◎稲田防衛大臣と教育勅語について入る前に,沖縄と共謀罪について2つのツィートを:
内田樹さんがリツイート
香山リカ @rkayama 7時間
よかった。あとふたり、反基地運動の山城さん、反差別運動の高橋さん、沖縄と東京、ふたりのシンボル的存在が長期にわたり勾留され続けてます。主要な取り調べも終わり、証拠隠滅や逃亡のおそれもない人たちを何のために勾留し続けているのか?国際的にも疑問の声が上がってます。一刻も早い釈放を!sunちゃん@人質司法を許すな!
@gabugabu03
稲葉さん釈放「ほっとしている」 3カ月以上勾留続く - 琉球新報(http://ryukyushimpo.jp/news/entry-457253.html)
(写真:釈放された喜びや長期間の勾留の厳しさなどを語る稲葉博さん=8日午後、那覇市樋川の瑞慶山総合法律事務所)
◎テロ等準備罪の法律にテロの文言なし、『だって、テロ目的じゃないんだもん』が本音?<「平成の治安維持法を作った総理と言われたくない」(小泉元首相)>
内田樹さんがリツイート
インドア派キャンパー @I_hate_camp 5時間
参院予算委。福島みずほ「テロ等準備罪という呼称は誰が言い出したのか」
金田「内部でいつのまにかそうなっていた。誰が付けたかは不明」
福島「そんなバカな話ないですよ。政府提案法で。法務省は知らないと言っている。誰なんですか」「法務省はこの法案がテロ対策ではない事を知っていた」
★★それでは、稲田大臣と教育勅語について。
10年ほど前の2006年、稲田朋美氏は塚本幼稚園に関して顧問弁護士並みの働き?をなさっています。このことがあって「顧問弁護士」の件は本当かもしれないと思ってブログでも取り上げました。実際は、「顧問弁護士は夫の方だった」と同じ方が訂正しています。(この人物は「保守の会」会長の松山昭彦氏で稲田朋美氏は「保守の会」の顧問。2年前の15年3月のfacebookに稲田氏が塚本の顧問弁護士だったと書きこみ広まった)
ところで顧問弁護士並みの働きとは、稲田朋美氏は、2006年に(塚本幼稚園の)園児に教育勅語を暗唱させてどこが悪いと文科省に抗議しています。民進党の辻本議員が最近このことを稲田氏に国会で問いただしていて、その時の稲田氏の答弁が問題!と思って探していたら、「リテラ」がかなり詳しく書いています:
山崎 雅弘さんがリツイート
Tetsuya Kawamoto @xxcalmo
「実は、稲田防衛相は過去に、塚本幼稚園をめぐって文科省に圧力をかけていたことがあるのだ。文科省が塚本幼稚園の教育勅語暗唱を『適当でない』とコメントしたのに対し、『なぜいけないのか』と恫喝していたのである。実は、この事実は稲田防衛相が自ら認めていることだ」。litera @litera_web
“教育勅語暗唱を妨害するな”稲田朋美が森友学園のために文科省を恫喝していた! 夫が顧問弁護士だった疑惑も(http://lite-ra.com/2017/03/post-2970.html)
◎ところで、昨日の国会で福島みずほ氏が稲田大臣に質問、稲田氏が答弁で「教育勅語の核の部分は取り戻すべき」と答えていました。
先日民放のお昼のワイド番組を見ていると、吉本の芸人・小藪という人や、勝谷さん(別番組だったかも?)、デヴィ夫人などが、口をそろえて、「森友学園のどこが悪いのかわからへん」「教育勅語のどこが悪い」となり、MCの方も同意、こういう意見をあらかじめ予想して番組側が用意していたのか最後に弁護士がフリップまで用意して、ヘイト発言と政治的なことを言わせるのは明確に「違反」で終わりました。
安倍政権を擁護する人たちが明治憲法下の教育勅語の一部を取り上げて「どこが悪い?」と居直ると言い返せない状態を作ってきた大元あたりに、2006年の稲田氏の文部省への働きかけ(抗議、恫喝、脅し?)があるように思います。稲田氏は、雑誌「Will」(2006年)で「今、国会で教育基本法を改正し、占領政策で失われてきた日本の道徳や価値観を取り戻そうとしている時期に、このような誤ったメッセージが国民に伝えられることは非常に問題だと思います」と発言。
ところで、教育勅語は、戦後の国会の衆参両院の決議によって明らかに「排除」を宣言されています。1947年に教育基本法が制定され、翌年の1948年(昭和23年)に教育勅語は、天皇のための臣民(家来)としての日本人を作ることを目的とされていて、基本的人権を有する新しい日本人を育成する教育基本法とは合致しないとして衆参両院で「排除」の決議がなされました。このことを知らないで言っている人たちが多いのが気になります。
内田樹さんがリツイート
▼平野啓一郎 @hiranok 3月7日
