ニュージーランド首相の広島原爆の日のメッセージと白井聡氏『原爆と国体』

◎今日9日は長崎に原爆が落とされた日。広島と長崎で二重に被爆した人もいました。昨日はNHKの歌番組で古関裕而作曲サトウハチロー作詞の「長崎の鐘」を山崎育三郎さんが歌っていました。歌のモデルは妻を原爆で亡くし自らも被爆して6年後に亡くなった永井博士。憲法9条を命がけで守るのだよと子どもたちに残した言葉が胸に迫ります。

🔲8月6日の原爆の日ニュージーランドのアーダーン首相がメッセージを。ニュージーランドが言えることを何故日本の首相が言えないんだと思います:
 
 
 
三浦英之 「日報隠蔽」文庫化
 
@miura_hideyuki
 
まったくもってその通り。なぜ、このようなことを当事国であり、唯一の被爆国である我が国のトップが8月6日に言えないのだろう?→NZアーダーン首相「核兵器ゼロが広島と長崎の犠牲者に報いる唯一のこと」
  
【広島原爆の日・メッセージ全文】

🔲「なぜ日本は言えないのか?」の解答にあたる考え方がこれだと思いました。白井聡氏の「原爆と国体」。2年前、中国新聞に寄稿されたものです。

今私は白井氏の「国体論 菊と星条旗」を読んでいます。『国体』というと少しわかりにくいですが、帯のキャッチコピー「本当の天皇アメリカだ!がこの本の内容を表しています。

今の自民党政権にとって原爆の投下はどんな意味を持ち、どんな役割をはたしたのかを読むと、なぜ毎年毎年原爆忌に読まれる挨拶文が隔靴掻痒、私たち国民の思いとかけ離れて聞こえるのかが分かりました。 

 
 
 
白井 聡/Shirai Satoshi(新刊『武器としての「資本論」出しました!)
 
 
 
8月6日につき。一昨年に書いた論考ですが、親米保守派と原爆投下の「同盟関係」のような問題は、相変わらず全然提起されませんね。 原爆と国体:私たちは核兵器使用の意味を本当に知っていると言えるのか?(白井聡) - Y!ニュース