・「新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の全国一斉臨時休校を打ち出した安倍晋三首相が2月29日、記者会見をしました。」「約35分間のうち約19分間を一方的な冒頭発言に費やし、まだ質問を求めている人がいるにもかかわらず、官邸側はわずか5問で一方的に「終了」を宣言。説明責任を果たさぬまま、安倍首相は私邸に帰宅しました。立ち去ろうとする安倍首相に対し、『まだ質問があります』『最初の質問にもちゃんと答えられていません』とフリージャーナリストの江川紹子さんが上げた声は、国民・市民の率直な声です。」
・「早期に日本記者クラブを活用して、再質問も行える十分な質疑時間を確保し、雑誌やネットメディア、フリージャーナリストも含めた質問権を保障した首相記者会見を行うよう求めます。」
・「日本記者クラブでのオープンで十分な時間を確保した記者会見が実現するよう、各報道機関が首相官邸に要請し、その立場を広く社会に表明するよう求めます。」
・「また、2011年以降、日常的に首相が記者の質問に応じる機会がなくなりました。特に例年3月末に新年度予算が成立した後は、首相が国会で説明する機会も急減します。官邸の権限が増大する一方で、説明の場が失われたままという現状は、民主主義の健全な発展を阻害しています。日常的に首相へ質問する機会を復活するよう、政府と報道機関に求めます。」
●一番下のカッコ内の「キャンペーンに賛同!」をクリックすると賛同できます。
賛同人の井上淳一氏は「止められるか、俺たちを」の脚本と「誰がために憲法はある」の監督。河村光庸氏は「新聞記者」「宮本から君へ」「i-新聞記者ドキュメント」などの企画・製作・プロデューサー。
南 彰 / MINAMI Akira
@MINAMIAKIRA55 3月10日
【賛同人④】
井上淳一(脚本家・映画監督)
河村光庸(映画・プロデューサー)
寺脇研(映画プロデューサー)
坂手洋二(劇作家・演出家)
#まだ質問があります
#偽装会見
🔲2月29日の会見で江川紹子さんが首相に「まだ質問があります」と呼びかけたことがきっかけで、首相や官邸の記者会見のやり方に対して批判が向けられ、まともな記者会見を求めるキャンペーンも立ち上げられました。それから1週間後の3月7日のことです。浪江町を訪問して現地で「ぶら下がり」の会見を開いた首相は、東京から来た官邸記者のみから事前に質問を受け付けて答えるといういつも通りの茶番で済ませようとしたその時・・・現地記者が質問した:
◆7日、福島県浪江町での『ぶら下がり』記者会見で安倍首相に無通告質問をした三浦記者の連続ツィートです。抜けている番号がありますが、引用元の山崎氏のツィッターそのままの引用です:
山崎 雅弘さんがリツイート
三浦英之 「南三陸日記」にPCJF奨励賞
@miura_hideyuki 3月8日
①昨日、安倍首相に質問した。本人はちょっとびっくりしていたが、結果的に私の質問に答えた。内容は彼が五輪誘致時、福島第一原発を「アンダーコントロール」とした発言について。職業倫理の許す範囲でツイートしようと思う
④疑問を感じたのは「最後の行事」だ。安倍首相は浪江町での水素施設の開所式出席後、記者の「ぶら下がり」(簡略的な記者会見)に応じると聞いていた。でも広報担当者に聞くと、参加できるのは東京から随行してくる官邸の記者だけで、地元の記者は参加できないのだという
⑤安倍首相が視察に来るのは東京ではなく福島だ。浪江町は私の持ち場だ。ここには原発事故以来9年間、原発被災地の日常を見続けてきた記者がいる。現地を最も良く知る記者が現地を視察に来る為政者に質問するのは当然だと思ったが、広報に聞いてもぶら下がりの時間も場所も教えてくれない
⑦一群は式典が開かれている施設の裏で首相の来訪を待った。私は誰からも制されず、許可のいる場所にも立ち入っていない。everything gonna be alright だから機会があれば思い切って質問しようと思った。狙いは1点。彼が五輪誘致時に発言した「アンダーコントロール」という表現について
