原子力の電気は安くない?! 夏の電力は不足しない?!


バタバタするうちにオランダ・ロッテルダムの卓球世界選手権は終わってしまいました。個人のメダルは期待されていた男子の水谷速隼も及ばず、混合ダブルスで福原愛岸川聖也が銅メダルでした。
国際卓球連盟は16日付の最新世界ランキングを発表し、日本勢は男子の水谷隼(21)=明大=が6位、岸川聖也(23)=スヴェンソン=が28位、女子の石川佳純(18)=IMG=が8位、福原愛(22)=ANA=が9位となり、それぞれロンドン五輪のシングルス出場権を獲得した。福原は3大会連続、石川は初、男子の2人は2大会連続の五輪出場となる。(時事通信)



原子力は安全で安心しかも安いと言われてきましたが、そもそも、「計算方法がイカサマ」という発言の主は、京都大学原子炉実験所の小出裕章助教。小出氏の講演会に参加された「生き生き箕面通信」さんのブログから引用させて頂いて、小出氏の紹介と致します。

小出裕章さんといえば、いまや「反原発」の原子力学者として”時代の寵児”とみなされ、「脱原発」の教祖と位置付けられる存在です。
京都大学の原子炉実験所(大阪府熊取町)に助手として職を得て以来、今日まで37年間ずっと助手(現在の呼称は助教)の立場に据え置かれたままです。
この熊取(くまとり)で「原子力の危険性」を訴え続けた研究者6人は、「熊取6人組」という異称をたてまつられ、東大原子力工学科などに巣食う御用学者からは煙たがられました。
国は国策としての原子力推進に巨額の研究予算をつけてきました。しかし、「熊取6人組」には、研究者に欠かせない研究費も回してもらえない。そんな”差別”の中で頑張り続けてきました。

(詳しくは「小出さんは苦しんでいる」へ:http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/efb8a8cfc7da27d3b9075c94ab8b3bb6



その小出氏が登場した番組が先週5月12日のモーニングバード
朝のテレビ朝日の番組の中、火の玉レポーターの玉川徹担当の「そもそも総研」というコーナーで取り上げられました。
取材画面に小出氏が登場、「イカサマ計算」発言の後、立命館大の先生が計算のマジックを解き明かしています。河野太郎議員が政治の面から補足もしています。とっても解りやすい番組でした。
この放送を取り上げたブログを見つけましたので、見逃した方はコチラで是非確かめてみてください。(コチラ:http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/ab7ddee528161269bc8c4927667e65d4


もう一つ紹介したいブログは原発なくとも夏の電力不足は生じない」という記事のコチラ:
http://d.hatena.ne.jp/eirene/searchdiary?word=%2A%5B%CA%FC%BC%CD%C7%BD%5D

安全神話」に騙された私(たち)ですが、「安全神話」はまだ続けられています。
原発推進のためには事故処理中ですらデータを公開しない方針のようです。
今さらのメルトダウン発表。2ヶ月も前に炉心溶融していなければ出ない物質が出ているということでした。
データが無かったなんて白々しい。東電も政府もトックに信用されていません。
嘘をついているとバレているのに、ウソをつき続けるのは滑稽ですが、何故なのか考えると一寸怖ろしいです。
この国に政治があれば、福島の現状から考えてエネルギー政策、電気事業について遠い見通しを持った国策を考え直す好機とするのが普通です。けれど政治無き日本は、未曾有の危機の渦中にあってなお、3・11以前の現状維持路線。菅首相の「白紙」が空々しく聞こえます。政府が原発事故の危険な状況を正直に明らかにし、放射能汚染の数値を公開し、国民の命を大切にする方向転換の道を示しさえすれば、どんなに大きな抵抗があったとしても、今なら国民は我慢して支持もするでしょうに。国会で話されるのは枝葉末節の足の引っ張り合い、国民不在、未来なしという有様です。
先日、久しぶりに山口のWさんから電話があり、アチラも一人、コチラも一人ということで、長電話になりました。
その時、新聞テレビは信用できない、情報は自分で探さないとという話になりました。小出氏の6人組のことも週刊誌で読んだということでした。私からは、やっと原発に反対していた研究者をテレビが取り上げるようになったと、このテレ朝の番組の話をしたところでした。
ウソの情報、知らされない情報があるという事を知った以上、自分で求めることも大切だと思っています。