思想以前の知性の問題。悪いと言えない「部分」がある、とかいう以前に、「爾臣民(なんじ・しんみん)」の時点でアウトということがわからない大臣は辞めるべき。【稲田防衛相「教育勅語の核の部分は取り戻すべき」】
内田樹さんがリツイート
▼高橋裕行 @herobridge 3月7日
教育勅語を現代に復活させようとする人々は、教育勅語に書かれている徳目を復活させたいのではない。それを一方的に子ども達に押し付ける強制力を復活させたいのだ。人権意識が高まった現代、教育はただ威圧するだけではできない。しかし無能な指導者はそれ以外に方法を知らない。だから権威にすがる。
◎自衛隊の日録開示要請したジャーナリスト布施氏は、防衛大臣として問題と:
山崎 雅弘さんがリツイート
布施祐仁 @yujinfuse 2 時間
・これ間違いなく英文記事になって世界に発信されるな。まさに、教育勅語排除の衆院決議が「国際信義に対して疑点を残す」と指摘したことを、今稲田大臣がやってしまってる。稲田防衛相「教育勅語の核の部分は取り戻すべき」 NHKニュース(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170308/k10010903641000.html)
(☆☆☆「教育勅語排除を決めた衆院決議」とは:)
・「これらの詔勅の根本的理念が主権在君並びに神話的国体観に基いている事実は、明かに基本的人権を損い、且つ国際信義に対して疑点を残すもととなる。よつて憲法第九十八条の本旨に従い、ここに衆議院は院議を以て、これらの詔勅を排除し、その指導原理的性格を認めないことを宣言する」
・自衛隊の幹部学校の精神教育でも「教育勅語」はやらない。もちろん重なり合う部分はあるが、「皇室のために尽くす」のか「民主主義を基調とする我が国に発展に尽くす」のかという点が根本的に違うからだ。自衛隊を統制する防衛大臣がこの違いをはっきりと答弁できないのは、かなりまずい。
★★昨日の稲田防衛相「教育勅語の核の部分は取り戻すべき」発言を NHKニュースで:
稲田防衛相「教育勅語の核の部分は取り戻すべき」
3月8日 18時44分
稲田防衛大臣は参議院予算委員会で、大阪の学校法人「森友学園」が運営する幼稚園の教育内容に関連して、「教育勅語の精神である親孝行など、核の部分は取り戻すべきだと考えており、道義国家を目指すべきだという考えに変わりはない」と述べました。
この中で、社民党の福島副党首は大阪の学校法人、森友学園が運営する幼稚園で、園児に教育勅語を朗読させていたことに関連し、「稲田防衛大臣は過去に月刊誌で『教育勅語の精神を取り戻すべきだ』という趣旨の発言をしているが、その考え方に変わりはないか」と、ただしました。これに対し、稲田防衛大臣は「10年以上前の政治家個人としての意見を述べたもので、全く同じ意見を持っているわけでもない」と述べました。
一方で、稲田大臣は「教育勅語の精神である親孝行や、友だちを大切にすることなど、核の部分は今も大切なものとして維持しており、そこは取り戻すべきだと考えている」と述べました。
そして、「教育勅語の精神である、日本が高い倫理観で世界中から尊敬される道義国家を目指すべきだという考えは、今も変わっていない」と述べました。
また、稲田大臣は「教育勅語が戦前、戦争への道につながるなど、問題を起こしたという意識はあるか」と問われたのに対し、「そういうような一面的な考え方はしていない」と述べました。
このほか、稲田大臣は過去に大阪で開催した、みずからのパーティーに学園の籠池理事長が出席していたものの、それ以降、籠池氏との接触はないと説明しました。
過去に教育勅語に賛同するコメントも
稲田防衛大臣は過去に、雑誌で教育勅語に賛同するコメントを寄せていました。
平成18年に月刊誌が企画した自民党の国会議員の座談会で、「教育勅語の素読をしている幼稚園が大阪にある」と述べたうえで、当時、文部科学省が教育勅語を幼稚園で教えるのは不適当としたことに対して、文部科学省の担当者に「教育勅語のどこがいけないのか」と、みずから問い合わせたとしています。
さらに占領政策で、日本の道徳や価値観が失われたとしたうえで、「教育勅語の精神は取り戻すべき」と発言しています。
また、平成23年には別の月刊誌の中で、「いま国民が日本の伝統的精神が集約された『教育勅語』を求める機運にある」とコメントしていました。
☆☆☆☆「晴天とら日記」さんのブログに1948年(昭和23年)の衆参両院による教育勅語等の失効確認に関する決議の本文が掲載されています。また、この時の委員長が浅沼さんで、質疑のやり取りも載せておられますので興味のある方はコチラで:http://blog.livedoor.jp/hanatora53bann/archives/52294974.html