「はだしのゲン」「甲状腺検査結果」「東電元幹部海外移住」そして「夫婦善哉」

●「はだしのゲン」について、「おとじろうとらいるのひび」さんのブログ「8/24 松江市教育委員会 閲覧制限に至った経緯http://blog.rairu.com/?eid=1275
◎記事の内容は、最初に訴えた35歳の男性が、この漫画の歴史認識についての抗議だったのを、教育委員会が別の視点にすり替えてしまったこと。また、それを教育現場が無批判に受け入れてしまったことについて書いておられます。
●●「shuueiのメモ」さんに紹介されていた[信じがたいほど深刻な福島の子どもの甲状腺検査結果]http://d.hatena.ne.jp/shuuei/20130822/1377116666
同じく「keniti3545]さんの<今日の一題 「被災者の願い :狭間にある現状無視: 斬り捨てる政府」鬼蜘蛛ばあさんの疑問箱2013年08月21日>http://d.hatena.ne.jp/keniti3545/20130824/1377343457)でも引用されています。
◎今、「昭和史」を読んでいますが、満州事変(昭和6年)ごろから、当時の毎日新聞朝日新聞がいかに戦争を煽ったかが書かれています。それを鵜呑みにした大衆が煽られて戦勝ムード、いけいけドンドンが止まらなくなった。軍の思惑、新聞の売れ行き、戦意の高揚。このあたりから昭和は間違ったと半藤一利さんが書いています。母が、私の頃は戦争に次ぐ戦争だったというのは、この頃の事変に次ぐ事変のことです。
『日本人は新聞を読んでから自分の意見を言う』、だから新聞を使えと言ったのは敗戦後のアメリカです。そして、原子力平和利用も、原発神話も新聞がリードしてきました。いままた、同じことが繰り返されるのか・・・フクシマの放射能被害について真実が報道されているのか…チェック!!です。
●●●昨日の☆句の無限遠点☆さんのブログのタイトルは「腐ったエリート、東電首脳こぞって海外移住!」http://d.hatena.ne.jp/haigujin/20130823/1377227003)。そこから一部コピーです:

東電のあの人達は今!

勝俣恒久会長

日本原子力発電社外取締役に再任(現在家族と共に海外在住)

 

清水正孝社長

→関連会社・富士石油社外取締役天下り(現在家族と共に海外在住)

 

武井優副社長

→関連会社・アラビア石油の社外監査役天下り(現在家族と共に海外在住)

 

宮本史昭常務

→関連会社・日本フィールドエンジニアリングの社長に天下り(現在家族と共に海外在住)

 

木村滋取締役

→関連会社・電気事業連合会の副会長に再任(現在家族と共に海外在住)

 

藤原万喜夫監査役

→関連会社・関電工の社外監査役に再任(現在家族と共に海外在住)


これを読んで、思い出しました。そう、そう、この記事、私もだいぶ前に読んだ覚えがある。と思って「東電のあの人は今?」で検索してみたら出てきました。「東電のあの人は今どこへ?国民が知らないうちに海外逃走!勝俣恒久清水正孝/東京電力清水正孝社長、勝俣恒久会長が東電を退職して海外に逃げていたという話です。」(http://matome.naver.jp/odai/2131287268645378701
東電から退職金をもらい、天下り先でもお給料をもらい、家族と海外移住。日本に居られない事だけはよくお分かりなんでしょう。日本を放射能まみれにして、後始末は知らん顔、お金だけはシッカリ貰って…では、福島の被災者に合わせる顔がないでしょう。
◎さて、昨日は、前日に個室が開いたので移動を済ませていた父の病室を午前中に訪ねました。前日の先生のお話では肺炎も治り、腸のヘルニアも治したので、あとはリハビリを進めて歩けるようになり、食べられるようになれば・・・ということでした。一時、座薬を入れているときは苦しくて私たちにも帰ってくれと言ったりした父ですが、お通じがあればケロッとして元通りになっていましたので一安心でした。
新聞を買いに地下にエレベーターで降りたところで、親戚のサブちゃんにバッタリ。パジャマ姿なので入院中? 二人で「どうして??」と言い合ってビックリ。箕面に住んでいてここで出会うというのは不思議、不思議! 聞いてみると、19日に太田先生の勧めで入院、胃のポリープの手術をして、8日目の来週月曜日は退院なんだとか。本人は自覚症状があるわけではないので、外見も健康そう。新聞を買ってから一緒に父の病室へ行くことに。
ノックをして父や母や夫がビックリしないように、まず「珍しい人を連れてきたから・・・」と言ったのですが、聞くより早く母が「あれ?!どうして!?パジャマで?!」と。二人で事情を話して、「へぇ〜〜〜」ということになりました。父もビックリして喜んでいました。同じ病院に知り合いが入院しているのは心丈夫?でしょう。
サブちゃんは、「わしも年やから」と言ってから「いや、よしおさんに比べたら、まだまだやから頑張らなアカンねんけど」。私と10歳違いの79歳。昔、私が子供の頃、大阪の都心、省線福島駅の近くでお寿司屋さんを両親がやっておられて、皆で訪ねていくとお土産に寿司折を持たせて下さって豪勢な思いをさせてもらいました。
その後、寿司屋ではやっていけなくなったサブちゃんが、家族を置いて、箕面の関電寮の賄いさんになって働いていました。その頃から時々両親を訪ねてきたり、そのうち、箕面に引っ越して家まで買ったとか。趣味の能面で市民展の常連さんになり写真展に出している父と話し込んだりしていました。
それから又いろいろ不幸な出来事が重なり、奥さんが亡くなり、家を失って、息子たちともバラバラに暮らすことになり、今は牧落の駅の近くに一人暮らしです。何年に一回、最近は、半年に一回ほど、私はヒョンなところで出会います。スーパーの濡れおかきの棚の前だったり、自転車で走っている途中だったり。不幸があってもいつも変わらない表情で坦々と話してくれます。”そう、また、会いに来て〜”と言っていつも別れます。昨日も同じ調子でした。母が「あんたのご両親にはようお世話になったのよ〜、何のお礼もできなくて・・・」と言っていました。また、半年ほどしたらヒョンなところで遭うでしょう。
◎◎父の様子が落ち着いたので、午後から傘をさして水中歩行に出かけました。受付の折り紙作品はスイカとクワガタに変わっていました(↑)。
●●●●そして、夜は織田作之助生誕100年記念のドラマ「夫婦善哉」。
期待通り、主演の二人、尾野真千子さんと森山未来君が最高でした。昼間の番組で森山未来さん、もう29歳になったんですね、が大阪弁について話していました。同じ関西圏だけど神戸と大阪は微妙に違うので、大阪弁は今まで避けていた。かえって小さな違いを修正するのは難しい。私自身も北摂大阪弁しかしゃべれませんが、余所者の大阪弁の気持ち悪さは良くわかりますので、この話を聞いて、逆に楽しみにしていました。大阪弁というのは、吉本新喜劇の河内弁(?)でもなく、私たちが子供の頃聞いていた浪花千恵子さんや花菱アチャコさんの大阪弁。あれは船場言葉なんでしょうか・・・攻撃的でなく、やんわりとした情緒豊かな浪速言葉。
ドラマは素晴らしかったです。アホなボンボンが憎めなくて深みにはまっていくしっかり者(?)の蝶子さん。あと3回が楽しみです。(写真はNHKサイトより)