金曜デモと「安倍改憲政権の正体」

昨日は梅雨の中休みで雨は降らず。朝の生協さんの集配では、セミの声を聞いたから梅雨明けかも…という人も。
残念ながら家の前の桜の木を切り倒されてからは昔ほどセミも聞かなくなりました。もっとも私の頭の中では、耳鳴りというセミが桜の大木分、四六時中鳴いていますが。
庭に出てみたら、昨日は梅雨晴れ間のせいか、蝶々が何匹ももつれるように飛んでいました。シジミチョウより少し大きくてキレイな蝶がジッとしていたので写真に。

◆7月初めての金曜日、恒例の「特別な1日」さんのブログ「梅雨空のブルーと選挙:★0705 大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議」(http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20130705/1373034770)
デモのルポの前にSPYBOYさんの前説というかボヤキというかがいつも的を得ていてかつ勉強になります。今回は参院選前ですので選挙について次のような書き出しで:

参院選挙が公示されたが、気分は盛り上がらないし、まず投票先に困っている(笑)。


本来 政策目標を国民の生活をよくすること(名目GDP拡大&失業率とジニ係数を下げる)、とはっきりさせた上で、政策として経済成長と所得再分配を進める政党があれば、ばっちり票が取れるのではないか。国民の多くが望んでいるのは平和に安全に、そして少し豊かに暮らして生きたいということだけ、だ。だが、どういうわけか、それと一致する政党は残念ながら見当たらない。        

そして、官邸前の様子ですが、前回の倍ほどの盛り上がりの様子を写真を交えて、その中で、<『みどりの風』から比例区で立候補している、前双葉町町長の井戸川かつたか氏>についての報告がまた素晴らしいです。
井戸川さんのスピーチのポイントとそのユニークなスピーチを伝えながら参院議員としてこういう人こそふさわしいのではないかというレポーターさんの考えがとてもいいです。ぜひ、ぜひ、ブログで読んでみてください。

◆◆関西の関電前のレポートは「青空学園だより」さんの「再稼働申請? 」から、コチラも出だしの一部を:

原子力規制委員会は今日,原発再稼働の前提となる安全審査を受けるため,北海道,関西,四国,九州の電力4社が計5原発10基について、新しい規制基準が施行される8日に審査を申請すると発表した.東電は柏崎刈羽原発6,7号機の申請をしようとしたが,新潟県知事の同意は得られず,期限までに連絡がなかった.しかしこれは形式と手順の問題であって,原子力村と旧体制は,再稼働に向けて全速力である.それが今の段階で,彼らの再稼働の方向性は,明確である.(赤・太字 by 蛙)

◇ブログ主の南海さんは、取材に来ていた関西テレビのインタビューを受けて話しておられます。
どんなお話しか、ぜひ、こちらのブログを訪ねて読んでみてください:http://d.hatena.ne.jp/nankai/20130705



◆◆◆さて、ヨガの帰りHさんが私に「戦後史の正体」を返したあと、代わりにと私に貸してくれた岩波ブックレット、読んでみました。ブックレットですので60数頁。発行日が6月4日ですので、5月5日の国民栄誉賞の表彰式について、「長嶋も松井もすばらしい選手だった。だが、この日ばかりは道化に見えた。・・・・華やかなセレモニーの本質はとてつもなく暗く、醜く、薄汚かった。・・・・最高の男たちを利用した安倍首相が憎い。…」というのは「日刊ゲンダイ」から引用されたご自身の記事です。その後の橋下氏の従軍慰安婦問題やアメリカの反応にも少し触れてあります。たしかに「選挙もあるし」と言って渡されたのは意味がありました。
Hさん、以前は私に小沢一郎氏の「日本改造計画」を貸してくれたり、かと思うと竹田恒泰氏の本を「読み〜」と押し付けてくる、ヤンワリと頭の良いお姉さまです。今回は?と思って読みましたが、まさに安倍政権の「正体」が解り、読み終えて打ち沈んでおります、嫌だな〜嫌な時代になるな〜〜と。
◇「安倍政権の正体」、5章に分かれて書かれていますが、各章と見出しを並べるだけでも内容が分ります。改めて書いてみたいと思っていますが、ここでは、第一章から少しと、中抜きで第五章から少し:


一 安倍政権をどう見るか


1. "主権回復の日”に
2. 黙殺される沖縄の怒り
3. 何よりも優先される日米安保体制
4. 安倍政権の本質は何か:
 アメリカの属国であり、かつ大国らしく振る舞うことのできる”衛星プチ(ポチ?)帝国”。 これまでのように戦争を否定せず、アメリカの世界戦略の補完機能を積極的に務めることによって、さらに可愛がってていただける国にしていく。 これがつまり、安倍政権が突き進もうとしている日本の将来像ではないでしょうか。


五、恥ずかしい国へ


 

 安倍政権が目指す”衛星プチ(ポチ?)帝国”が実現した暁の日本を、私はとてもではないけれども愛せそうにありません。虎の威を借るキツネのような植民地根性に満ち満ちて、それでいて独善的な卑しさに溢れているからです。安倍さんの『美しい国へ』『新しい国へ』と続いた自己PR本のタイトルに倣えば、目下の本流は「恥ずかしい国へ」とでも表現すべきでしょうか。
 恥ずかしい国に向かって、安倍政権の最大の応援団を買って出ているらしいのがマスコミです。安倍さんだけが悪いのではない。権力に対するチェック機能がまともに働いていないところに、現代のこの国の不幸があるのだと思います。(後略)

◎花の写真は、ピンクに色づいたアスチルベの花穂、とクロコスミア、和名がお二人のブログでわかりました、「ヒオウギスイセン檜扇水仙)」というそうです。