暮れにEさんからお電話いただいて、少しお話できたおかげで今年のニューイヤーコンサートは、忘れずじっくり楽しみました。
国立歌劇場の総監督に就任した年の翌年2011年初登場に続いてウェルザーメスト氏二度目の登場です。
昨年、東京で見逃して(手の怪我で来日できず代役)、すぐ今回のニューイヤーコンで取り戻した気分、それに録画し損なったブルックナー4番の演奏もブルーレイで送って頂いていますので、時間が充分取れるときにと今楽しみにしています。
さて、今年の楽友協会の恒例の新年の演奏会、舞台装置の一部でもあるイタリアからの大量の花による飾りは、ピンクを主体にした華やかなものでした。豪華なバラやストックの花のなか、一輪のマーガレットがなかなか効いていました。
これらの花々を生けたスタッフのなかにも日本人女性が一人。彼女はニューイヤーコンサートの花を見て「花を仕事にしている私もあの場で花を活けてみたい」と思い立って3年がかりで実現、スタッフの一人になって花を活け続けているそうです。
NHKの番組、2人のゲストを交えた解説では、今年はプログラムも初登場曲が多数、それもヨハン・シュトラウスの次男ヨーゼフの曲が多い。
ヨーゼフのひ孫にあたる90歳の女性が客席に招かれているとか、何度も身を乗り出して拍手する曾孫さんの姿が見えました。また、オペラのヴェルディとワーグナーの生誕200年にあたるのでこの二人の曲が演奏されたこと。メスト氏のお話ではウィーンフィルは国立歌劇場の座付オーケストラでもあるのでオペラの作曲家であるこの二人はとても重要だとか。そして、演奏の途中で舞台上手に指揮者が引っ込んで水を飲んだり、汗を拭いてもらったり、さぁ、いくぞ!のバックステージまでカメラが紹介したこと・・・などが新しい試みでした。
今までにない新しい曲目で新しい趣向を加えての演奏会、(ライブ中継で楽しめるというのもスゴイ時代です! 今頃感心しているのは遅れていますが) いつもの通り、バレエもあって(男女二人での男性ダンサーは日本人でした)、2013年、スタートしました。