<「政治とカネ」という犯罪はありません>

 ギボウシ(最近はホスタと呼ばれていますが、昔から日本のお庭にはお馴染みです)

金曜日のテレビ朝日スーパーモーニング小沢一郎氏をスタジオに招いての何でも聞きましょう的な番組でした。
いつもの女性キャスターの赤江さんに鳥越俊太郎、番組司会の小木逸平アナと長嶋一成、ジャーナリストの大谷昭宏とゲストが週刊朝日編集長の山口一臣、それにいつもの三反園訓。(これで全部? もう一人弁護士さんが洩れてるかな?)
コーヒータイムと生協さんの配達日、酒屋の御用聞きが少しずつ重なって、落ち着いて聞けなかったのですが、聞きたかった財源の問題(地方交付税)の話が聞けて良かったかな〜と思いました。全体の印象は大きな構想がハッキリしていて、それぞれの政策に破綻がなく、筋が通っていて、「小沢さんならやってくれる」という小沢ファンの根拠が分かりました。特に昨年の政権交代の歴史的意義については本当に共感できました。この国民が与えた機会を政治家が生かさなくてどうするという気概、これを無駄にしたのでは民主主義は危機を迎えるという危機感、ここは出るしかという代表選出馬の覚悟も伝わりました。
 菅さんの選挙前の突然の消費税の話、日替わりで年収400万円以下、いや300万円以下は対象外とか言い出されたときには、これは、これは、鳩山さんよりヒドイとも思ったり、一人で勝手にパッパカ言い換えては党内民主主義もあったもんじゃないという気もしました。期待が瞬く間に萎んで、これでは政権交代の意味がないと思っていました。代表戦に入って「政治とカネ」問題を他人事のように言い出す菅さんにもガッカリでした。夜にはNHKでは、数日前の菅さんに代わって小沢さんの出演でこちらはユックリ見ました。初めてジックリ聞く小沢さんのお話は久しぶりの政治家らしい政治家の話で一寸意外?な好印象。「元自民党田中派で豪腕でカネにまつわる話が絶えず居丈高で暴君的」という印象を持たされていた私も、自分の変わりように驚いています。(それにしても、自分を棚に上げてですが、人間って完璧ではないですね〜。今の状況なら、何を最優先にして選ぶかが問題のように思います。)

小沢さんの「政治とカネ」問題が・・・・と引っかかっている方は、少し長くなりますが、是非、以下読み続けて考えてみてください。
  新聞社の世論調査の結果が1週間ほど前にテレビで放送されましたが、菅さん80%、小沢さん20%だったような。しかしネットの調査では逆転のケースも。何故?? あるブログで見つけた調査の結果を引用してみます。(引用先:http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20100904/1283556813)

Yahoo!みんなの政治投票<「計 3736 票」

小沢一郎氏・・1915票(51%)、◆菅直人氏・・1220票(33%) ◆棄権・・601 票(16%)


●≪毎日新聞世論調査の「首相にふさわしい」菅氏が78%で、小沢氏の17%は妥当かどうか≫毎日新聞

◆民意を反映してない変な数字・・84.7%、◆民意を反映した妥当な数字・・15.3%


YOMIURI ONLINE みんなのYES/NO 

小沢一郎氏が民主党代表選に立候補します。支持しますか、支持しませんか?

◆支持する・・76%、◆支持しない・・24%


● @nifty投票「3384票」 

菅内閣と小沢内閣、全体的にどちらが期待できますか

◆小沢内閣・・2856票(84%)、◆菅内閣・・152票(4%)


●ロイター:民主党代表選に小沢前幹事長が出馬へ。あなたは誰を支持しますか? 

小沢一郎氏 (7352 票, 44%)、◆菅直人氏 (7279 票, 43%)、◆その他 (2177 票, 13%)

私たちがテレビで知る世論調査の結果とインターネットでの結果が逆転する場合が何故あるのか?
これについて達増拓也岩手県知事さんの県の公式サイトから知事会見録を紹介しているブログを見つけましたので、引用してみます。情報元や量の格差というか、年齢やパソコンのない人との情報格差が出てきますね。だからこそマスコミの責任重大ですし、惑わされない自覚も大切になってきます。
(引用先:http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-e715.html)(太字と下線と字の色は引用ブログ通り)

