「PLAN75」早川千絵監督「『自分も高齢者』に想像力を」と是枝監督「飽くなき挑戦の理由(クローズアップ現代)」と「ベイビー・ブローカー」

🔲維新が伸び悩みというのは聞いたことがありますが、野党が追い上げているそうです。あきらめるのはまだ早いということですね。投票しましょう!

 
 
 
 
 
 
 
愛知県平和委員会
 
@aichi_peace
序盤の世論調査に比べ、野党が追い上げているのに、選挙はもう決まったと言わんばかりの見出し みなさん、世論は動き始めていますよー 参議院選挙で自公が改選過半数の勢い 情勢調査、立民伸び悩み: 日本経済新聞
日本経済新聞社は1~3日、7月10日投開票の参院選について世論調査した。取材を加味して情勢を探ると、自民、公明両党は改選124に欠員補充1を加えた125
議席過半数63を超える勢いだ。立憲民主党は伸び悩

先日大阪梅田で観た映画「PLAN75」は近未来の日本で75歳以上の高齢者なら誰でも自由意思で死を選択できる制度が国会で成立、施行されている様子を描いたものでした。前川喜平氏追悼記事「河村光庸さん」とカンヌで評価された「PLAN75」を観て・・・など - 四丁目でCan蛙~日々是好日~ (hatenablog.com)

朝日新聞(6月28日)では「深論/参院選の先に」というコラムでこの映画の監督の早川千絵さんが取り上げられました。

☆水曜日のヨーガは70代が中心、60と80代が独りずつという高齢者の集まりですので、話題に上がるのは高齢化問題や少子化問題。私たち年金生活者としては肩身が狭いし、バブルの時代や、日本が経済で世界1という時代も体験しているので、今の政治や若い世代の問題は、可哀そうという言葉が真っ先に出てしまいます。それでも人の命を自らの判断で絶つ行為、それを国策として制度化するような政治に対しては賛成できかねます。こうならないための政治をこそ生み出す努力をみんなの知恵を寄せ合って実現すべきだと思いますが・・・

映画については、SPYBOYさんも取り上げてレビューを書いておられますので是非:

映画『PLAN75』 - 特別な1日 (hatenablog.com)

 第75回カンヌ国際映画祭で新人賞の次席(カメラドール特別表彰)を受賞したことで話題の作品です。4年前、18年に公開された是枝裕和監督監修のオムニバス『10年 Ten Years Japan』の一編を長編としてリメイクしたもの。

是枝監督の名前が出てきましたので、NHKクローズアップ現代」の桑子さんのロングインタビュー。見逃した方は是非こちらで:

映画監督・是枝裕和 飽くなき挑戦の理由 - クローズアップ現代 - NHK

☆是枝監督の映画、私が見た順に並べても「誰も知らない」育児放棄、「そして父になる」は家族、「万引き家族」は疑似家族、そして新作の「ベイビー・ブローカー」では是枝監督のお話では「疑似家族ではなくて命そのもの」とテーマの変遷があります。60歳にしてまだやりたいことがあるという是枝さんのこれからの作品も楽しみです。

☆長いインタビューの最後のところをコピーです:

是枝監督:

実際に来てみるとこういう背景があって今の韓国映画の隆盛があるという感じがすごくしますよね。やっぱきちんとした映画祭をもって、映画を産業と文化の面からきちんと視野を広くもって10年、20年先どうするかってことを考えられているなっていうのが一番うらやまですし。日本でもやっぱり映画文化、映画館を中心としたもしくは映画館を含んだ映画文化というものを何とかいい形で次の世代へ渡そうと思った時にやっぱり足りないものがたくさんあるなという感じはしてます。個別にやることはやってるつもりなんですけど、もう少し業界全体が次の世代へと認識をちゃんと共有できないとね。たぶん今僕らが育ってきた豊かな映画環境みたいなものを手渡せなくなる次の世代に。

是枝監督は6月、他の映画監督とともに、映画人材の育成や映画界の労働環境の改善を行うための組織が必要だと訴え、団体を立ち上げた。

是枝裕和監督は、動き続けている。

これも朝日新聞の記事。是枝監督の韓国映画「ベイビー・ブローカー」

☆ひょっとして近くの映画館で?と思って久しぶりにネットで検索。やってました。

丁度昨日は雨が降っていたので夫も行く気になって二人で車で出かけて観てきました。「パラサイト 半地下の家族」でアカデミー賞、この作品でカンヌの男優賞の韓国俳優ソン・ガンホ主演で是枝監督作品だからか、朝一番の上映でも大勢入っていました。

赤ちゃんポストに赤ちゃんを置きに来た若くて美しい母親と、クリーニング店主と青年の赤ちゃんブローカーの3人と途中から加わる男の子とのロードムービーと言っても目的は赤ちゃんを買ってくれる親探し。そのうえ、かねて目をつけていたブローカーの現場を押さえようという「逃げる犯人、追う刑事」モノでもありますが、最後は、命を大切に思うみんなの子としてそれぞれの刑期が終わるのを待ちながら大事に育てられることになる、現代のメルヘン映画でも。旅の途中から赤ちゃんを縁に全く無縁の人たちの疑似家族が出来ていくような温かな雰囲気になります。撮影はホン・ギョンピョ。「流浪の月」の撮影もこの方でした。音楽、挿入されるピアノ曲がとても良かったです。

映画『ベイビー・ブローカー』公式サイト (gaga.ne.jp)

『ベイビー・ブローカー』ソン・ガンホ、是枝裕和とタッグで驚いたことは? (msn.com)

ポスターの真ん中二人が刑事。

☆ひょっとして「特別な1日」さん、月曜日の映画レビューはこの映画かも知れないと思いました。夜、ズバリ当たってしまいました。是非こちらでSPYBOYさんのレビューを:

韓国の最低賃金と映画『ベイビー・ブローカー』 - 特別な1日 (hatenablog.com)