3月のお茶のお稽古


★★★今週中にも安倍総理はTPP参加表明かという話があります。

カレイド・スコープ」さんのコチラ:http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1913.html

シンガポールから米国市民団体の<ロリ・ワラックさんが訴える「日本のTPP参加は主権の放棄」> の動画もあります。

http://www.youtube.com/watch?v=fm-6DR6o3vs&feature=player_embedded


日曜日の朝のコーヒータイムの時に、二人でお昼前に出かけて3・10の脱原発デモに参加すると話していましたので、月曜の朝のコーヒータイムでは母が「昨日ニュースで出たよ。探したけど見えなかった。たくさんの人だったね〜」と話題に。前日には「安倍さんだって危険なものは動かさないでしょう」と言っていた母ですが、昨日は「厄介な原発は止めないとアカンね〜。なんでもデンキになったからね〜。節電にもっと気を遣わないと」と、脱原発の話になりました。
さて、その3年目を迎える3・11のこの日は、3月のお茶のお稽古日でした。前日の雨とは打って変わって快晴です。あの集会とデモの時間に丁度寒冷前線が通り過ぎたようです。まるでデモ参加者の覚悟?を試すみたいに…なんて考えました。
先生のお宅までの道、Sさんのお家の南向きの玄関先の階段に置いてある金魚鉢、金魚が3匹ゆったりと泳いでいました。


掛け軸は桃の節句にちなんでお雛様。
お花は桃の花に椿の蕾。
香合は陶器の桃の形をかたどったもの。
二重棚がまた変わっています。真ん中の棚板が四方繰り抜いてあって糸巻の形をしています。糸巻棚というそうです。
繰り抜いた面に赤い塗りを施してあって華やかです。黒く見える地は青漆と言って、よく見ると青みがかっています。


棗(なつめ)は黒漆に金彩で桃の花が描かれていますが、蓋の上は立雛が描かれていました。
水差の壺がまたとっても斬新な柄と色とで美しい! 「海の向こう」と言われたので西洋陶器かと思ったら、琉球、沖縄の壺屋焼きというものだそうです。もう20年以上も前に大阪の展示会で入手されたものとか。
壺屋焼きをWikipediaで調べてみたら、琉球の焼き物は古くは、「縄文時代の土器の出土例などが知られているが、より本格化するのは高麗瓦が出現する12、3世紀以降」で、「琉球鹿児島藩支配下に入った1609年以降、中国方面からの技術導入も行われ、1682年、尚貞王の時代に、湧田窯、知花窯、宝口窯の三カ所の窯を牧志村の南(現・壺屋)に統合して、新しい窯場が誕生した。これが現在の壺屋(つぼや、琉球方言でチブヤ)焼の草創である。その後、壺屋焼は琉球随一の窯場となり、その製品は国内消費や交易に利用された」そうで、「琉球使節の「江戸上り」の際、将軍や幕府首脳への献上品である泡盛を入れる容器としても用いられた」ようです。


お茶を二服点てた後、柄杓と蓋置を飾り置きします。
飾り方には3つの飾り方があります。漢字の「入」の字に飾る「いりかざり」と、カタカナの「ト」の字に飾る「トかざり」と「逆トかざり」の3種。
最初に点てたNaさんは「入かざり」でしたので、私は「ト飾り」でした。蓋置はお雛様の絵が描かれたもの。


Naさんが使った蓋置は「春の野」という名前がついていて、ワラビや春の野草が描かれていて、3月、4月と使って良いとのこと。
お干菓子の器は、お雛様尽くしで、これも菱餅の菱形でした。