「永続敗戦論からの展望  白井 聡」

◎昨日に続いて、「永続敗戦論」です。昨年出版された白井聡氏の「永続敗戦論」について、次にコピーする内容は、著者自らの「解題」と、「北風」さんは紹介されています。少し長いですが、とても面白い内容ですので、そのまま載せてみます。”面白い”と言うの…

「母子避難、心の軌跡」と「オリンピックの影で」

◎昨日の日経新聞に出ていた手記の紹介記事です。 手記のタイトルは「母子避難、心の軌跡ー家族で訴訟を決意するまで」で、先月出版されました。 記事によりますと、東電福島第一原発事故で福島から2人の子供と関西に避難した女性が「普通の生活」を手放さざ…

金曜デモと「孤立・例外を恐れず”ひとり”で…」(辺見庸)

●金曜デモ「特別な1日」さんのブログでの報告です。「全部が悪いことばかりじゃない。★0927 再稼働反対!首相官邸前抗議!」http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20130927/1380292678 毎回SPYBOYさんが参加人数を概算で書いておられますが、主催者発表の数字と近…

斉藤貴男著「安倍改憲政権の正体」(2)

安倍改憲政権の正体 (岩波ブックレット)作者: 斎藤貴男出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2013/06/05メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (6件) を見る選挙戦に入りました。NHKだったかの自民党安倍さんのスピーチ、「ネジレをなくして強…

金曜デモと「安倍改憲政権の正体」

昨日は梅雨の中休みで雨は降らず。朝の生協さんの集配では、セミの声を聞いたから梅雨明けかも…という人も。 残念ながら家の前の桜の木を切り倒されてからは昔ほどセミも聞かなくなりました。もっとも私の頭の中では、耳鳴りというセミが桜の大木分、四六時…

白井聡「永続敗戦論」って?

今日二つ目の記事です。atプラス16作者: 水野和夫,山形浩生,孫崎享,白井聡,笠井潔,田原牧,中沢新一,宮台真司,國分功一郎,水口和恵,大竹弘二,絓秀実,大澤真幸,鈴木一誌出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2013/05/08メディア: 単行本この商品を含むブログ (10…

金曜デモと「あれから2年・武藤類子さん」(「いきいき」より)

昨日は金曜日、ブログ仲間さんには紹介するまでもありませんが、私の場合、あちらのAさん、そちらのBさん、こちらのCさんとブログをやってなくて一緒に考えましょうと呼び掛けたお仲間さんへ、今回も是非このブログを覘いてみてと「特別な1日」さんのこの記…

ペシャワール会発足30年、イラク攻撃から10年

中村哲氏のペシャワール会の会報(4月3日付NO.115)が届きました。先日、「天天日記」さん(http://d.hatena.ne.jp/mm3493/20130416#1366121270)で取り上げておられたので、そう、そう、忘れるところだったと思い出しました。会報が届くたびに書きとどめてお…

「おお友よ、この声ではない」(「シラー、べートーベン、ヘッセの流れに立って」)

手元にある「第九条の会ヒロシマ」の会報77号に、2月16〜7日、大阪PLP会館で開催されたという[第16回許すな!憲法改悪・市民運動全国交流集会]の報告記事が載っています。以前、この会のストップ改憲の新聞意見広告に無記名で参加したことがあり、それから会…

「竜馬がゆく」シンポジウム(NHK)

土曜日、腰痛で座っていても痛くて横になり腰にクッションを当て楽な姿勢にしてテレビをつけたらEテレでシンポジウムというのをやっていました。 「竜馬50年」て何?と思ったのですが、出版50年記念の公開シンポジウムのようでした。壇上のパネリストは、紹…

浜田宏一イェール大学名誉教授と小沢一郎問題

昨日はお彼岸の中日で祭日でしたが、ヨガは先生の都合で先週お休みだったのでお稽古日。お天気は曇りのち雨の予報。 ヨガを済ませたら早く帰らないとと思っていたのですが、夫がコーヒータイム前に卵を焼き始めたので??。まげわっぱのお弁当箱にご飯を詰め…

「日本人はなぜ日本のことを知らないのか」(竹田恒泰)

ヨガ仲間のHさんから借りたこのPHPの新書、ずいぶん時間がかかってしまいました。 出だしで一寸引っかかって、読む気が萎えてしまっていましたが、途中から面白くなりました。 日本人が何故日本のことを知らないのか、というタイトルは肯けます。 もうずいぶ…

二人でお茶…と「日本の領土問題」

夫が志賀高原にスキーに行っていて今朝帰ってきました。昨日はゆっくりできる最後の午後(夫が居てもいつもゆっくりしていますが)、Sさんに電話、先週土曜日は京都にお友達と絵を見に行っておられたのでその話も聞きたいし、ということで、二人でお茶にしま…

笑うアケビ(朝日が訂正した「戦後史の正体」書評と大学不認可問題)

今朝のコーヒータイム、父が何やら持ってきてテーブルの上に。 大きな口を開けたアケビです。 昨日、滝道を歩いて100円で買って来たんだそうです。 早速、コーヒーをいつものように淹れて、大きな実の中身を4等分して小皿にとってスプーンを付けました。 母…

ペシャワール会報(No.113)より

昨日出かけた東京、無事お二人にも会って、三菱第一美術館へ。 夕刻からのオペラ観劇も済み、今朝はお天気よく、近くの岩崎邸庭園を訪ねて帰ってきました。 こちらは雨が降り始めて今は竜巻注意報や雨風の警報が出ています。東京も台風の影響で午後からお天…

