿は食べられるかも。
10個あればそのうち1個がすぐ食べられるか…という割合。もらっても皮むきの手がかかりますので、誰でも喜んでというわけにはいかず、今年は、ご近所のKさんと、自転車で届けに行ったHさんにもらっていただきました。どちらもご主人ともども独特のこの柿の味がお気に入りです。母は、今年はもう剥くのはいいからと言うので、すぐ食べられる赤い実を少し置いてきました。
30分も座って皮むきをすると、もう終わってしまいました。粒が大きくて少なかったのですね。
これが乾燥して大きさも半分以下に縮んで赤黒い色になると何とも言えない濃い甘さの干し柿になります。
今すぐ食べられる柿はサラダにします。レタスが高いので、能勢のお届け野菜に入っていた生で食べる葉物と合わせてみようと思っています。
2日目の今日は、両親の方の松と檜(ヒノキ)と槙(マキ)と我が家の北側。午後からは少し手伝いに入りました。刈り落とした葉を大きな袋に詰めながらNさんの実家の大和茶の話を聞かせていただきました。茶の原木を育ててお茶を卸しておられるとか。昔は宇治へ出していたので宇治茶だったけど、今は農協が集めて大和茶としてだしているとか。奈良なんですね。
機械化に対応できるのは九州の新しい茶どころで、西の宇治とか静岡茶は、割が合わないので高級志向の人向け。手がかかる分、味は全く違うとのこと。植えつけの時から機械に対応できていないお茶畑は、二代目までは何とかできても、三代目からは廃業する人たちが出て、茶の原木が放棄されている山があちこちにあるんだそうです。お米と一緒で日本の農家の問題ですね。
午後から俳句に出かけた母。3時過ぎに父を呼んでコーヒーを淹れ、植木屋さんにもお茶出し。これで、スッキリして今年も終われそうです。
刈り取られたヒノキの葉をパソコンの上にのせて柿の実を乗せてみました。