長崎原爆忌によせてと「丸山・島根県知事『経団連の言ってることを聞いてたら日本は滅びる』」「麻生氏台湾で『戦う覚悟』発言」など

◎昨日9日の長崎平和記念式典で自らも被爆2世だという鈴木史郎市長(56)が平和宣言の中で、2017年88歳で死去した被爆者の谷口陵暉(すみてる)さんの言葉は、「過去の苦しみなど忘れ去られつつあるように見えます。私はその忘却を恐れます―――」。

今年は、2023年、あれから78年ですが、1951年、(前年には朝鮮戦争が始まっています)、永井隆博士は既にこの時、人間はまた戦争を繰り返すのではないかと『いとし子よ』で書き残していました。:「いとし子よ」永井隆 - 四丁目でCan蛙~日々是好日~ (hatenablog.com)

🔲その永井博士の未発表原稿を含む書簡集について、東京新聞の記事です:
 
「戦争は人類の恥です」 「戦争を起さないで下さい!」 長崎医科大 (当時) の医師・永井隆 博士。 自らも被爆し、重傷を負いながら 負傷者の救護に尽くした 白血病に侵されたが 原爆の実相を伝える執筆活動を続け 1951年、43歳で亡くなった。 ▼東京新聞 23年8月8日朝刊

 

🔲今朝の「shuueiのメモ」さんから初めて見る写真を:詳しくはコチラで:

この残虐が伝わるのを恐れたアメリカ - shuueiのメモ (hatenablog.com)

 

この残虐が伝わるのを恐れたアメリカ

やまなか けんじ
2011年12月8日   FBより

 

🔲国連勧告を尊重するのではなく無視する政府。本当に情けない。政治を預かる資格がないと思います:

日本ってこうやっていつも国連勧告に背を向けてきた人権尊重の意識のかけらもない。性暴力に背を向ける国のまんまでいいのか?
 
 ジャニーズ事務所の創業者、故ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐり、国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会のメンバーが被害者救済に向けた対応を政府に求めたことについて、松野博一官房

🔲マトモなことを言う政治家が日本にもいる!

内田樹さんがリツイートしました

こんな知事もいる生活の厳しい人が一番きつい目に遭う税制をやれば良いんだって、一番社会的地位の高い人が言うって、世も末な感じがします逆の立場で物言わないと、普通の生活をしてる人の生活が成り立たなくなる。経団連会長の言ってることを聞いてたら日本は滅びる」

◆記事の一部コピーです:

島根県の丸山達也知事は25日の定例記者会見で、政府が掲げる「異次元の少子化対策」の1つで、高校生まで月1万円を支給する児童手当の方針について、財源を確保するため社会保険料の上乗せなどを想定していてる点を、納税能力に関係なく一定額を課す「人頭税」だと批判しました。

 

島根県 丸山達也 知事
「物価も高騰している、生活に欠かせないものの値段が上がって生活が苦しくなっている時に、逆進性の強い国民負担の増加策を取るのは、それで子どもが増えると思いますか。お金のない人は子育てを諦めてください、みたいなことにならないのか」

 

「申し訳ないけど、島根県の知事だけど、小さな県の知事だけど、そんなことを日本の経済界で一番偉い人が平然と言う時代なんだから、こっちは逆の立場で物言わないと、普通の生活をしている人の生活が成り立たなくなる怒りを覚える。
私は声を大にして言いたいです。応能負担の観点を入れるべきだ
経団連の会長の言っていることを聞いていたら日本は滅びるぞ。ま、滅びると思いますよ、と私は思います」

🔲麻生氏の『世迷言』。早速今朝の朝日新聞では「麻生氏発言 中国が批判「台湾海峡情勢 対立あおった」の見出しで「自民党麻生太郎副総裁の台湾訪問中の言動をめぐり、中国外務省は9日、『日本の政治家が勝手なことを言い、台湾海峡情勢の緊張を騒ぎたて、対立をあおった』と強く批判する報道官談話を出した」と:

「台湾防衛のために日本の防衛力を使う」という発言は明らかに「専守防衛」の国是を逸脱しているしかも、そんなことは国会でも全く議論されていない勝手に決めるな、という話。
 
麻生氏「いざとなったら台湾防衛に防衛力使う」 sankei.com/article/202308 「日本、台湾、米国をはじめとした有志国は強い抑止力を機能させる覚悟が求められている。戦う覚悟だ」とも強調。
 
台北=大橋拓史】自民党麻生太郎副総裁は訪問先の台湾で講演し、台湾有事を念頭に「お金をかけて防衛力を持っているだけではだめで、いざとなったら台
湾防衛のために(防衛力を)使う」と述べた。「日本、台湾、米国をはじめとした有志国は強い抑止力を機能させる覚悟が求められてい
る。戦う覚悟だ」とも強調した。
 
 

内田樹さんがリツイートしました

麻生にこう言わせるためにわざわざ台湾に呼んだ人たちもいるわけですよ。安倍の銅像を建てたりバノンやペロシを呼んだりもする。党利党略のために台湾有事や日中・米中対立を煽る側面が台湾の民主主義にあることを踏まえず、ナイーブに民進党=リベラルと見ていると自民党右派との蜜月は理解できない。
 
麻生氏「戦う覚悟」必要 - 台湾海峡の安定へ
 
台北共同】自民党麻生太郎副総裁は8日、訪問先の台湾で講演した。軍事的圧力を強める中国を念頭に、台湾海峡の平和と安定には強い抑止力を機能させる必
要があり、そのために日米や台湾には「戦う覚悟」が求められていると主張した。挑発的な発言と受け取られかねず、中国のさらなる反発を招く可能性もある。