祇園祭と夏野菜と木立性ベゴニア



17日は海の日で祭日ですが、京都では祇園祭。私は今はカナダのトロントにいるSさんに誘っていただいて、今は山口にいるWさんと一緒に道路わきに場所をとって山鉾巡行を見て、最後に京都市役所に近い4つ角で大きな鉾が方向転換するのを見たことがあります。もう一度は数年前、mwengeさんの京都は上賀茂神社近くのマンションで友人たちと夕食を済ませてから、Kさんの案内で地下鉄で京都の町まで出て、山鉾町の町会所の中を覗いたり、提灯に明りが入った山鉾を見たりして、宵山の夜を楽しませてもらいました。(2012.7.15 の蛙ブログ)
巡行見物に誘ってくれたSさんは学生時代から京都通いだし、カナダから戻って10年ほど日本にいたときも長岡天神に住んでいて、何より亡きお母様が京都出身、そして宵山に一泊させてくれたKさんは神戸出身だけど、結婚してからは、下賀茂神社の近くの家と上賀茂のマンションとずっと京都なので、すっかり京都っ子。彼女たちの祇園祭が近づくと…というワクワクぶりを知っていますので、そのワクワクだけで、祇園祭のすごさに感心してしまいます。母が今の私くらいのころ、お友達と京都の祇園祭見物に出かけ、留守番していた私にお土産に買ってくれたのが写真の小さな山鉾です。普段はガラス戸棚の中ですが、この時期は外に出しています。

夏野菜がおいしい季節です。先週は梅雨明けかと思うほど、雨が降らない一週間でした。先々週の能勢のSさんの金曜野菜の中に大きなトマトが入っていました。スーパーの中くらいの大きさの3,4個分あります。どっしりと重く、おいしいトマトでした。
先日、Kくんから電話があって、ゴーヤができたから持って行くと、これまた特大のゴーヤ。そしてシソの葉に似たのがエゴマエゴマ油のエゴマ?と聞くと、奥さんに電話を替わって調理の仕方を教えるからとのこと。一度お目にかかったKさんによると、熱湯にさらっとくぐらせたら、細かく切って熱いご飯にまぶして、炊き込みご飯みたいにして、少し塩を振って握るとよいとのこと。今晩、炊き立てのご飯で試してみようと思っています。クセがあるんだそうですが、どうかな?(微かなシソ系でした。) そして、細いのが、キューリですが、今では売っていない、ギザギザのある昔のキューリ。「触ってみ、朝取りやし」と、確かに触ると痛いくらい。「今は売れんから誰も作らん」とのこと。これも、今晩、キューリもみにしてみます。写真ではわかりませんが、どちらも40センチ近くありました。

今年の春先、徒長した木立性ベゴニアを切り詰めて、形を整えました。切り詰めた穂先をそれぞれ空いている植木鉢に植えたところ、どの穂先にも花が付きました。こんなに増やすつもりがなかったので困るくらい。どこかへ押し付ける?かな〜、それには花が咲いている今がいいんだけど〜なんて考えているところです。
祭日でも俳句の教室はあります。母が千里中央から戻ってきたとき丁度父を呼んでお茶を淹れたところでした。最近は熱い紅茶でもカップには氷を入れたり、藪北茶をぬるめのお湯で淹れたり、加賀のほうじ茶を熱湯で淹れて、お茶碗には大粒の氷を入れたりしています。昨日はほうじ茶を入れたところでした。母が千里阪急でお中元を送ったら”おまけ”にもらったという叶匠寿庵の最中がとても合いました。母の俳句を二句並べてみます:(席題が「薄れる」だったそうです)

  
   あれやこれ 薄れる記憶 合歓の花


   軽やかに 生きるもよろし つり忍ぶ