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🔲神宮外苑再開発の樹木伐採に「全員がショックを受けた」:
東京・明治神宮外苑の再開発に対して「遺産危機警告(ヘリテージアラート)」を出したイコモスの専門家らが9月15日、記者会見を開き、この計画が世界の専門家にどれほど驚きを持って受け止められたかを語った。
ヘリテージアラートは危機的な状況に直面する文化的資産に対して出される警告で、イコモスが学術的観点から問題を指摘し、保全と継承に向けた解決策を促進する。
15日の記者会見には、世界イコモス国際学術委員会・文化的景観委員長でアマースト大学教授のエリザベス・ブラベック氏がリモート参加し、文化遺産保護に携わる専門家たちが何を問題と受け止めたのかについて語った。
なぜ専門家たちはショックを受けたのか
ブラベック氏は、公園に高層ビルを建てるという計画を伝えられた時、「全員がショックを受けた」と語った。
「東京のような世界の主要都市で、こういう開発が行われるというのは聞いたことがありません。そもそも都市の公園は大きく不足しています。その公園の土地を、再開発事業に回すという事例は知りません」
都市の公園は、人々の憩いの場であると同時に、ヒートアイランド現象を抑える効果や、豊かな生態系の維持、災害発生時の避難場所など、さまざまな機能をあわせ持つ。
ブラベック氏は「今、世界全体は気候変動に苦しんでおり、都市の開かれた空間の保全の重要性がますます認識されています。その中で、遺産とも呼ばれるような貴重な都市の森が失われるということになりかねない」と警鐘を鳴らす。
ブラベック氏は4列のいちょう並木についても、新しい野球場が建設されることで、日照や水の流れが変化し、いちょうに負荷がかかるだろうと訴えた。
再開発の事業者は、樹木を伐採するものの新たに植樹することで木の数は増えるとしている。しかしブラベック氏は、「新たに植林をしても、100年かけて作られた現在の成熟した森とは同じものにはなりません。ヒートアイランド現象対策や生態系維持の面でも、新たな植林で置き換えられるものではありません」と述べた。
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