ジューンベリーの紅葉と演奏会

西日よけに植えたジューンベリーがやさしく色づき始めました。
今年はサンルームの屋根を越えて枝が伸び、来年、横に広がってくれると夏の日差しよけになりますが・・・
今は浅く色づきだした葉が華やかで、西側のタペストリーを絞って、その華やかな紅葉を楽しんでいます。

明日は、5月の初めに横須賀の友達が送ってくれたチケットを持って、サントリーホールでコンサートです。
父のことがあって、行けるかな〜と心配しましたが、元気になってくれましたし、夫の中国出張も上手い具合に中止になったので、これでゆっくり遊んでこられそうです。フランツ・ウエルザー・メスト指揮クリーブランド管弦楽団の来日公演で、ベートーヴェン交響曲第3「英雄」と、もう一人、内田光子さんの弾き振りでベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番を聞きます。
   

久しぶりの音楽会、それもウエルザー・メスト氏は今年9月からはウィーン国立歌劇場音楽監督に就任、来年1月のウィーンフィルのニューイヤー・コンサートへの登場も発表されています。内田光子さんは09年、大英帝国勲章「デイム」の称号を授与されておられ、ヨーロッパ在住の一番高名な日本人演奏家
私がFWメスト氏を初めて知ったのが92年のテレビ、ベートーヴェンの演奏でした。初めて生の演奏に接したのは95年、大阪と東京でチャイコフスキーでした。その後チューリヒではホフマンのオペラを、そして、日本では「バラの騎士」を渋谷のオーチャードホールで。どの演奏会も今度ご一緒するEさんと一緒でした。
二人で見つけて?二人で夢中になって、二人で同じ夢を見て、そして今年実現! 来年のお正月にも叉テレビを通してニューイヤーコンサートを楽しめます。日本のメストファンや批評家の方たち、あるいは、日本に限らず、メストファンみんながその将来を確信していた通り、15年程の年月がかかりましたが、願いが、叶います。

我が家でメストさんの日本(代役)デビューの「運命」でビデオコンサートをしたとき、10年後が見てみたい、聞いてみたいと言った方がいました。アレから18年後のベートーヴェンクリーブランドオケで明日聞けます。何事も無ければ? 
と、いうのは、15年前のブーニンさんとの共演の東京コンサートは、地下鉄サリン事件の直後でヒヤヒヤしました。その後、どうも私たちは、メストさんとは相性?がよくなくって、一度はロンドン(93年)で盲腸、二度目はベルリン(96年)で風邪の為耳が聞こえなくなり、という事故?にあって代役の方々の演奏を聞かされていますので・・・。
そういえば、私の初めての海外旅行はメスト氏のロンドンフィル公演でした。海外旅行に関心もなく、胃の手術後は体力不足で無理と思っていたのに、Eさんと二人でまるで冒険旅行のような弥次喜多珍道中でした。お目当てのメストさんの指揮は代役でしたが、思いつきでチケットを買って天井桟敷で見たミュージカル「オペラ座の怪人」や、シェークスピアのストラットフォード・アポン・エイボン、そこへ一度では行けず迷い込んだ古い町、途中、オクスフォードで降りたのが失敗だったり、大英博物館の裏から入って正面から出たり、今は無き?サボイホテルに一泊してテームズ河にかかるウォータールー橋を見ながらイングリッシュティーをいただいたり、面白い旅でした・・・。
それでは、明日、行ってきま〜す。何事もありませんように!