「プリンとクリームパンの差し入れ」「三回目ワクチン接種」と映画「ウエスト・サイド・ストーリー」

Kakoponさんがリツイート

あおむらさき@aomurasaki_ll 2月13日

大阪府新型コロナウイルス感染症

軽症中等症 確保病床数・運用病床数・入院者数

2021/5/1~2022/2/13

「数値の大小関係等、どうなっているのか事態を理解できない」という方は、吉村知事に聞いて下さい。

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◎昨日(月)10時過ぎ、母に差し入れのプリンとオレンジジュースとクリームパンを買ってホームへ届けに出かけました。面会は出来ないので受付で手渡しです。ケアマネのSさんがおられて、おもむろに、ご相談したいことがと言われました。何事かと思ったら、母が食べたいというものを出しても良いだろうか?と。今は誤嚥を恐れてゼリー状にしたものを出しているが、母が食べたいものを出して喜んで食べていただく方が良いのではと迷っていると。「母の意見は?母はなんと?」と聞くと、「それは未だご本人には、その前に相談したかった」と。

夫と私も「用心してあれダメこれダメと言う時ではもう無いだろう、好きなものを食べて暮らした方が良いのではと話していました」と言ったら、Sさんも「誤嚥は食事でなるとは限らないし、私たちもそれでいいのではと」。「なったとしても今度は母も周りも覚悟が出来ていますし」と私が言うとSさんも笑って二人で笑ってしまいました。

スッキリしたSさんが「じゃ、今度話して見ます」と仰ったので、持ってきた差し入れを渡すことに。Sさんが5個詰めの小さなクリームパンを見て「このパン、これいいですよね、しっとりして食べやすい」「それ、今日はバレンタインなのでチョコクリームを選んでみました」「ほんとだ!」。

車に戻って夫に話の内容を報告。「本当によくいろいろ気を遣って考えてくださってるから有難いよね。これが『クォリティof ライフ』の問題ね」と二人で。母が元気を取り戻し自分で立てるようにもなり、その上普通の食事が出来そうだというので良かったです。

◎1時からは第3回のワクチン接種を受けに夫が通っている整形外科へ出かけました。肩辺りに打ってもらって、帰ったら1時半過ぎ。二人でなかなか日が合わないので、今から車で行けば2時からの上映に間に合うということで、映画館へ。

シアター前のポスターです:

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◎二人で観たいと一致する作品は二人で観に行くことにしていますのでスピルバーグの「ウエスト・サイド・ストーリー」行ってきました。素晴らしい映画になっていました。今の時代に何故この作品を取り上げたのか本当によく分かります。1961年版から約60年後の現代にも通じる物語。もともとシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」が元になっていますので、同じ問題がもっとさかのぼってもあったということ。

最後、ロミオの勘違いで毒を飲んで先に死んでしまいますが、トニーとマリアでも繰り返されます。アニータのウソが原因ですが、アニータがなぜそんなウソをつくことになったかがこの物語のもう一つの芯の部分。

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居場所を求めあってもめるプエルトリコ移民のシャークスと、白人(ヨーロッパ系移民)グループのジェッツ。どちらもここ以外にいる場所が無くて吹き寄せられた若者グループです。「ケンカは生甲斐、彼らからケンカを奪えない」とトニーがマリアに言います。本当に大きなモノの見方が出来ないと、社会や世界の強いモノにはねのけられた者同士がいがみ合って殺し合うことになる。味方同士が足の引っ張り合いをしているから変わらないし変えられない。舞台は1950年代のアメリカですが、今の日本にも通じるお話ですし、勿論、最近アジア人への暴力行為が絶えないアメリカの問題でも。

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とにかく歌もダンスもお芝居も素晴らしい。ジュリエット・マリアのロミオ・トニーへの一途な想いを歌い上げるソプラノに泣かされます。

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前作でアニータを演じたリタ・モレノが重要な役で出演しています。LGBTの一人が加わったり、現代に合わせる工夫も凝らされています。地下駐車場での『クール』のダンスは、屋外になっています。ケンカのシーンをはじめ、どれもこれもリアルすぎて怖い位です。ミュージカル映画だという事を忘れて物語の世界に入ってしまっています。きっと近いうちにもう一度観る映画になると思います。

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ダンス会場で一瞬にして恋に落ちる二人を素晴らしい映像で語る一連のシーンも圧巻です。写真はすべて去年映画館からもらってきたチラシから。

★公式サイト:ウエスト・サイド・ストーリー|映画|20世紀スタジオ公式 (20thcenturystudios.jp)