3月のお茶のお稽古

3月は学校の春休みがあります。お孫さんのおられる方の事情でお稽古日が早くなりました

早く着いたのでお庭の花を写しました。紅白の梅が咲く木、そしてボケの花も。


お部屋に入ると、炭火が暖かく感じる陽気です。
お軸は立ちびな、お花は椿のつぼみとボケが黒い花瓶に活けてあります。
お棚は真ん中が糸巻きの形をした糸巻き棚。赤い漆が効いています。棚の塗は黒く見えますが青漆。
水差しは赤絵の華やかなもの。
棗(なつめ)も立雛が描かれています。
蓋置もお内裏様のヤジロベーが描かれています。
これだけ揃うと一寸揃いすぎ?と先生も。
今回は、私は二番手に回り、先にお菓子とお茶を戴きました。
主(おも)菓子は、御殿場の虎屋さんの羊羹で、『御殿場』という名前がついているそうです。
どなたかの静岡土産で、四季折々の御殿場から見える富士山を表しているそうです。
なるほど、冬の雪の富士山が浮かんで見えます。美味しい羊羹でした。

いつものように三人目のNさんは膝が悪いので扇形のテーブルを使った立礼式です。
先生が窯を電気コンロに移して、菊炭の後始末をされます。

京焼の金彩がたっぷり使われたお雛さんのお茶碗は、「寛斎」の刻印がありましたが、この窯元も今は代替わりしているそうです。珍しくお二人とも用事があるというので次回の日を決めて4時前に終わりました。
◎早く帰れたので、隣の父を呼んで午後の紅茶です。そのうち、母も千里中央の俳句の教室から帰ってきました。夫も顔を出して4人でお茶飲み話。母の俳句も披露してもらいました。


   もの忘れともに笑ってねぎ坊主


   読める字も書くには惑う桃の花