「白血病の元作業員 東電を提訴」と「年金と生コントラックと同窓会」



◎昨夕6時40分ごろ「ホットライブ大阪」というNHKローカルニュースで箕面の紅葉とモミジの天ぷらがライブ中継されました。観光ホテル前の日本旅館跡のモミジにライトを当てて紹介した後、すぐ手前のモミジの天ぷらを揚げている土産物店へ。あれ、植田さんだ。隣は奥さん? 長男が小学校の高学年の時カブスカウトでお世話になったリーダーです。塩漬けのモミジの葉っぱを一年寝かせて甘い衣をつけて油で揚げます。これも役行者さんが教えたそうです。硬いカリントのようなモミジの天ぷら菓子ですが、葉脈が口の中に残ることがあります。息子が就職したとき、職場に送れと言われて一回だけ送りましたが、その後リクエストはありません。歯の弱い人は無理しない方がいいです。
◎ところで、昨日は都心で54年ぶりの初雪だったとか。大阪でも冷え込みが厳しくなりました。それにしても明治8年以来初の11月中の積雪。温暖化で北極の氷が解けてメタンガスが噴き出したり、ロシアのツンドラ地帯も永久凍土が溶け始めているそうです。寒暖取り混ぜて何となく異常気象が続きそうで怖いです。
◎新聞記事の写真は24日(木)の日経新聞社会面の記事。「みんな楽しくHappy♡がいい♪2011年3月11日。その後私は変わりました」さんが福島の記事を載せておられたのでコピーです:(引用元:http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-4704.html

白血病の元作業員 東電を提訴
福島県のニュース NHK福島放送局 2016年11月22日


東京電力福島第一原子力発電所の事故の収束作業などに従事して被ばくしたことで、白血病を発症したとして、元作業員の男性が東京電力などに、あわせておよそ5900万円の賠償を求める訴えを東京地方裁判所に起こしました

訴えを起こしたのは、福島第一原発で事故のあと、収束作業などにあたった北九州市出身の42歳の元作業員の男性です。


訴えによりますと、男性は原発事故があった平成23年の10月から平成25年12月の間にあわせて1年半、福島第一原発の建屋カバーの設置作業や九州電力玄海原発の配管工事などに携わり、おととし1月に急性の白血病を発症しました
この間の被ばく線量は19.8ミリシーベルトにのぼっていて、被ばく線量の測定器が渡されなかったり、被ばく線量を抑える鉛のベストが足りず着用せずに作業したりしたこともあったということです。


このため、東京電力九州電力に対して、白血病を発症したのは、十分な安全対策を怠り、無用な被ばくをさせたことが原因だとして、あわせておよそ5900万円の損害賠償を求めています。


男性は去年10月には、原発での作業が原因で白血病を発症した可能性が否定できないとして、原発事故に関連して初めて労災と認定されています。


記者会見した男性は、「健康への不安はあったが、福島の人たちの役に立ちたいと思い、家族の反対を押し切って作業に従事した。私たちは捨て駒じゃない。原発の収束作業で今後も高線量の被ばくによる労災が増えると思う。私が前例として作業員たちの励みになりたい」と話していました。


◎先日の朝のこと、ご近所のAさんが前を歩いておられるのに気づきました。追いついて朝の挨拶。ご主人が要支援1の認定を受けたら、手すりを付けるよう勧められた。「あれってややこしいのよね、打ち合わせにたくさんの人が来られて必要な個所を決めるんだって」「そりゃ業者はたくさんつけたいんでしょうけど、必要かどうか、わからないしね〜」と。
隣の実家は何年か前、老健から戻ってくるときに手すりをつけてもらって、今、助かっている話をしましたが、大正10年生まれの母と5つ違いの90歳のAさんも自立心旺盛。母と同じように、なるべく他人様の世話にならないように頑張っておられるので、言いたいことは良くわかります。できれば自分のペースで暮らしたい、でも、年を取って、どうしてもお世話にならないわけにはいかなくなる。そのあたりが難しいですね。
「それに、2割負担なの」とも。「年金、たくさんもらってらっしゃる?」「そうね、主人だけで300万近くなるかな〜、320万が基準とか」「そうですか〜。勤めておられた会社が大きい会社だったから」「そうかもね。『奥さんの年金も加えて計算する』と言ってたから私の分も足すんだって…」。う〜〜ン、すごいですね〜、年収を聞いて、ついつい若い人が可哀そう…と思いました。でも、Aさん、そういうことを言っておられるうちはお元気な証拠です。歯医者に行くとおっしゃるので、聞いてみると、入歯なしとか。お元気なわけです。
[◎帰り、町中に取り残されたような、生コンを扱っている建材屋さんへ大型トラック・ミキサー車がやってきました。いつも危ないな〜と思いながら通り抜けるんですが、トラックの運転台に「戦争法、絶対反対」の張り紙を見つけました。『へぇ〜、戦争法に反対してるんだ〜』。運転席の運転手さんに手を振りたいくらいです。そういえば、何年か前のデモの時に、生コンミキサー車が駆けつけたというのを「青空学園だより」さんが取り上げておられました。写真も見たような覚えが。労働組合生コン支部は戦争法反対なんですね。あれか〜と。カメラを持って出なかったので生憎写真にとることができなかったのですが、いいもの見つけた朝でした。
◎その22日(火)は、夫の小松高校の同窓会でした。私も10月末、小学校の同窓会で同じ会場へ出向きました。今年、我が家は二人とも3度目の”風の杜”です。1度目は7月の父の百寿の会。2度目が先日の父の会社のOB会で、両親を連れて行った時、そして同窓会。
秋は特に行楽シーズンと重なりますので集合場所のロビーは、同じような年輩の人たちで一杯です。山の途中にあるので、山帰りの人たちも勿論。滝道沿いの音羽山荘は、お料理が今一つ。観光ホテルの方は、若い人や海外からの観光客でごった返していて、われわれ年代のものには賑やかすぎて敬遠。量より質のお料理と、人里離れ、滝道からも離れた「風の杜」は、高齢者にとっては本当にお手頃な同窓会会場です。昔は大阪府営の箕面山荘と名乗っていましたが、お役所仕事で、3か月前から大阪府への予約等、何かと不便でした。民間になってからは、半年でも1年前からでも予約可能、お料理もサービスも良くなって、ずいぶん繁盛しているようです。我が家でも夫の親せきで集まって一泊した経験から、妹たち家族と一緒に利用したり、今年の”百寿の会”でもお世話になりました。

ところで、その夫の高校の同窓会。2時間の食事を終わって、13人の参加者みんなで滝まで歩いて行ったと聞いてびっくり。学年2つ上の集まりなのに元気なことです。私たちも毎年のように箕面で集まりますが、終わった後で全員で滝まで行こうなんて話になったことがありません。元気な方たちばかりが集まったということもあるかもしれません。私たちはほとんどが地元か近辺在住の者の集まりなので、病後や病気持ちの人でも参加しているということかな……夫は早速、集合写真を送る手配をしていました。
◎今週月曜日は母の俳句の日、2句、紹介です。2句目は神無月を詠っています…


   急ぐこともうなにもない枇杷の花


   あきらめは安らぎでしょうか神の留守