島田雅彦「パンとサーカス」と河野太郎氏、そして創作テレビドラマ大賞「ケの日のケケケ」

◎水曜日、3月最後のヨーガの日でした。駅前の8階建てのビルの建て替え工事のため4年間、場所を変わらなければならず、この日がこのビルの和室で1985年12月から始めたヨーガの最終日となりました。部屋に入るなり、スタートの時から一緒だったMさんが、駆け寄って来られて、今日を最後にヨーガを止めることにしたとのこと。お連れ合いが入院、わざわざ新大阪近くのマンションから通っておられましたが、ヨーガも来月から中央生涯学習センター内に変わり、月一回となるので、この際、止めてということに。最後なので、帰りのランチを皆さんとご一緒することに。仲良しの母親同士が60歳になってからヨーガを始めたので、娘同士の私達も別に先生を探して始めたヨーガですが、38年も経ちました。3月別れの季節です。

 ホワイトデーの3月14日、学生仲間で集まった同窓会で奈良の友人姉妹から渡された分厚い本「パンとサーカス」を10日ほどかかって読み終えたのが先週。痛快冒険エンタメ小説と言う感じで物語の世界を楽しみました。ところが、先日、こんなニュースが:内閣府資料に中国国営企業の透かし? 河野太郎氏「チェック体制の不備」釈明も…金融庁や経産省でも見つかる (msn.com)

内閣府が「再生可能エネルギー」を扱った会議の資料に中国国営企業の透かしが入っていたことが判明河野太郎内閣府特命担当大臣は「チェック体制の不備」と釈明したが、経産省金融庁のサイトにある資料にも同様の透かしが見つかり、ネット上は「安全保障上の懸念」「中国企業や国家の関与は?」と荒れてている。

・「問題は、透かしが紛れていたという部分ではなく、他国が介入していると疑われているという部分ですよね?」「新卒でもこんなミスしませんよ」などのコメントが相次ぐ。国民民主党玉木雄一郎代表もXで「我が国の電力の安定供給のあり方を決める重要な審議会に外国勢力の関与があってはならない内閣府のみならず経産省など他府省でも徹底的に調べるべき」と指摘した。

パンとサーカス」は対米従属の日本から自由日本へと3人の若者たちがそれぞれの立場で闘う内容なのですが、今の日本はアメリカだけではなくて、隣の大国中国と二国を相手にしなければならないというところが、私たちの若い頃とは違うんだなと思っていたところで、このニュースだったので、急にエンタメの世界が現実味を帯びて迫ってくるようでした。

26日の火曜日、NHK,夜10時から45分の単発ドラマ「ケの日のケケケ」を見ました。とても良いドラマでした。内容は知覚過敏の高校生の学校生活を描いたものですが見ごたえがありました。弱くて強い、繊細だけど強靭かつ大胆な主人公の高校生あまね。部活を強制されることに対して自分の思いを曲げず、最後は生徒会長になって筋を通していくのですが、ドラマチック、かつ後味の良いドラマでした。創作テレビドラマ大賞受賞作、納得!でした。

主役を演じた俳優さんはTBSの日曜ドラマのオーケストラでバイオリンを弾いていた女優さんの當真あみさん、男子高校生は奥平大兼さん。そういえば、昨年の高校教師(松岡茉優)のドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」で二人は高校生役で出演していました。二人とも、とても良い俳優さんです。

ケの日のケケケ - NHK

【第47回創作テレビドラマ大賞】ケの日のケケケ

この番組について

第47回創作テレビドラマ大賞「ケの日のケケケ」

【出演】  

 當真あみ 奥平大兼 小宮山莉渚 望月歩 中井友望 伊礼姫奈

岡山天音 山田キヌヲ 板橋駿谷 尾野真千子

 

「あまねの生きる世界は、刺々しくうるさくて、過剰にまぶしい。」

“感覚過敏”の一人の高校生の少女が、仲間とともに自分の居場所づくりをしようとする姿を通してすべての「生きづらさ」を感じる人々に勇気を届ける27歳の俊英脚本家のデビュー作!

第47回創作テレビドラマ大賞受賞作は、若手女性作家のみずみずしいデビュー作です。

主演のあまね役にテレビドラマ初主演の當真あみ、あまねの理解者琥太郎役に奥平大兼を迎え、U-20の若き俳優陣が二人を支えます。さらに尾野真千子岡山天音山田キヌヲ、板橋駿谷など実力派の俳優たちが彼らをサポートし、「令和時代の新たな青春物語」をお届けします。

演出は「エンジェルフライト」「外事警察」の堀切園健太郎(NHKエンタープライズ)。Ryu Matsuyamaの透明感あふれる音楽にのって紡がれる映像美、宝石のような短編ドラマをお楽しみください!

 

【あらすじ】 片瀬あまね(15)(當真あみ)が生きる世界は、刺々しくうるさくて、過剰にまぶしい。

感覚過敏と共に生きるあまねが入学した東高校には、部活動への入部を強制する校則が存在した。聴覚、視覚、味覚が特に過敏で、昼休みを教室で過ごすことも難しいあまねにとって、部活は非常に難易度が高い。そこであまねは、同じく部活に入りたくないという同級生・進藤琥太郎(15)(奥平大兼)と共に、校則を守りながらも人生を休憩したい人のための同好会、『ケケケ同好会』を設立することに決める。

 

【主演・片瀬あまね役・當真あみさん コメント】

「ケの日のケケケ」で片瀬あまねを演じました、當真あみです。私が演じたあまねは光や音に敏感で、食べられる物と食べられない物などがある感覚過敏の女の子です。感覚過敏とは何か、あまねはどんな世界で生きているのかを知る必要があり、感覚過敏を知っていく中で自分にとって普通だと思っていた事が全くそうでは無いという事に気付かされました。

個人差があり、人それぞれな感覚。どうにもならないことばかりでも自分が自分でいられるよう努力するあまねの姿とともに、感覚過敏について見る方に知っていただけると嬉しいです。

『ケの日のケケケ』もっと自分をご機嫌にしてもいい:朝日新聞デジタル (asahi.com)