勝尾寺と箕面ダムへドライブ


木曜の夕刊(讀賣)で交野(かたの)市のもみじの名所が大きな写真で紹介されました。つり橋の上から紅葉の海を眺めたような写真です。
行ってみたいね、と二人で。夫がスマホでチェックすると車で一時間、混雑するので公共交通機関をと書いてある。
電車で行けば2時間。あいにく金曜の朝は夫が歯医者さん、私は生協さんと、どちらも朝一番に出かけられる態勢ではなし。そのうち私が、「やめとこう」と。
こんな話を聞いたことがありました。大阪府下のもみじの名所に行った時、どこから来たと尋ねられて箕面だというと、なんで来たの?と言われたんだとか。”箕面に居て、なんでわざわざモミジを見に来るの!?”と言われるくらいなら・・・「それなら、午後からお父さんを滝の上のもみじを見に、ドライブに誘うか」と夫が言い出して、それがいいということに。滝への遊歩道はまだ通行止めらしいですが、ドライブウエーは大丈夫とか。車で滝の上まで行って、そこに車を置いて、そこから歩いて下って滝を見に行く人もいるそうです。

さて、午後1時過ぎ、両親を誘って出発です。
例年なら12月1日は紅葉の見ごろのはずですが、
今年は早くて、もう散ってしまっています。
”風の杜”の紅葉がいつもきれいだから寄ってみようと、急坂を登って・・・。
数台の車が駐車している辺りのモミジは、もう散り果てていました。
母が父に「去年、ここでお父さんの百寿の会をみんなでやったのよ。」
「お父さんは来られなくて家にいたけど…」と話しています。
さて、一路、滝の上を目指して・・・
光が差し込んだときにうまい具合に出くわすと
モミジが一瞬燃え上がるように見える時があります。
父も「キレイやな〜」と言っています。
滝周辺のもみじはやはりもう終わっていました。
ちょっと物足りないので、夫も「勝尾寺まで行ってみます」と言って、そのまま勝尾寺を目指しました。

お寺の中は、まだ少しモミジが残っているようですが、残念ながら、外に出て歩いて楽しむことは今の父には一寸無理。
勝尾寺の正面、道路を隔てた反対側に、散りモミジに埋まったような階段があります。
これは、萱野のあたりから山を登って勝尾寺に至る山道の終点の階段です。
昔、カブ(ボーイより年少)・スカウトの子供たちとよく登ったコース。
私だけ車を降りて写真を撮りました。
ここから滝の上へ引き返す途中で、

夫が「お父さん、箕面ダムに寄り道です」と
道を逸れてダム湖を目指すことに。
外気温は日陰で9℃、日当たりで10℃でした。
ダムの上の橋の両脇の植え込みが伸びすぎて
湖面が見えなくなっています。
橋を渡って反対側の道路からダムを見ることに。
ちょうど向こう岸に日がさしてきれいに見えました。
両親とも久しぶりの景色に喜んでいます。
 

さて、下りです。山肌に倒木が散らかっているのが見えて驚きます。
こんな具合だから滝道も大変なんだろうと思いました。
大阪湾が光って見えます。万博の観覧車がはっきり見えたり、
千里中央の高層ビル群の手前に唐池公園の紅葉した大木が目立ちます。
箕面のモミジの最盛期を逸したものの、
何とか初冬の紅葉の時期を4人で楽しめました。