第七藝術劇場で映画「生きろ」と「ドラマの最終回」と「五輪」

 

第七藝術劇場(十三)

「生きろ 島田叡 戦中最後の沖縄県知事

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上映スケジュール・上映時間

3月30日(火)、31日(水)、4月1日(木)、4月2日(金)

いずれも開演時間は、12時15分

阪急電車の急行に乗って一つ目の駅・十三(じゅうそう)にある第七藝術劇場(七藝)の映画館で、島田叡(あきら)・戦中最後の沖縄県知事の映画が上映されます。「生きろ」は2013年、TBS系でドラマにもなりました。ブログでも取り上げましたのでここに並べておきます: 

狂気の中の正気・島田叡と大田實(「生きろ」から) - 四丁目でCan蛙~日々是好日~ (hatenablog.com)

73年前の島田叡知事「生きろ」と今日の相良倫子さん「生きる」 - 四丁目でCan蛙~日々是好日~ (hatenablog.com)

★3月25日の朝日新聞でも映画の紹介がありました:

沖縄戦最後の知事を追った「生きろ」 大阪で公開へ:朝日新聞デジタル (asahi.com)

★映画「生きろ」のレビューを「特別な1日」さんが詳しく書いておられます:

映画『生きろ 島田叡-戦中最後の沖縄県知事』 - 特別な1日 (hatenablog.com) 

 ★冬の連続ドラマが相次いで最終回を迎えました。朝日新聞先週木曜日の関西の視聴率ランキングでは「天国と地獄~サイコな2人~」の最終回がトップで18.2%、関東では20%を超えたそうです。陸ちゃん(柄本佑)は自分が嫉妬したことが許せなくて彩子(綾瀬はるか)から離れました。魂が入れ替わった高橋一生と彩子、元に戻った今は男女の関係というより二卵性の年の違う兄妹のような関係。ライバル刑事(北村一輝)とも殺人は憎むけど、そこに至る理不尽な扱いには怒りも感じ同じ目標で事件の解決を図るという結末も良かったです。最後の最後にまた入れ替わったかも?!というちょっと粋な終わり方でしたね。

★「監察医 朝顔」もランキングでは14,1%(最終回は16.1)でした。認知症が進む父親(時任三郎)に3・11を妻を亡くした悲しみの日から娘夫婦(上野樹里風間俊介)の新しいスタートの日として記憶してもらいたいと子連れ(お腹の中には二人目)の結婚式を挙げます。父親の祝辞が良かったですね。

★先週金曜日に終わった「俺の家の話」。どんでん返しというか、予告ではてっきり西田敏行の父親が亡くなるのかと思っていたら長瀬智也の寿一が!!という。長瀬さんの引退記念にクドカンさんのはなむけのドラマだったと改めて。脚本家の宮藤官九郎さんの頭の中は一体どうなってるのかと思うほど、視聴者の度肝を抜く展開で泣かせますね。プロレスと能、なんで能だったのか…「秘すれば花」だけではない能の観方がテーマにもなっていて驚きました。

ドラマ「俺の家の話」全10話のあらすじ感想|ありがとう寿一、ありがとう長瀬智也、ありがとうクドカン | cinemas PLUS

『俺の家の話』ドラマ史に残る最終回 宮藤官九郎から“俳優”長瀬智也に捧げられた敬意と愛|Real Sound|リアルサウンド 映画部

NHKで一話限りのドラマが放送されました。

一つは重松清原作の「きよしこ」。吃音の主人公(安田顕)の子ども時代からの成長記。千原せいじと遊ぶシーンのどんぐりころころが良かったです。

もう一つは「創作テレビドラマ大賞」受賞の脚本のドラマ「 星とレモンの部屋」。何かのきっかけで閉じこもってしまった男女二人のお話ですが、女性(夏帆)は母と、SNSで知り合った男性(宮沢氷魚)は父と二人暮らし。母が倒れて亡くなったことをきっかけに外部と連絡を取って一歩を踏み出すまでが描かれます。夫と一緒に見たのですが、途中、男性の父親が死後2週間経ってというところで一瞬映像が流れて、夫は見るのをやめてしまいました。あの場面は必要だったのかな~と私も思いました。脚本で書かれていても映像にするかどうかはまた別の判断だと思うのですが。翌日、夫は気になって「どうなった?」というので「女性は勇気を出して踏み出す結果で終わったけど」と報告。ドラマの内容の深刻さは分かりますが、後味の良いものではなかった。それにしても、思春期の壊れやすい時期を何とかうまくやり過ごしてほしいと思います。「フラジャイル(fragile)」という言葉がびったりですね。昔、結婚してすぐ働いていた職場で、海外から届いた箱にこの言葉が書いてあると『割れ物注意』でした。壊れやすい時期を何とか乗り越えてほしいと痛切に思いました。

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★テレ朝系で20日(土)放送されたスペシャルドラマ「エアガール」。広瀬すず、坂口健太郎、民間航空を実現しようとGHQと交渉する逓信省の航空保安部長を吉岡秀隆吉田茂首相側近の白洲次郎藤木直人)が民間の航空事業はまだ早いと立ちはだかる。二人のせめぎ合いが見ごたえありました。

★昨日のフジテレビ系のスペシャルドラマ「シグナル」。カンテレで昼間に2018年の連ドラの再放送をやっていたのでたまたま見て面白いなと思いました。三枝警部補(坂口健太郎)が20年の時を隔てて先輩刑事(北村一輝)と無線機を通じて話すことになり、過去を変えていくという不思議で複雑なドラマ。そのスペシャル版でした。同僚の吉瀬美智子が何ともスッキリとかっこよくって、映像も色を感じないのに深みがあって陰影が美しい作品です。

🔲気になるオリンピック関係を並べてみます。25日にスタートした聖火リレー、実際、見た方からは街宣車鳴り物入りで盛り上がれ、盛り上がれと煽動されているようで気持ちの良いものではなかったとのこと。ツィッターでもその一端が: 

 
 
 
山崎 雅弘
 
@mas__yamazaki
 
 
初日の25日に沿道で取材した記者が目にしたのはランナーより目立つスポンサー車両による「お祭り騒ぎ」だった(東京新聞tokyo-np.co.jp/article/94041「森の陰から『ズチャ、ズチャ、ズチャ』と大音量の音楽を響かせ、やってきたのは大型トラックだった。真っ赤に塗られた車体に『コカ・コーラ』の文字。
聖火リレー 大音量、マスクなしでDJ…福島の住民が憤ったスポンサーの「復興五輪」:東京新聞 TOKYO Web
新型コロナウイルス感染症に国民が不安を抱える中、「復興五輪」の象徴として福島県からスタートした東京五輪聖火リレー。初日の25日に沿道で...
tokyo-np.co.jp
 
 
 
 
しっぽ
 
@uzuratukune3
 
 
ザ・タイムズ支局長曰く、政府はしばらくは福島、今はパンデミックを利用してる今年になって突然新型コロナを克服したシンボルだと言い始めた。政府は人々の健康を犠牲にしても五輪を開催しようと決めてると思う。自分達の決意を正当化するスローガンを求めてたんだ、と。おっしゃる通り。#報道特集

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