「バンクシーの実名」と1月のお茶のお稽古 

バンクシーの実名がBBCの録音テープの中でわかりました:

2003年の夏に東ロンドンで開催されたバンクシーのゲリラショー「Turf War」に先立ち行われたBBCのインタビューの中で、バンクシーが自身の本名を明かしていたことがわかった。

◎今年最初のお茶のお稽古。カメラを忘れて、取りに戻って、慌てて玄関の上り框のところで滑って転んで、持っていた鍵が手に食い込んで怪我をしました。今年は気を付けなきゃと反省。さて、初稽古。お二人は先に来ておられて、私が最後。

昨年は、母が101歳で6月に亡くなっていますので、喪中と言うことで年賀状も欠礼しています。先生が新年のご挨拶の時に、ちょっと触れてくださいました。

両親と夫が石川県出身と言うことで、大丈夫でしたか、能登半島地震?と言われましたが、親戚も福井寄りの加賀市小松市、金沢、ということで、幸い能登のような深刻な被災は無かったことをお話しました。地震当日4時過ぎは大阪でも震度4でしたので、室内にいた人たちは自分がめまいを起こしたと思った方が多かったようです。歩いていると全く分からなかったのですが。

さて、年の初め。先生が用意して下さったのは温かいお善哉でした。

受け取り方を教わりました。

お餅の柔らかさと温かさが食べるのに丁度良い具合。昆布とカブのお漬物が添えてあります。さて新年最初のお点前は今年も私からということに。

掛け軸は「彩鳳舞丹宵」

読み方は「彩鳳(さいほう)」「丹宵(たんしょう)」に舞う・・・彩り鮮やかな鳥が茜色の空に舞う・・・で、おめでたい情景。

お花は椿の蕾と、花一輪をつけた蝋梅の一枝を艶やかな黒の花瓶に。

立派な棚とお正月らしい水差し。九谷の染付。

炉には、音を立てて鉄瓶の湯が沸いて、白い蒸気が見える。

先生は、ひょうたん型のくり抜き模様がついた半覆いのある手あぶりに手を当てながらのお話でした。

先ず、水屋に入って、お干菓子と大ぶりの松の枝模様の茶入れの棗(なつめ)。

お菓子を先に持って出ます。つづいて、棗を棚の上段、中央に。

龍年なので龍の絵柄のお茶碗も。右から二番目、尾形光琳写しの梅に金彩が施してあるお茶碗と、隣の松のお茶碗を選びました。

左端の龍の絵のお茶碗(12年に1回しか使えません)と隣はおめでたい金銀の鈴の模様。これはおめでたい日、お祭りなどにも使えるそうです。その隣は、珍しい、薄手の焼き物で模様はしめ縄。右端は波がしらに朝日のおめでたい模様。

お二人に一服づつお茶を点てます。使った分の水を薬缶から水差しに足して終わります。私は水差しを棚から出して、水を注ぎましたが、これくらい高い棚だと、出さなくてもよいということでした。

続いて、今度は正客さんの位置に座ることに。

正座が足に堪えてきました。つりそうです。スカートの中で足を少し崩すことに。

お茶碗を温めた湯を捨てていますが、これは二服目だから。一服目で替え茶碗があるときは、この湯は捨てずに替え茶碗に入れて温めておきます。

お点前を終わった後、棚の上に柄杓と蓋置を飾ります。入り飾り。

飴色の蓋置は初めて使いましたが、金沢の大樋焼

正座できる2人が終わったので、炭火を片付けて、立礼式のテーブルへ移動。

埋め込みの電気コンロに釜を移します。

やっと低いテーブルの前の低い椅子に座ることが出来ました。

尾形光琳写しの梅模様に金彩のお茶碗。最初、松かと思いましたが、よく見ると梅。

初めて見るお道具。鉄製の蓋置。真っ黒の地色に金彩でツル。

光り輝いていますが、持たせていただくと、その堅さと重さがキツイ。陶器のお茶碗に当たると傷つけそう。それは注意が必要です、と先生からも言われました。

最後に、三人の生徒代表で、面倒見の良いNさんから、”出来の悪い生徒三人、タダ先生のお顔を見て、美味しいお菓子を戴いて、美味しいお茶を飲ませて頂けるこの時間がとても幸せなので、今年一年もダメな私たちですがよろしくお願いします”とご挨拶。

先生も、”そう、そう、それだけね”と喜んで(?)言ってくださいました。

今年のお茶のお稽古スタートです。