「『処理水』と呼ぶ『汚染水』(小出裕章さん)」「育休中に学び直したら(岸田首相)」「入管法はどう変えられようとしているのか」など

🔲日本は本当に反省が出来ない国だと思います。2011年に起こった原発事故で一体政治や企業は何を学んだというのでしょうか。相変わらず目先の損得で命や健康や安全を蔑ろにして平気というのは一向に変わっていない:

活断層アメリカでは、活断層から何十キロ離れているかが、設置の際に侃々諤々議論されるのに、 日本じゃ真下に活断層があるかどうかが議論の的日本の原発。安くない。安全でない。要らない。 原発建て替え「施設内」政府方針 #Yahooニュース
 
政府が昨年末に示した「GX(グリーン・トランスフォーメーション)実現に向けた基本方針案」の修正案が判明した。原発の新規建設については、廃炉が決まった原発の「敷地内」に限定する表現に改めた。与党内の慎重派に配慮したとみられる。

🔲ラジオで小出裕章さんのお話が聞けます。「汚染水」という言葉を使いたくないために「処理水」と言っているが、彼ら自身が汚染を認めている証と。お話の内容は「処理水という誤魔化し、風評被害という欺瞞、規制委員会というウソ」です:

内田樹さんがリツイートしました

路上のラジオ、第118回目は前半、小出裕章さんによる「処理水という名の汚染水」問題、なぜフクイチに地下水が流れ込むのか、など。後半は「まだ止められる大阪カジノ」。矢野宏さん、野村ともあきさん、私の3人でのトークです。聴いてね。
西谷文和 路上のラジオ 第118回 2つの特集 小出裕章さん「処理水というごまかし、風評被害という欺瞞、規制委員会というウソ」&...
特集1:小出裕章さん(元京都大学原子炉実験所助教)「処理水というごまかし、風評被害という欺

小出裕章さんは早い時期から汚染水問題では遮水壁をと提言されていました。ブログで取り上げたものを挙げてみます。汚染水の海洋放出問題ではこちらでも昨日取り上げておられます:原発汚染水海洋放出問題について - A0153’s diary (hatenablog.com)

 

2013年8月3日:金曜デモと「今さらの汚染水流出問題」(そもそも総研) - 四丁目でCan蛙~日々是好日~ (hatenablog.com)

2013年9月7日:金曜デモとIOC委員と「川の上に建てた原発」(日経より) - 四丁目でCan蛙~日々是好日~ (hatenablog.com)

2013年9月13日:2年前の幻の遮水壁計画(8/31報道特集より) - 四丁目でCan蛙~日々是好日~ (hatenablog.com)

・TBS報道特集原発の汚染水対策、なぜ後手にまわったか? 幻の遮水壁計画/漁師の怒り」(8月31日土曜日)より
金平キャスター「取材で実は2年前に汚染水の流出を防ぐ抜本的な計画が作成され公表直前にまで至っていたことが判った。なぜこの計画が葬られまぼろしの計画となってしまったのか?」

2年半前の東北大震災の2週間後に総理補佐官に任命され放射線の遮蔽プロジェクトを担当した馬淵澄夫衆院議員に聞く
馬淵氏が中心となった案とは?
馬淵氏「原発建屋の四方を囲み中の水を抜いて表面処理をして封じ込めてしまう。これが唯一の手だと。費用は1000億円、工期は2年あればできるだろう。」

 馬淵氏「どこに壁を作るかという境界の確認を吉田(当時)所長らと一緒にやった」
6月11日の段階で確実に一歩進んでいた。記者発表の3日前まで順調に進んでいた計画が、なぜ実現できなかったのか。

金平「何があったのですか?」馬淵氏「巻き返しをはかられてヒックリ返されたと思います」「どこからの巻き返しですか?」「当初から、この案に対して消極的だったのは東京電力です。記者発表を当初13、14日に準備していたが、6月28日に東京電力株主総会が開かれる、その総会に向けて新たな債務が発生するという発表を避けたいという意向が強く働いたようです」

1000億円に上る工事費用を計上すれば債務超過に陥りかねないと東電はおそれたのだという。さらに馬淵氏は現在進めらようしている計画に対して驚くべき証言をした。
馬淵氏「この凍土遮水壁、凍結バリアについては汚染範囲が狭いところでは効果的であるが・・・ということで、選択肢から落とした
凍土方式は2年前にも検討されたが、しかし効果が限定的だとして採用されなかったというのだ。