⑧2013年、安倍首相は福島第一原発の状態を「アンダーコントロール」という言葉を使って東京五輪を誘致した。正直驚いた。第一原発の深部にはその直前に入ったが、とても「アンダーコントロール」と呼べるような状態ではなかったから。これはちょっとマズいことになるな、と個人的には思っていた
⑨福島で取材を続けて2年半、その「アンダーコントロール」という言葉が今も亡霊のように漂っているのを感じる。「『復興五輪』があるから」「原発はアンダーコントロールだと首相が言ったから」。復旧や原発をめぐる現場では五輪に影響を与えるような言動がしにくい環境が今確かに福島にある
⑩安倍首相はSPに連れられて現れた。総理番が用意した質問1問に約4分、予定調和的に官僚作文のような見解を述べた。直後に広報が「終わります」と宣言し、首相は立ち去ろうとした。だから私は手を上げて「地元・福島の記者です。質問をさせてください」と冷静に大きな声で言った
⑫私は質問を切り出した。「ここ福島でオリンピックが開かれます。安倍首相はオリンピックを招致する際、第一原発は『アンダーコントロールだ』と言いました。今でも『アンダーコントロール』だとお考えでしょうか」。もちろん事前通告などあるはずがない
⑭回答を聞く限り、安倍首相は、第一原発の危険性を指摘する一部の報道は間違いであり、原発はアンダーコントロールである、私は正しい発信をし、五輪の誘致が決まった、と主張したと理解できた。私はもう1問尋ねたかったが、できなかった。実力不足。あるいは望月記者なら続けられたかもしれない
◆無通告質問をした記者についてです。確かに、"GJ!"=グッジョブ!!です:
山崎 雅弘さんがリツイート
▼あの
にます
@hiroaoya 3月9日
三浦記者は今の南三陸担当以前にコンゴや南スーダンなどアフリカの危険地帯を特派員として現場取材した朝日新聞社記者です。
Twitter始めて以来ずっと信頼出来る発信を読ませて頂いている。今回は安倍の福島第一原発アンダーコントロールにただ1人突っ込んだ。ついでにNHKの安倍忖度が目視出来た。GJ!
▼眞ちゃん!
@antithese_shin 3月9日
朝日の三浦記者の声掛けに応じ帰り掛けた首相が戻り質問に答えた。内容は兎角何時もなら無視してその儘帰るところだ!先日の八百長会見で質問があると食い下がった記者を無視して大非難を浴びた事が頭にあったのだろう!批判する事は大切だ!(それにしても地元の記者の方がしっかり仕事をしている)
▼tombo @Yama_to_Sima 3月9日
返信先: @bSM2TC2coIKWrlMさん
三浦記者や望月記者のような人が増えれば、たとえ社が違っても記者たちは報道者として闘う仲間になれる。しかし少数の例外にとどまるのを許すのなら、記者の敵は記者といわざるを得ない。
◆1日経って、三浦記者の10日のツィッターから:
山崎 雅弘さんがリツイート
三浦英之 「南三陸日記」にPCJF奨励賞
@miura_hideyuki 3月9日
①安倍首相への無通告質問。7日の水素施設開所後に行われた安倍首相の「ぶら下がり」はあまりに「異常」なものだった。当事者たちはその「異常さ」に気づいていないと思う。随行記者団の質問は1問。首相は予定調和的に4分答えたが、その中で「原発」という言葉を一度も使わず、認識も示さなかった
③東京電力も認めるように廃炉は思うようには進んでいない、というか「廃炉とは何か」という最終的な定義さえ決まっていない。東電は「30~40年」というけれど、実際にはどれだけかかるかはまだ誰もわからない。住民が一番不安に思っているのはとにもかくにも廃炉原発の安全性だ(写真は昨年1月)
④でも安倍首相はそれに一切言及しない。ここまで事故原発の近くに来ながら事故原発について一切触れない会見者を私はこれまで見たことがなかった。だから勇気を振り絞って質問した。でもあの場所にもし私以外に地元の記者がいたら、みんな同じことをしたと思う