姪のお見舞いと7月のお茶のお稽古

台風一過、久しぶりに涼しい夏の朝を迎えました。植木鉢を取り込んでおいてよかったです。さて、27日の金曜日はお茶のお稽古の日。金曜日は午前中からとても忙しい日でした。ゴミ出し日で、隣の牛乳と我が家のコラーゲン飲料が届く日。朝まず取り込んで冷蔵庫へ。朝食後、ゴミ出しの準備、9時過ぎに生協さんのトラックが来ると我が家と隣の注文の品を受け取って、冷凍庫、冷蔵庫にそれぞれ収める。9時半になると隣に行ってお風呂の準備です。40℃でセット。10時になると看護師さんが来られて、父のお風呂です。それまでに父を起こして・・・私は台所でパンとサラダの準備。看護師さんが父の爪を切ったり薬の点検をしてくださっている間に、最後のごみ出し準備とお風呂の掃除。洗濯物を洗濯機に突っ込んで洗剤を入れてスタートボタンを押して・・・看護師さんが帰られて、父が食事を始めたのを確認して、我が家に戻り、今度は夫の車で病院へ。替えのタオル類をもって、母の病室へ。丁度母はリハビリで手押し車のようなものを押して一回り、酸素濃度を測ってもらっているところでした。順調な様子で、もう一回廻ってくると二人で歩き出したので、私たちは病室で待つことに。

前日は、姪っ子がいつものコンサートのついでに父のところへ寄るというので、夫が千里でピックアップ、隣の父にあいさつした後は通路を通って我が家で一緒にお茶にしました。父が珍しく、二階があいているから自由に使っていいと孫に話しかけています。真桑瓜と白桃を冷やして準備していましたので、それを出して、クッキーを並べてコーヒーを淹れることに。甜瓜(まくわうり)が珍しくてスマホで調べていました。

姪っ子は、いつもの竹籠に入ったお煎餅のお土産のほかに、湘南クッキーの石だたみと「鹿児島県産さつまいも使用のうす皮”芋きん”」というのをもって来ました。これが、開けてみると四角くて、サツマイモの餡で出来た”きんつば”でした。早速いただくことにして、半分に切って出しました。これが珈琲によく合います。東京土産にこれはいいかも。東京駅では売ってなくて…という話から、我が家の長男の東京土産の話に。何年か前、おばあちゃんに手土産の一つも持ってくるぐらいの気遣いがないと、と言われてから、東京駅構内で手軽に買える東京バナナの話になりました。それに比べると、姪っ子のお土産には気持ちと気合!?が入っています。
4時過ぎ、父に留守番を頼んで、三人で病院に向かいました。母は若い孫娘のお見舞いにとっても喜んでいました。内臓の病気は中途半端でダメね…と少し弱音をはきつつ、でも少しずつ良い方向に向かっています。大阪のコンサートが7時、ホテルは新大阪だけど、このまま地下鉄で千里中央から都心まで出るということでした。予定を聞いてみると、土日もホテルライフを楽しんで月曜朝一番の新幹線で東京出勤!だそうです。優雅な独身貴族ね〜と母も驚いていました。

さて、その翌日の忙しかった金曜日の午前中、母が「忙しいのにお見舞いは、いいよ〜」と遠慮するので、「午後からはお茶。遊んでくるからね」と私。病院からの帰り、スマホに電話が入って、Noさんから「Naさんが休みで…」と気が進まない様子。「お茶をいただくだけのつもりで出てくれば・・・」「あんた一人で点てなあかんよ〜」「いいよ、頑張るから」「じゃ〜…行くようにする」。

無理強いしたかな…と気にしながら先生のお宅へ。よかった、先に着いて先生とお話がはずんでいるようです。肩を痛めてまだリハビリ中のNさんですが、血糖値が上がって糖尿病の方が大変で入院をすすめられたとか。母が大腿骨骨折がきっかけでインスリンを打たなければならなくなったのと同じです。Nさんは入院すると肩のリハビリが出来なくなって動かなくなるのを心配して、自力で食事制限を頑張って4キロほど体重を落として血糖値の数値も普通に戻したそうです。結局、いろんな話が出て、30分以上1時間近く経ってから、始めることに。

まず、先生がきれいな色の紫蘇ジュースを持ってきてくださいました。冷たくてさっぱりした甘みが喉を通って体に沁み入るようです。さあ、水屋へ行って支度です。大阪の天神祭りの船渡御の絵を描いたお茶碗と、もう一つは夏茶碗の見立て使いでオーストリアの陶器の浅いお皿を選びました。

棚には漆のお盆に干菓子が並べてあるので、「先生、お菓子はどうしたらいいでしょう?」と尋ねたら「こちらから持って出ますので、一緒に先に食べたら」と言われました。先生手作りの青い扇型の寒天の主菓子です。楊枝を入れると、キラキラと寒天の粒がこぼれるように飛び出してきます。藍色のガラスのお皿に似合います。美味しくいただいて、水屋へ。黒い棗には金彩で船の絵が描かれています。
掛け軸は滝の一字。お花はセミ籠に大きくて真っ白な木槿(後はシモツケと捩(ねじ)花?)。

立礼式で、ガラスの水差しが涼しげです。おしゃべりしている間にお釜の湯が煮えてしまったようで少し熱すぎました。こんな時は口の広くて浅い夏茶碗が合ってます。2服、お茶をたてた後、3服めは、先生が「どうぞ、ご自服で」と言われましたので、私も自分で点てたお茶を2服いただきました。

4時ごろ、Nさんのご主人が車で迎えに来られた様子なので、入ってお茶を飲んでいただくことに。Nさんが、6月初めの日曜日に西光寺さんの階段で転んで肩を骨折してから、家事全般をご主人一人でやってこられたといいます。Nさんの3つ年下と聞いていますのでちょうど70歳くらい。二人で国際交流の会に顔を出して英語を学んでおられます。先日、阪大の哲学の先生の奥さんのイラン人の方と隣り合わせて、二人で話をしていたら、そのイラン人女性から日本語で「あなたは日本語が上手ですね。どこから?」と言われ「箕面です」と答えて、???!!!になったとか。


最後に、電話でNaさんも加わって来月のお稽古日を決めて終わりました。
お土産に水色の寒天のお菓子をいただいて外に。家に着くとすぐ父と夫にお土産のお菓子を出すことに。
トップ2枚は先生のお宅の玄関脇のブッドレアの花。