馬淵案の記者発表が見送られた後、事態は急展開した。わずか2週間後の6月27日、馬淵氏は更迭され総理官邸を去った。
それから4か月後の2011年10月26日、東電が行った発表(プレスリリース)内容は、海側の遮水壁設置を先行して行うというものだった

「2年前のこんな早い時期に抜本的な汚染水対策が出来ていて、あの時着手していれば・・・」「終わってます!」「今の事態は・・・」「ないです! まー私も言い続けてきました。けれども、残念ながら覆ることはなかったですからね〜」。

2015年8月4日:小出裕章氏「いかさまの新規制基準 廃炉は半世紀で完了しない」 - 四丁目でCan蛙~日々是好日~ (hatenablog.com)

2016年4月2日:金曜デモと豊橋スタンディング、そして「汚染水告発が不起訴処分」 - 四丁目でCan蛙~日々是好日~ (hatenablog.com)

🔲岸田首相の「育休中に学び直したら」には、即、分かってないと:

みんなが怒ったら、記事になったで😊 ■岸田首相「育休中の学び直し」答弁に批判 「育児してない人の発想」 - 毎日新聞
 
 岸田文雄首相が27日の参院本会議で、賃金上昇やキャリアアップに向け、産休・育休中のリスキリング(学び直し)を「後押しする」と答弁した。これに
対し、SNS(ネット交流サービス)では「育児してない人の発想」「オッサン政権」などの痛烈な批判が広がった。28日には「リスキリング」「産休・育休中
」の言葉がツイッターのトレンド入りした。

🔲子育て支援の先進地域の明石市の泉市長もツィッターで:

『猛批判』と見出しにされているが、『あきれている』という表現の方が近い総理も官邸もその周辺も、出産も育児もほとんど関係のない人生を歩んできたんだろうなぁって感想だ。夜も寝れない状態で、何を学び直せというのか。そういう総理こそ、政治を学び直したらいかがか?
 
 岸田文雄首相は1月27日、「構造的な賃上げ」につなげるために推進する、働き手の新しい技能の学び直し「リスキリング」について、産

🔲立憲民主党の河内氏もツィッターで:

総理自身が民主主義の何たるかを学び直された方が良い息子を秘書官にし外遊に同行させ国費で遊ばせている場合ではあるまい。 賃金上昇に向け 産休・育休中の“学び直し”を「後押し」岸田総理
 
 岸田総理大臣は、賃上げの一環として重視する個人のリスキリング=学び直しについて、産休や育休中の人が取り組むことを支援する考え

🔲一度引っ込めた法案を、まさに”ほとぼりが冷めた”と思ってまた出してくるとは:

仲間ではない人は死んでいい、がまかり通ってはいけない」―入管法は今、どう変えられようとしているのか 2年前の記事ですが、問題の本質がそれぞれの言葉に凝縮されています。当時通してダメなものは今もダメ、なんです。人権は「ほとぼり」の問題ではない
 
入管法が今、大きく変えられようとしている。 2021年2月19日に閣議決定され、国会に提出された「出入国管理及び難民認定法及び日本国との平和条約に基づき日本の国籍を
離脱した者等の出入国管理に関する特例法の一部を改正する法律案」は、すでに人道上、多くの問題点が指摘されている。

🔲しんぶん赤旗のスクープによると、統一教会の昨年1月ソウルでのオンライン集会自民党議員が複数協力したのだとか:

統一協会昨年1月にソウルで開いたオンライン集会に複数の自民党議員が協力したと、協会幹部が報告していたことが分かりました。しんぶん赤旗のスクープです。 岩田和親元経産政務官宮内秀樹元農水副大臣がオンラインで参加。岩屋元防衛相らが祝電を送ったと報告されていました。 #統一教会

 

🔲大阪、コロナによる死者数が全国一多いのだとか:吉本の芸人さんによると、高齢者が日本一多いからだとか同居世帯が多いからとか。でもそ高齢者が多いのは、やはり東京、次いで大阪、神奈川です:

Kako(kakopon)さんがリツイートしました

何故大阪が全国一の死亡者数なのか?
 
これがわからない人に 医療対策、政策などできません。
 
もう、コロナ対策は 知事判断、知事裁量なんです!