「撲滅ではなく、共生、共存」と「PCR検査」と「教科書に政権評価?」

内田樹氏のツィッターで懐かしい名前を見つけました。武道家の甲野義紀氏。20年ほど前、介護の人たちが寝たきりの人のお世話をするとき、身体を痛めない方法、力を使わないで軽々と抱いたり移動させたりする方法を教えておられました。確か当時本を買って読んだはずと二階に上がって文庫本棚を探ってみるとすぐ見つかりました。2冊ありました。PHPから2003年の出版。緑の方の帯「さらに進化を遂げた身体論!人間の未知なる可能性とは?」は名越康文氏が、赤の帯「桑田真澄投手を復活させた身体論の原点!」は内田樹氏が解説を書いています。

Wikipediaでは「甲野 善紀(こうの よしのり、1949年 - )は、東京都出身の武術を主とした身体技法の研究家。明星高等学校卒。東京農業大学畜産学科中退。古武術に関する著書多数」となっています。その甲野氏のツィートです:

内田樹さんがリツイート

甲野善紀   @shouseikan  3月26日

これは毎日に載った記事ですね。山本教授は「感染症の流行も人間を含めた生態系の維持に何らかの役割を果たしているかもしれない。それを今の私たちが知らないだけかもしれない」とも発言されていましたね。

引用ツイート

付箋 @KDystopia 3月26日

返信先: @shouseikanさん

感染症の専門家の山本太郎氏(長崎大学)は、撲滅ではなく、共生、共存、と仰っています。共生という言葉は、覚悟の必要な言葉であるのだと、この騒動を見て改めて痛感させられます。自分のなかの、自然との共生、闇との共生

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◆朝食にやってきた母が新聞記事を手にしています。読売新聞の今朝の記事で「コロナも多様性の一つ」という「養老孟子さんに聞く」という解説記事です。

◆リード部分では「新型コロナウイルスの猛威が止まらない。この事態をどう受け止めたらよいのか。『バカの壁』などで、未知なるもの、分からないものに心を開くことの大切さを訴えてきた解剖学者、養老孟子さん(82)に聞いた。(編集委員 鵜飼哲夫)」

「おさえる手だては?」に「ここまでくると、即効策はないでしょう。ただ、爆発的な患者急増は医療崩壊を起こすので、ワクチンが出来るまでいかに感染を遅らせるかが課題になる。」「感染拡大は、国の習慣、文化の違いもあり、単純比較はできない。マスクの習慣があった日本と、なかった欧米。建築様式の違いやハグの習慣の有無もある。それとイタリアでは、お年寄りとの同居が多く、家族全員が出入りするコモンルームがある家が多いという。こうした生活様式と感染との関りもあるでしょう。でも、家の中でお年寄りが孤立したり、独居したりする国がハッピーかと言えば、そうではない。大流行の原因も対策も簡単には分からないのが現状です。」

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◆「起こったことは仕方がない。その結果をいかに利用し、生き方を見直すか」が大事という養老氏のお話ですが、その通りですね。

内田樹さんがリツイート

青森太郎(ソウマシンキチ)@aokomaki 3月27日

人間どうしが争えば、ウイルスは倍増する。対照的に、もしこの大流行からより緊密な国際協力が生じれば、それは新型コロナウイルスに対する勝利だけではなく、将来現れるあらゆる病原体に対しての勝利ともなることだろう。」ー『サピエンス全史』のユヴァル・ノア・ハラリ

◆日本には日本の問題点があるし、これを機会に改善していけばよいわけですが、そのためにも起こった事態を隠さないでほしいと思います。「回避」できているのか「検査数が極端に低い」せいなのか・・・  

日本の状況「世界が当惑」 感染増を回避、理由分からず

共同通信社 2020/03/27 10:49

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© KYODONEWS 政府のイベント自粛要請の一方で、東京・上野公園では大勢の花見客が桜を楽しんだ=21日午後

