緑の公園

日曜日の昨日、4月末から2週間ぶりの水中歩行に歩いて出かけました。寒暖の差が激しくて、どうも風邪気味が抜けきれず、その上、何日か前にミニ蘭の植え替えで腰を痛めました。
プールに行かず、その上の中腰で、ぎっくり腰前兆です。黙って2日ほどはり薬で用心して治まった昨日出かけました。
途中の唐池公園、日曜なので子ども連れでにぎやかな公園になっていました。大きくなった木々の緑がしたたるようです。
この「緑したたる」という表現は、大昔のテーマソングに思い出があります。「ボナンザ」という西部劇のホームドラマみたいなアメリカ製のドラマがあって、そのテーマソングに「♪みど〜り、したた〜るまきば〜」というフレーズがありました。5月の新緑の緑を見ていると、この表現がピッタリ!と思ってしまいます。(記憶違いが無ければ…とにかく大昔のことです)
曲り池から真北に方向転換すると、鍋田川沿いに矢車草が。川沿いは一面クローバーの白い花が続いています。ここは去年まで貸農園で畑や花壇になっていました。今年に入って全部撤去。歩道にするそうです。撤去された後にはコボレ種で咲きだしたのかカモミールが一面小さな可愛い花を付けていました。
当対(とた)池公園の北側の池の端に黄色い菖蒲が、少し先に桐の花が咲いているのを見つけました。この辺では北船場に一本大きな桐の木がありますが、この池にあるとは珍しい。薄紫の大きな花が咲いています。空がバックになって色が写るか・・・。
ところで、着替えてプールで歩き始めたら、お顔馴染みの方がおられてご挨拶。少し先輩さんのその方は3時か4時頃には毎日歩いておられます。私は一週間に一度。それも2週間あくことも。そのお連れの方に話しかけられて、そう答えると「勿体ない」と言われました。そうなんですが、なかなか。
ロッカーのところで、以前から気になっている方が隣に。その方も私を見て話しかけてきて・・・。同時に、「あの〜、知ってますよね〜」「ひょっとしてIまさ子さん?」と私。あちらも私の旧姓と今の名前の両方を。 「中学校でいっしょでしたよね〜」と。
中学校の同窓生でした。彼女は水泳コースでしたので、競泳の方で選手。ここが出来た時からというので、もう7,8年とか。「一緒に泳ぎましょう」と言われて「私は、歩くだけ、もともと腰痛予防で・・」と言うと、彼女も「私も最初はそうだったんだけど、泳ぎ出したら泳げたから、大丈夫よ〜」と。そんなわけには・・・。私にはチョットしたトラウマがあって。当時、私たちの学校にはプールが無くて、駅向こうの中学校へもらい泳ぎに出かけていました。そのプールで私は排水溝に巻き込まれた経験があります。それは大人になって思えば…ということで、その時は一瞬まっさかさまに頭からくるくる回って…バタバタして何とか浮き上がりました。その間、どのくらいだったのか? 一瞬だったのか、数分だったのか…? 誰も気づいていないし、私一人の体験で狐につままれたような出来事でした。誰にも言えず…それから水泳が苦手になり水に近づかなくなりました。そんな話は出来ないし・・・でもお互い中学生の頃とあんまり変わってなかったということなんでしょうか。
帰り道、唐池公園から住宅街に入る角の花やしき?では、オダマキが外に向かってこぼれるように咲いていました。
◎さて、日曜日の日経新聞から:フィリピンのバターン原発の話題。バターンといえば、戦争中日本軍が多数の捕虜を死なせた「バターン死の行進」です。首都マニラから約150キロのそのバターンに、建設されてから28年間一度も稼働したことのない「幻の原発」があり、昨年の東電福島原発事故を受け、政府が「原発ツーリズム」に方針転換したところ、国内外から参加者が相次いでいるそうです。「燃料棒のない原子炉の中で、人々は身近な電力について再考する」。