まるで時代が音をたてて、そう、祇園祭の鉾がコーナーを直角に曲る時、音を立て、屋台を揺るがし、軋みながら曲って行くような、ここ数年の変化。いったい世界は、日本は、人間は、どうなっていくの? どこに向かって行くの? と不安になっていました。
丁度そんな時、世界史を俯瞰的に過去から説き起こし未来を予測したジャック・アタリの本と、国民国家の成り立ちから現在までを世界との関連で分析し、日本の過去、現在を考える松岡正剛の本に出会いました。
日本は、戦後、覇権国のアメリカの庇護のもとで60数年。一極集中から、多極多様化の世界に変わろうとする今、政治、経済、文化の面でも真に自立した国になるためにはどうすればよいのか? 日本の存在感を示す道がマンガと自衛隊の海外派遣でしかないとはとても思えない。その前に、日本とは何か?を問い直してみたいと思いました。世界に発信できる日本とは?を考えてみたいと思いました。まずは日本的なるものを自覚してみたいと思いました。 ご一緒にいかが?