 【ニューヨーク共同】米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は26日、新型コロナウイルスの日本での感染状況について「厳しい外出制限をしていないのに、イタリアやニューヨークのようなひどい状況を回避している」と指摘、世界中の疫学者は理由が分からず「当惑している」と伝えた。
 日本が医療崩壊を避けるため、意図的に検査を制限しているとの見方を紹介。米コロンビア大の専門家は、日本のやり方は「ばくち」であり「事態が水面下で悪化し、手遅れになるまで気付かない恐れがある」と警鐘を鳴らした。 

 ◆早々と感染を食い止めた和歌山は国の方針とは反対に検査数を増やしていました: 

内田樹さんがリツイート

m TAKANO @mt3678mt 3月27日

感染を食い止めた和歌山。ここに来て、感染爆発寸前の東京。その分かれ道がどこだったかをこの数字がはっきり示している。小池知事よ、都市封鎖をちらつかせて今更“やってる感”を演出しても、この数字は消すことはできない。いずれ感染拡大の責任を問われることになるだろう。

引用ツイート

本の虫 @hiro_akasaka  3月26日

TBS系列が報道した、各都道府県が保健所にきた相談を、実際にどれくらいPCR検査に回したのかの比率が衝撃的。

早期に感染拡大を止めた和歌山県が35%なのに対して、東京都はわずか1.5%。東京は1日100件の検査をしたのすら、わずか3日だけ

患者発見を遅らせて、感染拡大を招いたとしか言いようがない

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◆「不要不急」の考え方について:

内田樹さんがリツイート
Ayaka Daimon @aykdraw 3月26日
東京の本屋さんの、本屋は不要不急なのか?という葛藤のツイートを見かけたのですが…ベルリンでは政府の指示で小売店の営業は不許可、そこからスーパー・薬局等に加えて本屋も除外されているので、近所の小さな本屋さんも開いています。本屋さんが開いているって心強いと思う 

◆教育にお金をかけない日本、留学生にも冷たいですね: 

内田樹さんがリツイート

masanorinaito @masanorinaito  3月27日

まったく馬鹿げている。

1.滞在を継続する場合は奨学金を継続

2.帰国を希望する学生には旅費を保障し

3.多くの留学生がいる国や都市には航空機を確保し無償で一括帰国させ

4.帰国後、交通手段を確保して集団で隔離検疫。

させるべきだった。

「グローバル人材」の養成に全く対応できない文科省

引用ツイート

Daisuke Tano @tanosensei 3月27日

日本人留学生受難 奨学金停止、すぐ帰国できず… 文科省「柔軟対応」転換も不安消えず - 毎日新聞 

◆「報道ステーション」の後藤謙次(70)さん、木曜が最後だったんですね: 

内田樹さんがリツイート

加賀美サイ◉作家ライター @psy_kagami 3月26日

報道ステーションつけてたんだけど、後藤さんが今ハッキリ言い切った。「この4年間政治を見てきて政治家が劣化、政治が劣化している。明らかに劣化してる。公文書もまともに扱えない、改竄すら行う。社会的弱者が目に入ってない。」ハッッッキリ言い切って、番組が終わった。

・ちょっと待って……知らなかったんだけど後藤さん今日で最後、番組卒業なのか…理由は分からないけど、ってことは↑はマスメディアの番組でハッッキリと政権のおかしいところや政治に対する疑問を指摘できる人からの、最後のメッセージだったということ…?重っ!!重すぎるだろ……!

◆これはヒドイ!! 自民党一党独裁です、「教科書」にこれはダメ! 

内田樹さんがリツイート

米山 隆一 @RyuichiYoneyama 3月26日

真面目に今の政権は、本当に良い日本を作ろうって事にこれっぽっちも関心がなく、ただただ野党を中傷し、国民に「ダメな野党、現実的な自民党」のイメージを刷り込み、政権を維持しようとしていますそのあまりの志の低さに、心底げんなりするとともに空恐ろしいものを感じます。

引用ツイート

東京新聞労働組合 @danketsu_rentai  3月26日

民主党政権は…迷走」

自民党以外に安定的に政権を担うことができる政党が形成されなかった」

これが来春から使う中学校の教科書?

恐るべき洗脳教育ではないか。

単なる一個人の評論文なら自由だが

公教育でこれやったらダメだろう。

#東京新聞 3月25日朝刊12面

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