阪急うめだギャラリー「現代加賀九谷作家展」(11~18日)にて

◎10年前に会社を辞めて陶芸を始めた加賀市の従弟の年賀状に案内が書かれていたので最終日前日、阪急百貨店9階の催し会場へ夫と。コロナのこともあるので車で行くことに。ヨドバシカメラの地下駐車場から阪急へ。写真は、右に阪急百貨店、左は阪神百貨店、正面は大阪駅と駅ビル。阪急のビルを右折して大阪駅向いのヨドバシカメラへ。

エレベーターで9階まで上がって同時に開催されている「金沢・加賀、能登展」の物産展を通り抜けて「現代加賀九谷作家展」へ。主催は現代加賀九谷焼実行委員会(加賀九谷陶器協同組合・九谷焼伝統工芸士)と阪急うめだ本店。共催は加賀市

作家さんらしきスーツ姿でマスクをしている人たちの一人がどうも米谷くんのよう。お互いに挨拶を交わして説明を受ける。今回は「百鬼夜行図」がテーマだとか。

左上の図から、「蟇蛙(ヒキガエル)の牛車

ヒキガエルが本物みたい。以前より一つ一つ手の込んだ造り。

これは絵図の右下。「鬼と唐びつ」

唐びつを開ける鬼が真に迫る表現。色も美しい。

これは絵図の右上。「器の妖怪」

これは、多分「ハーレーに乗る鬼」だったかな。

本人、若い頃、ハーレーダビッドソンに乗って九州に行った帰り、伯父にあたる父に会いに来て、その時、初めて大人になった従弟に会いました。父と話をして、母が私を誘って3人で信号近くの今はありませんがイタリアンのお店で食事をしました。

お地蔵さんとの縁の説明を聞いたはず・・・ですが、忘れました。

↓これは、ぐい吞み。タイトルが「映画少年」。顔を似せるのに苦労したとか。

これで酒が飲めるか分かりませんけど、とは作家さん本人の話。

↓「付喪械」。左下は鰐。これは一輪挿しでどれも水が入るようになっています。

右下のは、右の筒の上の濃い青の蓋を外すと水が入り、蓋に穴が開いています。

水は下から繋がっている隣の大きな筒まで入るとか。

ぐい吞みの「怪族器」3体。

場所を変えて、階段状の座席がある祝祭広場の「金沢工芸さんぽ」にも出店していると案内された。

SF作品の「火星の軍団」。火星軍団と迎え撃つ地球防衛軍、だとか。

↓ここにあるのはすべて、基本は直径2,3センチの球に目鼻や足を付けたもの・・・

↓干支の12の動物を模した作品。左上から、ネズミ、牛、トラ、ウサギ・・・

写真のピントがずれていますが、中にこんなのがありました。
右からプーチンのロシア、北朝鮮、中国の習近平でタイトルが「困った人たち」

お礼を言って、帰りにもう一度九谷作家展の他の作家さんの作品を見て歩き、

最後にもう一度、従弟のコーナーに行って、これも図絵からおこしたという作品

「獏置物」を見て帰ることに。象の鼻よりは短いですが、鼻を上に上げたバクです。

商売にならないので困っていると笑っていましたが、夫がファンがいるんじゃないの?と聞くと、関心を持って展示会をすると顔を出してくれる方たちはいるけれど…と。それに、自分の為と自分の好きなもののためにお金を使うのは女性だと分ったとも。ビックリして、え?女性なの? こういうのが好きなのはマニアックな男性かなと思ったけどと私。意外に、女性なんだそうです。

2時間後、阪急百貨店を後にしてヨドバシカメラの駐車場へ向かう。

ヨドバシカメラ側から、正面に阪神百貨店、左に阪急、右は大阪駅