◎昨日は金曜日、官邸前の金曜デモの日ですが、私の朝一番の仕事は生協さんです。先週の注文分が届き、来週分の注文を渡し、少なくなった生協仲間とあいさつを交わす日。お孫さんがいる方から、「箕面市は全校にクーラーがついたので夏休みはもう終わって25日から学校よ」と聞きました。
午後からリサイクルショップの「ぶらぼう」へ紙袋を届けに出かけて、帰りは細くて危ないバス道を避けて、坊の島の田んぼの道を自転車で。二中の北側にやってくると二中生によく出会いました。夏休みのクラブ活動ではなくて、みな制服姿です。この暑いのに…そうか、クーラーか…。
地蔵盆が過ぎたこの時期が、あの長い夏休みの何とも言いようのない思い、この夏と休暇への惜別、やり残した、やれなかった後悔混じりのあと引く思いを噛みしめながら、やっと二学期へ気持ちを切り替えたりする大事な時期なのに・・・。今は勉強しなきゃいけないことも増えているのかも…なんて思いながら帰ってきました。一月前の7月下旬、百寿の会で集まった山の上の山荘ホテルが見えました。
◎さて、恒例、「特別な1日」さんのブログから金曜デモのルポを。今回のタイトルは「NHK-BS『昭和の選択』(石橋湛山特集)と『河野洋平インタビュー』(毎日新聞)、それに『0826再稼働反対!首相官邸前抗議』」(http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20160826/1472218254)です。
今日の午後 公的年金の源資を管理するGPIFが4〜6月に5兆円の運用損を出していたことが発表されました。7月末に昨年度の運用損が5兆円というのが報道されたばかりですが、今度は3か月で5兆円です。
<GPIF運用損5兆2342億円 2期連続赤字:日本経済新聞http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL26HJD_W6A820C1000000/?dg=1&nf=1>
14年に株式の運用を倍にしてからの通算も約1兆の赤字に転落しました。完全にアベノミクスのツケです。偉そうにしていた化けの皮がどんどん剥がれています。デフレ脱却は失敗、実質賃金は下がりっぱなし、運用損は累計1兆円、正社員の雇用は殆ど増えない、これだけ失政が続いても有効に攻められない野党も情けないですが、これで平気な国民にもあきれ返ります。
◎GRIFについて、飛び入りでコチラも:
内田樹さんがリツイート
小沢一郎(事務所) @ozawa_jimusho · 8月26日安倍政権が姑息にも参院選後まで隠し続けた「年金巨額損失」が、足もと更に拡大。新たに4〜6月期も▲5兆円の運用損となることがわかった。安倍政権の自作自演自爆の円安バブルの崩壊により、国民の大切な年金がどんどん消失している。肝心なことが報道されない事態。国会での徹底追及が必要である。
◎次の石橋湛山を取り上げたNHKBSプレミアムの番組の紹介が素晴らしいです。再放送、さっそく予約しました。でも番組を見なくても記事で十分内容がわかります。ここに、ダイジェストで引用させていただきます(色字、太字by蛙):
昭和の選択「“核なき世界”と権力への挑戦〜いま石橋湛山を見る〜」
<再放送予定(9月1日午前8〜9時)- NHKBSプレミアム>
東洋経済の実質的な社長だった石橋湛山が軍部の言論弾圧に直面した際 どういう手段を選んだかという問いを出演者が議論していたんです。議論ではこんなオプションが上がっていました。
1.正面から抵抗する
2.臨機応変に対応し、言論活動を続ける
3.軍部に抗議して筆を折る
4.諦めて権力の言うことを聞く
出演者の歴史家、磯田道史(『武士の家計簿』の人)、増田弘(歴史家)、船橋洋一(元朝日のジャーナリスト、福島事故の民間事故調をやった人)、宮崎哲弥(評論家)、高橋源一郎(元活動家で小説家、SEALDsのアドバイザーをやった人)の議論は凄く面白かった。
湛山は2を選びます。のらりくらりとした、でも読む人が読めばわかる表現で戦争反対を婉曲に訴え続ける。当時は軍部や右翼の圧力で、大臣や軍人でも戦争反対とか和平とか言えば、命が危うかった時代です。先日むのたけじ氏が亡くなりましたが、彼のことを考えれば石橋湛山は如何に危ない橋を渡ったか判ります。戦争末期 1945年5月の東洋経済が番組で紹介されましたが、戦争反対とか降伏とは言わないけれど『日本は反省してやり直せ』ということを書いているんです。ちょっとびっくりしました。その東洋経済を三井も三菱も安田も広告を出して支えていたのも面白かった。
