モスクワのフィギュアスケートの世界選手権、前日の女子ショートプログラム(SP)は王子様とお姫様の結婚式の方を見てしまいました。フリーの方は「…ながら」ですが、日本人選手3人を中心に楽しみました。
結果は、SP2位からフリーで逆転の安藤美姫さんがキム・ヨナを抑えて優勝。合計195.79 点、4年ぶり2度目の優勝です。
バンクーバー五輪金メダルのキム・ヨナはジャンプで2つのミスがあり194.50点で涙の2位、3位はイタリアのコストナー。
SP7位の浅田真央はフリーでも回転不足があり、合計172.79点で6位。初出場の村上佳菜子は167.10点で8位。
次回はフランスのニースで開催され日本は最大出場枠の「3」を維持。
安藤さんは本当に成長しました。我が家の男性は昔から美姫ちゃん派でしたが、泣き虫美姫ちゃんに愛想を付かして最近は「ダメ!」と見放していました。でも昨年からの安藤さんは表情も引き締まって「弱虫・泣き虫」返上、精神面の成長著しい…なんて素人目にも良くわかりました。安定感とともに気魄が空回りしない美姫さん、やりました!!
浅田さんは次期オリンピックに向けての初年度。トンネルを抜けた後の新生真央さんを期待しています。村上さんはこれからが楽しみ。
これまでの世界選手権女子メダリスト:渡部絵美(1979年銅)、伊藤みどり(89金,90銀)、佐藤有香(94金)、村主章枝(すぐり・ふみえ)(02銅、03銅)、荒川静香(04金)、村主(06銀)、安藤美姫(07金)、浅田真央(07銀)、浅田(09金)、安藤(09銅)、浅田(10金)。
今日の日経では「風見鶏」という囲み記事の中で、編集委員の名前入りで、菅首相見限りです。
経済界のオピニオンリーダー格?の日経新聞が、7段にわたって現在の「菅降ろし」を異常とは言いながら、首相が「震災と原発事故発生に合わせて総理の立場にいることは運命」と述べたことは、延命に利用しているという与野党からの反感について言及しつつ、最後に「政治の体たらくが『運命』なら、有権者は救われない。こんな状況を招いた責めの多くは、やはり菅首相が負うしかあるまい。」と結んであります。
結論がぼやけていて、このままでは何のための記事、何が言いたいの、と思っていましたが、松本外相がアメリカへ行っても菅首相の訪米日程が組めなかったというのを知って(http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt)、な〜るほどと納得。アメリカが見放した総理は日経も見放すという記事だったのですね〜。「菅降ろし」大賛成の記事でした。
ところで、この記事の大見出しは縦に「この体たらくが運命か」というのですが、「体たらく」がデカデカと書いてあって、ここまできたか〜というのが正直な感想です。昨年辺りから(もっと前?)大阪の橋下知事が使い出して、嫌な言葉だな〜、使い方間違ってない?、とか使われるたびに突っ込んでいたのですが、全国区になって、新聞の見出しにも。言葉としてエラク出世?してしまいましたが、語感の持つ卑しさ、品の無さは相変わらず。
電子辞書をひいてみましたら、<平家物語では「すがた、ありさま」に使われているが、「(後世は非難の意をこめて用いる)ざま」>なんです。もう少し、普通の言い方に戻して欲しいんですけど〜・・・ 感情のこもった俗語ですよね。新聞がこの「体たらく=ざま」だから、日本語が乱れるんです、という風に使うんですよね。