中国人・韓国人と日本人の違いについて(本)

Sさんから2週間前、いつものように「読むぅ〜?」といって貸してもらった本をやっと読み終えました。 黄文雄著「日本人はなぜ、中国人、韓国人とこれほどまで違うのか」(徳間書店) 竹島、尖閣問題と韓国、中国と領土問題でギクシャクしだし、中国では大規…

健さんとオスプレイと「基地はなぜ沖縄に集中しているのか」

NHKでは土曜と日曜日、6年ぶりの映画「あなたへ」で主演した高倉健さんの密着取材とインタビューを「プロフェッショナル」の枠を越えて放送しました。81歳の高倉健さんが「年を重ねてみないと分らない」と語った内容には引きつけられました。87歳の俳優大滝…

「チェルノブイリの少年たち」

独立系通信社「ジャパンプレス」のジャーナリスト、山本美香(45)さんが20日にシリア北部のアレッポ付近で取材中に死亡したというニュース。最前線の危険な仕事は大きな会社は手を出さず、下請けのフリーの方たちがというのは原発事故収束の現場と同じかな…

「戦後史の正体」と「NRCが原発新設認可凍結」

戦後史の正体 (「戦後再発見」双書1)作者: 孫崎享出版社/メーカー: 創元社発売日: 2012/07/24メディア: 単行本購入: 31人 クリック: 410回この商品を含むブログ (86件) を見る 終戦(敗戦)記念日の前日に読み終えました。 70年近い戦後をこうやって元外交官…

衝撃の戦後史!

昨夜、というか、今日の明け方、なでしこジャパン、残念でした。アメリカとの決勝戦。 あっけなく開始直後に1点取られたのが痛かった。後半も2点目の追加点。それでも、ゴール前、澤選手と大儀見選手の二人で1点返しました。あとは同点の一点が入りそうで入…

内田樹氏と「戦後精神(伊丹十三)」

最近の内田樹氏のブログがまた快調で面白い記事が続いています。 その中で内田氏のこだわりともいうべき「戦後精神論」を伊丹十三論の中で述べています。というよりタイトル通りだと「伊丹十三と戦後精神」なんですが。 第三回伊丹十三賞を受賞したときの松…

クレマチス咲いて・・・テレビで見たというガンダーセン氏

今朝は昨日の雨露をたっぷりつけたクレマチスの写真を撮りました。 天気予報では久しぶりの夏日になりそうですが、朝はヒンヤリしていました。 八重の白いクレマチス、最上段の花が三段咲きの面白い咲き方をしています。つんつん蕾が上がっている一重のクレ…

「福島第一原発 -真相と展望」

アーニー・ガンダーセン著のこの本、夫が読み終えて回ってきました。福島第一原発 ―真相と展望 (集英社新書)作者: アーニー・ガンダーセン,岡崎玲子出版社/メーカー: 集英社発売日: 2012/02/17メディア: 新書購入: 4人 クリック: 121回この商品を含むブログ …

「いま中国人は何を考えているのか」

ヨーガで一緒のHさん、以前にも新書の本を何回か貸して下さったことがあります。 自分では絶対買わない本、読まない本、たとえば小沢一郎著「日本改造計画」や 辛淑玉・野中弘務共著「差別と日本人」という政治家の本を初めて読んだのも、ヨーガが終わって着…

「14歳からの原発問題」(雨宮処凛)

タイトルの雨宮処凛さんの本、途中で矢部史郎氏の「原子力都市」と「3・12の思想」が入ってしまいましたので、やっと先週読み終えました。雨宮処凛さんの紹介は写真に撮りましたのでコチラで→ この本の感想に入る前に、マガジン9条のサイトに、雨宮氏が世田…

「3・12の思想」を読んで

原発関連の本を読んでいつも感じることですが、ただただ大変なものに手を付けてしまったということと、福島原発事故が無ければそのことに気付かなかったことの罪深さ…気が滅入ってしまうような気分で本を閉じなければならない辛さです。 著者の矢部(やぶ)…

「原子力都市」

「さようなら原発1000万人署名」についてご報告です。 署名者数 6,154,043人(4月6日現在) 署名いただいた人数が600万を超えました。 引き続き、よろしくお願い致します。 さようなら原発1000万人アクション (http://sayonara-nukes.org/) 書名の集…

「くった のんだ わらった」

昨日は玄関脇の北の部屋の床を床暖房にする工事日でした。 3・11以後、我が家の脱原発をいろいろ考えました。その結果、太陽光も屋根の傾きが不向き、その他の方法も効率から考えると設備費がかかるだけ。それでは、ガス風呂釜を換えるついでに床暖にしてエ…

「愚かで痛ましいわが祖国へー原発依存から脱却へ」

「文藝春秋」12月号から精神科医・久邇(くに)晃子氏の記事「愚かで痛ましいわが祖国へーどうか原子力政策を転換してくださいー旧皇族出身の女性が3・11に思うこと」を読みました。 同じ女性の立場ということもあるのかもしれませんが、とても共感して読み…

無視され続けた地震予知

父が毎月読んだ後、一月後れで渡してくれる「文藝春秋」。その2011年12月号の記事からです。 「大型企画 真相開封35 アンタッチャブル事件史」という大きな題がついていて、年末特集ということもあって、今まで取り上げられなかった事件の報道、たとえば、…