6月のお茶のお稽古

まだ6月なのに真夏のような暑さの中、2時からのお稽古に向かいました。

掛け軸はいかにも梅雨時の山の中という感じの絵がかかっています。

橋の上に釣竿を持った人物が描かれていました。

連想ゲームではありませんが、お花を活けてある籠は釣りに使う「鮎かご」。アジサイ半夏生ハンゲショウ)と大きな白い花はムクゲの一種で「祇園守(まもり」。

ネットで調べると「名前の由来は、中心部の蕊(しべ)が十文字になり、八坂神社で授与される護符の「祇園守」と似ているところから名付けられたとも、五弁の花が八坂神社の神紋と似ているからともいわれている。ムクゲの中でも、半八重咲で内弁のサイズが外弁の40%以下で内弁の数が10以上30個以下のものが祇園守に分類されるそう」

◎暑いからか、襖が少し開けてあり、奥の水屋が見えます。

棗(なつめ)の蓋には蛍、身には金魚藻の絵が描かれていて、藻の先の絵で身と蓋を合わせて閉めます。

この日は、病み上がりの方と、いつも一緒に正座してお茶を点てるNさんも「体調が悪いので今日は見てお喋りしてお茶を頂くだけにします」と言われ、私が3人分のお稽古を一人でさせて頂くことになり、自分の分も含めて6回のお点前をしました。スムーズに運ぶときもありますが『次、何するんだっけ?』と真っ白になるときがあります。

水差しの蓋を開ける時だけ手が覚えていてスッと蓋に手が伸びるので、我ながら驚きます。最初から最後まで、こういう状態になるといいんだなと分かります。

主菓子はアジサイをかたどったもの、ところどころに透明の葛(クズ)が入っている。

お干菓子は、舟形のきな粉味のものと、青いのは観世水の流水をかたどったもの。どちらも先生の手作り。「お自服を」と言われて、お菓子を頂き、自分でお茶を2回点てて飲みました。

全部で5つのお茶碗を使いました。

左は変わった三角形のお茶碗、コーナーは丸くなっています。右端はアジサイの絵柄のお茶碗。

これは、お茶碗がありませんね。いつ撮ったものかな? 途中ですね…

一人でお点前をして写真も撮ったので・・・自分で点てたお茶をのんだ後かな。

帰りに、去年吊るし柿を作って持って来て下さったNoさんが、庭で生っているコケモモの実をどっさりパックに詰めて3人分持ってきてくださって、頂いてきました。

下の写真は、頂いたコケモモと袱紗(ふくさ)と金属の楊枝とメモ帳とお稽古バッグ。

この黄色い布袋に、あと帯代わりのベルトとカメラを入れて出かけます。

足元は足袋(たび)代わりのソックスをはいています。

先生のお話では海外勤務の方の奥さんが海外での転勤で帰国、日本滞在中の2か月でお茶を覚えたいということで週3回の特訓中だそうです。畳がないので、立礼式のテーブルのお点前で練習されているとか。
お喋りのテーマは選挙。自民党松川るいさんこそ未来の総裁にふさわしいと応援しているNoさんの危機感溢れるお話に大阪維新の地元での強さをヒシヒシ感じました。駅前の演説に出かけても、ほとんど人が集まっていないのだとか。大阪万博の後押しの為安倍晋三氏が来阪され、その時は動員もかかって大勢集まったとか。維新の自民党頼みはこういう形ではっきり表れていますね。ただ参院選に関しては、自民党は2人は出せないと松川氏一人に絞ったので、自民党員や支持者には絶対の安心感があるのかも。それとも、維新が取って代わるか・・・野党は共闘出来てないので、出したい人を選んで投票しかありませんが、維新躍進の声だけは聞きたくありません。