日差しは日一日と強さと明るさを増して、日暮れの時間も随分遅くなってきました。
4年経った3・11と3・12後の最初の金曜デモ。いつものように東京官邸前を「特別な1日」さんで。
タイトルは「判らないことは判らない:0313 再稼働反対!首相官邸前抗議!」
★「判らないことは判らない」については是非ブログで:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20150313/1426254873
新聞の部数減に入るところをコピーです:
全部が全部、そうだとは思わないけれど、今の日本の議論は右も左も思考停止、現実無視の傾向が強いように思える。日本の具体的メリットやリスクは何か、つまり本当に大事なことが議論されない。それでも与野党ともに政治家が議論できないのなら、それを追及するのがマスコミの役目のはずだが、マスコミは全然役目を果たしていない。
だからマスコミの凋落が止まらない。以前も読売新聞の部数減のことを書いたけど、その勢いは止まらないようだ。部数が凋落しているのは朝日以上に読売なのだ。
◎メルケル首相の来日を早速ポスターにしている方がいますね。ポスター一枚の絵が「南ドイツ新聞」に載ったレポートを要約しています。
◎ドイツとは第2次世界大戦を同盟国として共に戦い敗戦を迎えてから70年を迎える今年、あの大災害とその後の原発事故という世界でも注目されている事故から丸4年を迎えるこの時期、ドイツのメルケル首相は明確な二つのメッセージを柔らかに伝えるための来日でした。
ドイツの新聞は、<メルケル首相、「丁寧な批判」という形での日本訪問>という記事で伝えています。日本語に翻訳した記事によりますと、「批判せず、描写する」というメルケル首相の方法では(でも!)安倍首相には通じなかった。原発については再稼働を明言されたし、戦後の反省を促したことでも日本側の無理解を伝えています:
日本がこうしたオブラートにくるまれた批判をどのようにかわすかが端的に見て取れたのがNHKのメルケル首相訪問の扱いであろう。会合の場所がかの悪評高き朝日新聞であったということを、NHKの報道は伏せた。そしてメルケル首相のスピーチに関しては、ごく一部を抜粋したに過ぎず、そこでは「ドイツが和解への意志を持った近隣諸国に恵まれたことは幸運だった」ということだけが紹介された。彼女の言葉の中での「自らの責任を引き受けなければならない」という部分はカットされていた。安倍首相もまた、共同記者会見においてメルケル首相のスピーチにはまったく触れなかった。
◎そして「より実りのあった、天皇との会談」という項目で締めくくっています。
★「南ドイツ新聞」の「メルケル独首相の訪日レポート」全文はコチラで:http://mnagasaka.exblog.jp/21619371/
◎SPYBOYさんが写真に撮っておられる播磨屋のトラックのデカ文字。今回は意味不明じゃなくてよくわかりますね。「誰が守る罪なき子供ら/子供守れずに何が国か政府か」、もう一つは「食料安全保障ゼロの国」、最後は「自衛隊よ平和的に起て」。最後はやっぱり???かな。
☆★関電前は「青空学園だより」さんが「四年目の3.11に」と題してルポを書いておられます。写真と一部をコピーさせていただきます:(全文はコチラで:http://d.hatena.ne.jp/nankai/20150311)
今日は3.11関電前行動の日.もうあれから4年なのだ.こちらは高校生に数学を教える仕事をしている.あのとき合格した子が,もうこの春は大学院に行くと連絡をもらったこともあり,大学生が学生生活を送っただけの時間が過ぎたのだと,いささかの感慨もあって,出かけた.昨年の3.11は「国破れて山河もなし−3・11に」にも書いたが,こちらが病み上がりで久々に街頭に出た日であった.あれからもう1年という個人的な感慨もあった.先週ゴローが死んでから,運動不足を補うために心がけて歩いている.それで,今日は阪急梅田から堂島まで歩いた.速歩で25分というところであった.少し春めいてきたが,それでも海に近い大阪堂島は寒い.多くの人が集まってくる.午後7時に150人くらいで始まった集会も,人が増え続け,300人にはなっただろうか.定例の行動とはまた違う熱気があった.
梅田の駅前で,若者が数人,いわゆるラップで歌を歌っていた.その内容は,「いつの間にか戦争,ものも言えない今,何が再稼働」と安倍政治を批判するものだった.それをやっている.少しずつ若い人が動いている.多くの人はそれを聞こえないふりをして通り過ぎるが,立ち止まる若者もいる.こちらはしばし聞いていて,それからまた歩いた.
そして福島はもとより,東京の核汚染も深まっているのではないか.<首都圏の放射能汚染>東京ドーム1.34μSv/h、ディズニーランド0.42μSv/h、渋谷ハチ公前、フジテレビ、成田、羽田… 除染基準0.23μSv/h超の場所 3/20号フライデーよりなどを読むと,「オリンピックなんて悪い冗談です」という小出さんの警告が,いよいよ現実のものとなってきている.関西に住むものが安易にはいえないのだが,一様ではないがしかし汚染部分がやはり点在する.オリンピック東京開催など夢のまた夢という段階になりつつある.
こうして,歴史はだんだんと煮詰まりつつあることを感じる.現実の歴史の煮詰まりは,しかしその変革を担う人々が登場しないかぎり,その人々が新しい時代の政治の形を見つけてゆかないかぎり,より一層の反動を生みだすのも事実である.これは歴史の教訓である.二度愚かなことをやらねば,歴史の教訓として根づかない.これも歴史の教訓である.核惨事は第二の敗戦であった.福島を覆い隠して風化させ,終わったことにしようとする安倍政治は,人々がこの二度目の愚かなことから学んで,原発政治,原子力村と旧体制をやめさせ廃絶しようとすることを恐れているのだ.それでも,私は希望をもつ.その芽を現実に確認する.どれだけ紆余曲折を経ようとも,歴史他到達すべき段階に必ず到達するのだ.
◎引用が多くなってしまいましたが、同じ思いを重ねて5年目を迎えています。