今年の終わりに

いよいよ2016年、申年も終わりです。還暦の次の申年の一年が終わります。
今年は、父が100歳を迎える直前に圧迫骨折になり、家族一同ひやっとしました。
でも、その後少し持ち直し、叔父さん、叔母さん、それぞれの息子たち、父にとっての孫、ひ孫と三人娘(私たち三姉妹)夫婦と一緒に100歳を祝うことができたことが最大の喜びでした。
その後、9月からは週一回のリハビリにも通い、我が家でのお茶の時間は午後だけになりましたが、父のリクエストでコーヒーにしたり、紅茶にしたり。クッキーやお菓子類もおいしくいただき、頃合いを見計らって、じゃ、と杖をついての帰り際、大きな声で、”ありがとう、おおきに”と言ってくれるのがとても嬉しい。 父の100歳の毎日に接していると、大きな古時計の歌を思い浮かべます。


百年 休まずに チク タク チク タク
動かなくなるまで チクタク チクタク おじいさんの時計



政治はますます厳しさを増すようです。安倍政権のこの一年を見て思い浮かんだ言葉があります。
高校生の時の漢文の授業で唯一思い出せる言葉がこれ、「巧言令色少なし仁 」
日本語がこんなにも空虚に響く言葉を次から次へと…反面教師のお手本です。

子曰、巧言令色、鮮矣仁。


書き下し文:子曰く、巧言令色、鮮(すく)なし仁。

現代語訳:先生(孔子)はおっしゃいました。「人に気に入られるように、口先でうまいことだけ言って中身が伴わない人間には、思いやりの心がないものです。」と。


巧言令色

この句は、巧言令色という四字熟語のもとになったものです。巧言令色とは、口先でうまいことを言って人に媚びへつらう様を意味します。

『巧言令色、鮮(すく)なし仁。』とは、巧言令色では「仁」(思いやりの心)が足りない、ということですね。(マナペディアから)



今年もくどくて長くて読みづらいブログを訪ねてくださった皆さん、
本当にありがとうございます。
皆さん、良いお年をお迎えください。
来る年がよい年でありますように・・・
来年もよろしくお願いします。