年の初めに・・・

明けましておめでとうございます
今年は年末のある思いを引きずって年を越し、新年を迎えました。
両親揃って元気に、そして私たち家族3人も無事です。またもう一人の息子については、大晦日のあるテレビ番組の最後に流れたテロップの中に名前を見つけて仕事で頑張ってるのも確認できました。喜ばなければならないところですが、気持ちはそう簡単には晴れません。
お昼頃、聖天さんと龍安寺のお参りに出かけました。龍安寺では15〜20分程行列に並んで待っていました。夫は山の知り合いを見つけて新年のあいさつをしていました。「年が変わるといいな〜、挨拶を済ませたら去年のわだかまりは無しになるからまた新たな関係でスタートできる」と。何があったのか判りませんが、『そんなことってあるな〜』と思いました。
消去、リセットして進むほうが良い場合もありますが、私のわだかまりは、そういうたぐいの問題ではないし・・・。一つは、年末の忘年会で、靖国参拝の話をしていて、「宗教じゃないと思ってる」と言われたことがショックでした。普通の主婦よりはるかに政治的関心が高い人でさえ・・・というのが尾を引いています。そして、30日に見た「永遠のゼロ」です。あの映画を観てでさえ、感じ方や方向は正反対。日本人は今、同じ言葉を使っていても考えていることは真逆という時代なんだと、どうもこれが私のわだかまりです。ならば、どうすべきか・・・言葉の定義から話さなければならないということです。使っている言葉は同じだけど、私はこういう意味で言っています、貴方は?という話し合いをしないといけないと思い始めています。面倒ですが、そんな厄介な時代になってしまっている…と思いました。
「平和」と言いつつ「戦争」準備をする国になっています。「帰還」という言葉で、本来なら帰ることのできない線量の地域に「強制帰還」させられかねない政策がとられます。「新エネルギー政策」と言いながら旧来の人類にとって未解決で本来なら使ってはいけない原発の「再稼動」が企まれています。沖縄では県外移設と言っていた知事が辺野古移設をOKして、県外と矛盾しないと強弁しています。国際的な「孤立」を自立と勘違いして相手国(中韓米)を非難する「愛国者」が少なからず生まれています。
今の安倍政権は言っていることと実際やっていることとは全く逆ですが、言葉通りに取っている人たちが若い人たちだけでなくて60代以上にも大勢いるということが解りました。また今のマスコミは民主党時代と違って表立った政権批判はしません。大変な時代が始まっています。大変さに負けないで諦めないで発信し続けようと思いをあらたにしています。今年もどうぞ宜しくお願いします。