知事  インターネット上の世論調査では、読売オンラインが小沢さんの出馬を支持するかで、支持するという人が圧倒的、スポーツニッポンの菅、小沢のどちらが良いという調査で小沢さんが圧勝と、ネット世論調査では小沢さんの圧勝というのが出ていると聞いており、そうするといろいろと知っている人は小沢さんを支持しているということなのだと思います。
逆に言うと、大手新聞社や通信社等が行っている世論調査では、その対象となっている国民がいろいろなことを知らされないまま答えてしまっているのかと思います。政治と金の問題とか言いますが、いろいろと有名なネット論客の人たちの発言、それがツイッターで普通の人とかともやりとりされている中では、もう政治と金の問題というのは検察がつくった虚構であると。
そもそも西松事件も村木厚生労働局長の事件と同じように、検察側が呼んだ証人が検察に反する証言をしていて、無罪になる可能性が高く、陸山会問題も逮捕や起訴に相当するような訴因ではないと。更に言うと、検察審査会の今やっている審査を申し立てた人というのが、外国人の権利に強く反対するという外国人排除的な政治運動を行っている人が申し立てたのであって、かなり小沢一郎は左翼で駄目だ、中国に甘いから駄目だみたいな中で、検察が暴走してこういうことになっていることが、インターネットの中では広く知られるところとなってきているのだと思います
国民全体に知らせるのは、マスコミが報道ぶりを転換すればすぐできるかもしれないのですが、今までのようなマスコミの報道ぶりですと、そういうネット上では共有されている大事な知識、情報を国民にきちんと伝えていくには、2,3年かけて志ある人たちが国民一人ひとりに直接伝えていくということをやらなければならないのだとは思うのですが、今回は民主党の国会議員さんと地方議員さんと党員サポーターですから、2週間あればかなり真実は浸透するのではないかと思っています。

さて、今日のブログのタイトル「政治とカネ」について・・・
<「政治とカネ」という犯罪はありません>という書き出しで始まる金曜日のスパモ二出演者だった山口一臣氏のツイッターを引用されたブログから孫引きさせていただきますのでお許しください。(引用先:http://d.hatena.ne.jp/Tony_Shikaku/)
私の方で、2回目からはツイッターの時刻表示を省いて読み易くしてみます。

◎世の中には「政治とカネ」という犯罪はありません。ゼネコンから賄賂を受け取ったなら贈収賄だし、有権者にカネを配ったなら買収(公職選挙法違反)だし、親からカネをもらったのに申告しなければ脱税(所得税法違反)だし。検察は当初、西松事件陸山会事件も贈収賄だと思って捜査を始め(つづく)2010年8月29日 9:14:56
◎(捜査を始め)たにもかかわらず、そうした事実がないことがわかったため、面子を保つためだけに「政治とカネ」という言葉にすり替えたのです。こんな単純なことに引っかかってはいけません。9月10日(だっけ?)、奇しくも代表選の直前に、
◎大坂地裁で村木厚子さんの裁判の判決がでます。検察による”犯罪“が厳しく糾弾されることになるでしょう。ちなみに仙谷官房長官が千葉法相を通じて、無罪でも控訴しないよう検察に指揮権発動するとの噂が流れています。もちろん、人気取りのためだそうです。
◎もし、Aという政治家が賄賂をもらっている疑いがあるなら、「A議員には贈収賄の疑惑がある」と批判すべきです。他人を批判するには、それなりの覚悟が必要です。証拠がなければ、批判すべきではありません。政治家にとって汚職は致命的なことです。しかし、
◎最近は証拠もないのに「A議員には『政治とカネ』の問題がある」と覚悟もなく安易に他人を批判する傾向があります。この場合、「政治とカネ」とはどういう意味なのでしょう。わたしには、証拠はないけど相手を悪く言いたいがために使う言葉にしか聞こえません。本当に悪いなら、(つづく)2010年8月29日 12:20:53  (以下、略)

世相も政治も世も末と嘆くに事欠くことはありません。しかし、諦めていて良いわけはなく、この混沌の中から少しでもよりよき方向へ踏み出さなければならないと思います。私たちの年代ならば、若い人たちのために、子や孫世代のためにも。わけのわからない政治の世界でも、目を凝らし、耳を澄まして、よりよき方向を探り当て、そういう方向を目指している指導者を探し出さなければなりません、あきらめないで!