「くらべない生き方」

くらべない生き方―人生で本当に大切にするべき10のこと作者: 鎌田實,大平光代出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2010/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (2件) を見る帯の内容紹介から:困難な時代を生きぬく10の対話:…

「愛国心について」

「内田樹の研究室」を覘いているうちにColumnsという過去のリストの中に「愛国心について」(1999年4月)というのを見つけて読んでみました。http://www.tatsuru.com/columns/simple/08.html ちょっとしたショックを受けました。加藤典洋氏の「敗戦後論」を…

「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」(2)

それでも、日本人は「戦争」を選んだ作者: 加藤陽子出版社/メーカー: 朝日出版社発売日: 2009/07/29メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 31人 クリック: 501回この商品を含むブログ (215件) を見る最後の第五章の「太平洋戦争」、この中にも興味深い項目…

「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」(1)

それでも、日本人は「戦争」を選んだ作者: 加藤陽子出版社/メーカー: 朝日出版社発売日: 2009/07/29メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 31人 クリック: 501回この商品を含むブログ (215件) を見るブログに、難しくてナカナカ進まないと書いた(5・24)の…

心騒ぐ花の季節遅々として進まぬ読書

それでも、日本人は「戦争」を選んだ作者: 加藤陽子出版社/メーカー: 朝日出版社発売日: 2009/07/29メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 31人 クリック: 501回この商品を含むブログ (215件) を見る一月ほど前の誕生プレゼントにリクエストした本がこれ。 …

[在日」を読んで

在日 (集英社文庫 か 48-1)作者: 姜尚中出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/01/18メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 116回この商品を含むブログ (39件) を見る先週、新書の「悩む力」を借りたとき、同じ著者の姜尚中(カン・サンジュン)著の文庫本「在日…

[悩む力」

一昨日、私のお友達の中では最高齢の82歳の方からお電話を頂きました。病院の待合で読む本を貸してほしいということで、先日の新書大賞1位、2位の2冊を今日待ち合わせ場所に持って行くことになりました。昨日、ヨーガへ行ったら、以前に新書の「小沢主義」を…

「星守る犬」

星守る犬作者: 村上たかし出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2009/07/07メディア: 単行本購入: 35人 クリック: 368回この商品を含むブログ (194件) を見る昨日、息子が手渡してくれた本。泣かせる本のトップに選ばれたマンガだそうです。[「ダ・ヴィンチ」BOOK…

鈴なりのウインタークレマチス(「差別と日本人」)

ベル状の花が精一杯開くとこんな感じになります。真っ白な鈴が文字通り鈴なり 先日、ふらっと本屋さんに入って平積み本を見て歩きました。龍馬関係がズラッと並んでいるのに驚きました。 そして、私が選んだのは、野中広務さんの本。後藤田正晴さんとか野中…

[日本辺境論」(おすすめの”お掃除本”?)

日本辺境論 (新潮新書)作者: 内田樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/11/01メディア: 新書購入: 29人 クリック: 793回この商品を含むブログ (355件) を見る「日本人とは何ものか? 鍵は「辺境」にあり!」と赤い帯にはキャッチコピーが。 著者の内田樹(タ…

司馬遼太郎の「日本人の二十世紀」

冬薔薇③ この寒さで開ききれるでしょうか? 「文藝春秋 十二月号」より <特別企画「坂の上の雲」のあとさき 日本人の二十世紀(再録) 司馬遼太郎> 15日と16日のブログで少し触れたこの司馬さんの論文、読み応えがありました。 今なぜ「坂の上の雲」なのか…

最近の普天間問題

今週に入ってからでしょうか、民放のニュース番組のキャスターやコメンテーターの発言が少しづつ変わり始めています。 鳩山総理の「時間をかける」という意味を考えようという変化でとってもいいことだと喜んでいます。早く井沢元彦の「逆説の日本史2」の感…

[半島へ、ふたたび」を読んで

半島へ、ふたたび作者: 蓮池薫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/06メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 55回この商品を含むブログ (35件) を見る先月、母がお友達と千里でデートをして帰ってきたら、二人で蓮池薫さんの「半島へ、ふたたび」を買ったと…

「あの戦争から遠く離れて」を読んで

昨日、昼間、一人でこの本を読んでいた時、電話がありました。用件が終わった後、聞いてみました。「1日里親、どうだった?」彼女は養護施設の子供を夏休みの1日(一泊2日)預かるボランティア活動を数年前から続けています。今年は小学校1年生の女の子で、2…

[あの戦争から遠く離れて」

4月中頃からNHKで放送された土曜ドラマ「遥かなる絆」の原作を読み終えました。 この作品はすでに大宅壮一ノンフィクション賞の受賞作品で高い評価を得ています。 「帯」と「カバー」の紹介分を引用しておきます。 21歳の秋、旧満州に飛び込んで、中国残…

「ドナウの叫び ワグナー・ナンドール物語」

不思議な物語を読みました。こんな人物がいたこと自体が奇跡というかフィクションのような・・・ドナウの叫び―ワグナー・ナンドール物語作者: 下村徹出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2008/11メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 18回この商品を含むブログ (…

「日米同盟の正体・迷走する安全保障」孫崎享著・講談社現代新書

日米同盟の正体~迷走する安全保障 (講談社現代新書)作者: 孫崎享出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/03/19メディア: 新書購入: 7人 クリック: 174回この商品を含むブログ (58件) を見る5月の連休前から読みかかった本ですが、大変読み辛い本でした。内容が…

「ジャック・アタリ緊急インタビュー」(「21世紀の歴史」)

このブログを今年になって始める切っ掛けになった本、このブログの最初「はじめまして」でも触れた 「21世紀の歴史」の著者のジャック・アタリ氏のインタビュー番組が今朝NHKで放送されました。 去年、この本を読んで、未来の暗さに衝撃を受けました。そ…

村上春樹エルサレム賞授賞スピーチ

イスラエルの文学賞「エルサレム賞」の授賞式で2月15日夜、受賞者の村上春樹氏が記念講演をしました。そのスピーチは新聞でも取り上げられ、スピーチの一部が報道されました。今回全文を入手しましたので、拙い訳文ですが、紹介したいと思います。その前に私…

「17歳のための 世界と日本の見方 セイゴウ先生の人間文化講義」

これは私がお正月に読んだ「誰も知らない世界と日本の間違い」の姉妹編、ではなくて、逆ですね。今回読んだ「17歳のための・・」が先で2006年、「誰も知らない・・」がその続編で、私の方がさかのぼって読んだことになります。この本は、著者の松岡正剛氏が1…

「奇跡のリンゴ」

今この人の名前を新聞の書籍広告やテレビで見ない日はないくらいの脳科学者・茂木健一郎がホストをしている「プロフェッショナル仕事の流儀」というNHKの番組があります。以前、中島みゆきのテーマソングが印象的だった番組「プロジェクトX]が終わった後、こ…