政治家になった石橋湛山を描く後半は病に倒れた湛山が懸命のリハビリの末、岸信介らの反対や右翼の猛抗議を受けながら中国への訪中に踏み切ったことが印象に残りました。その十数年後 田中角栄は国交回復のために訪中する際 病床の石橋湛山を見舞ってから中国へ出かけたそうです。いかにも田中角栄らしいエピソードです。
平和を希求する湛山は最後まで日米中ソの集団安全保障(集団的自衛権ではない)を目指していたそうです。ボクですら夢物語だと思いましたが、番組で『安保法制は成立してしまったが、もっと広い視野で安全保障を考えるうえでは今も重要な示唆ではないか』と言っていたのは、その通りだと思いました。
番組の議論は『イデオロギーではなく、国民の利益を考える政治家の重要性』、『理想と現実主義の両立』、『真の自由主義とは』が語られて収束します。高橋源一郎が『石橋湛山のような政治家が今いてくれたら』、船橋洋一は『石橋湛山のようなジャーナリストが今いてくれたら』、宮崎哲弥は『石橋湛山のような日銀総裁が今いてくれたら』と語った後(笑)、磯田道史が『今 こういう番組を作ることができて本当に嬉しかった』と締めくくって番組は終わります。制作側の気持ちが伝わってきましたよ。
◎そして、官邸前へ:
ということで、今週も再稼働反対の官邸前抗議へ
今日の午後6時の気温は30度(笑)。台風前の東京は蒸し風呂のような暑さです。参加者は主催者発表で900人。また少しずつ活気が増してきたようにも思いました。
今日 鹿児島県の三田園知事が九電に川内原発の停止を申し入れました。知事に法的な停止権限はないことをとやかく言っている阿呆が居ます。でも川内はまともな避難道路もないのに再稼働をしている。住民の命を守ることが仕事である地元の首長として声を挙げるのは当然でしょう。
沖縄の翁長知事もそうですが、これから三田園知事を一人にさせてはいけないと思うんですよ。地元の目先の経済だってあるから、もしかしたら何か妥協を図らなければいけない時もあるかもしれない。そう言う時 直ぐ日和ったとか言い出すバカがいる(笑)。困難に直面した時こそ市民の側も知事と一緒に現実的な見地に立てるか。石橋湛山のように理想と現実主義を両立させて一歩でも前へ進む知恵があるかが、我々一人一人に問われてくると思います。
★ほかに、タイトルにある河野洋平氏の言葉とか、ぜひ、読み応えのあるブログを直接訪ねてください。こちらです:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20160826/1472218254
◎昨日は、夫が、早朝、八ヶ岳へ向かいました。台風が心配でしたが、下山の日はペンションどまりだからと、加賀市の親友と茅野で落ち合うといって重いリュックを背負って出かけました。私は、早く寝ればいいものを、やはり開放感から?か、シャワーを浴びた後もテレビをつけてみることに。
12時を過ぎてNHKの解説委員たちが原発是非をめぐって討論しています。これは本当の討論です。あの島田氏がもんじゅはやめるべきだと。政府担当の解説員が、お役目上、政府側の立場を控えめに主張?紹介?していましたが、貯まり続けるプルトニウムについて、”抑止力のため”という意見について、アメリカ担当の方、「国内だけじゃなく、世界の日本を見る目を考えれば、NPTにも反して北朝鮮のような立場を敢えてとる意味がない」と。再稼働反対を鮮明にしていた解説員さんは、そういう原発問題とは別の視点でものをいう人がいるのはわかるけど、それは無視してよいとはっきり。
議論の透明性とか、避難計画も条件に加えるべきだとか、安全性について規制委員会は責任を負っていない、国が前面に立って責任を明確にすべきだとか、ちょうど三反園鹿児島県知事が川内原発即時停止を申し入れた日でもあって、力が入っていました。SPYBOYさんが、NHKの番組を評価されていたのを読んだ後でしたので、ちょっと嬉しい内容でした。途中dボタンで視聴者アンケートに参加。原発再稼働賛成は約25%、反対は67.8か9%、どちらともいえないが8だったかな…。私は反対の赤ボタンを押しました。反対が7割近くで、世論調査の結果と大体同じですね…とか。
番組欄で調べるとタイトルは「解説スタジアム」の「原子力政策をどう考える 原発・核燃料サイクル▽解説委員が徹底討論」(PM11時55分〜AM1時)。